ドラムノウハウサイトの歴史
気が付けば、もうこんなに時が経っていたのか!、という感じがするのが、私の運営する楽器(ドラム)ノウハウサイトです。
2008年の夏にサイトを作ろうと思い至って、HTMLを独学で勉強し、素人ながらもサイトを公開したのが同年の年末です。実際に訪問者がページを見始めるようになったのは、年をまたいだ2009年1月からなんですが、それを加味しても、もう10年以上の時が経ったことになります。
思い起こせば、素人ながらにサイトを始めて、いろいろありましたね。
個人的に印象に残っているのが、以下の2つの出来事です。
- 書籍出版のお誘い
- YouTubeパートナーシップへの参加
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。
書籍出版のお誘い
フリーランスで楽器関連の書籍や雑誌の編集をしている方から打診をいただきました。ツーバスをテーマにしたドラム教則本を出版する予定だったらしく、私のサイトを見て連絡していただけたということです。
その方が編集した書籍は普通に書店で売っていて、私も読んだことがあります。残念ながら、私のちょっとした頑固な考えで書籍化は見送ることにしましたが、非常に嬉しいお誘いに、ただただ感謝という思いしかありませんでした。
YouTubeパートナーシップへの参加
別段特別というわけではないと思いますが、動画を扱っていくなら収益化を見越してYouTubeパートナーになった方がお得かな、という軽いノリで審査を受けました。2010年1月に最初の審査を受けましたが、その時は残念ながら落ちてしまいました。
まあ、それがきっかけで火が付いたわけなんですが、その後さらなる動画の作成やサイトの強化・更新を続けて、初回審査から約8ヶ月の期間を費やしたのち、再審査を受け、その結果、見事合格することができました。凄く嬉しくて、一人部屋の中ではしゃいでしまったのを覚えています。
収益に関しては、ぼちぼちといったところです。一般の人が誰でも興味を持つ内容ではないので、どうしても見る人の全体数が小さくなります。マニアックと言えばマニアックなのでそれも仕方ないことですが、毎月数千円ほどです。
ネットの広告収入で、月に5,000円未満の人の割合が約7割くらいなのを加味すれば、YouTubeだけで数千円ならまだマシな方かなとも思います。まあ、もっと一般向けの動画なら、もう少し上がるかと思いますが。
苦労話もあります
画像や動画、テキスト文章といったサイトを構成する要素、その稚拙なレベルになかなか四苦八苦しましたね。特にサイトデザインに関してはちょっとした黒歴史です。
2009年の初期デザイン
現在はMusibleというサイトになっていますが、当時は2Bass Metal Drummers(2BMD)という名前のツーバス特化型サイトとして運営していました。その時のデザインがこれです。今振り返ると、なかなかお粗末な作りです。まあ、独学で1番最初の公開というのを鑑みたら、及第点かもしれませんが。
以降のデザイン1
お粗末ながらも、少しずつ改善を加えていきました。画像の編集やバナー作成も少しずつ学んで、実践していきました。まあ、それでもまだまだなレベルですが。
以降のデザイン2
このあたりからある程度かたまってきましたかね。現在のデザインと細かい部分は違えど、根本的な部分では同じになります。
2013年のデザイン
元々、私には絵心が無いので誰もが驚くようなデザインにすることは叶いません。そこが弱点ではありますが、それでも普通レベル位にはなりましたかね。
WEBサイトには基本的な型がありまして、それをなぞればそれなりのモノが作れます。ただ、当時全くの素人でしたからそれさえもわかりませんでしたし、沢山の素晴らしいデザインのサイトを見ては良く参考にしてました。
2015年のデザイン
今までトップページは情報を密集させてコンパクトにしていましたが、この頃から広く大きく取るようになりました。ロゴとかもちょっとだけバージョンアップしたり、メインカラーを赤にしてみたり、プログラムを用いてナビゲーションメニューをドロップダウンにしてみたりと、部分的に手を加えています。この時のデザインが一部、今でも使われていたりします。
2017年から現在のデザイン
2017年を境目に3つのサイトを統合してMusible(現サイト)が誕生しました。統合を機にWordPressというブログ構築システムも導入。その時の経緯は『HTMLで制作した複数のサイトを1つのWordPressにまとめた経緯と理由』でまとめています。
WordPressではデザインをテーマとして簡単に変更・修正ができるようになっています。とはいえ、デザイン自体はある程度できるようになってきていたので、他の人が作ったものを使うより1から自分でやってみようと考え、WordPressの勉強と併用してデザインを作っていきました。そうしてできたのがこのデザインです。ここから普通のレベルのデザインくらいにはなったのではと思います。まあ、まだまだ素人臭さは消えていませんが。
今でこそ、ある程度は形になったかなと思いますが、センスがさっぱりな私にとって結構大変なのがデザインでしたね。
サイトとして変わらないこと
少しずつ改良を加えて今に至ったとはいえ、これで終わりというわけではありません。もっと改善できることは沢山あると思いますし、磨きをかけられる所も多々あると思います。技術の進歩にちなんで、いろいろ変わってくると思いますし、この先どうなるかなんて誰にもわかりません。
ただ、どれだけ変わったとしても、サイトとして変わらないことがあります。
それは、「ユーザーにとって有益なサイトであること」です。
ありがたいんですよ。私のサイトを見てくれて、「参考になりました」「わかりやすいです」なんて感謝のメールまでくれて。本当にね、それを読んだ日には舞い上がってしまいそうになりますよ。
もちろん、いろいろな悩みも相談されます。文章では説明しきれない部分もあり、未熟で拙い文章も多々あるので、わかりやすい所もあれば、わかりづらい所も沢山あります。なるべく細かい所まで説明することを心がけてはいますが、なかなか上手くいかない方が多いですね。
まあ、だからこそ、最悪『見てもらう』ことで何かしらヒントでも得てもらおうと、動画などを作成し始めたわけなんですが・・・これがまた大変なんですよね。
機材を持ち込んでのドラム録音を全て1人で行っています。さすがにレコーディングスタジオを借りるのはコストがかかり過ぎるので、普通のリハーサルスタジオをレンタルして、そこに機材を持ち込みセッティング。限られた時間の中でレコーディングしています。
いろいろ大変な面もありますが、それ以上に『形に残せる』魅力の前では、その苦労も吹き飛んでしまいます。自分のプレイを客観的に見る(聞く)というのは非常に重要です。私はビデオカメラを持っているので普段の練習は三脚を使って設置・撮影していますが、今はスマホやタブレットなどで代用できるので、それを使うのもいいかもしれませんね。まあ、私は試したことが無いので、どこまでの出来になるかはわかりませんが。
サイトの今後について
今後はサイトをふまえての成果を確認していけたらなと思いますね。
実際、自分のやり方を掲載していったはいいですが、それはあくまで私の今までの経験を語っただけに過ぎません。一般的に言われている事ももちろんありますが、個人的な考えもあります。これが良かった・悪かった、といった経過を知ることがほとんどないので、本当の意味でサイトが有益だったかどうかを見極める機会が無いのが、なかなか残念です。
そういう意見があれば、送っていただきたいものです。既に出来上がってしまった私には、その過程を知る術は無いので非常にためになります。もちろん、さらなる向上にむけて、自分に取り入れていけるものはどんどん取り入れていきたいですし、なにより検証できれば、より有益な情報を提供できると思います。それを見たユーザーのさらなる向上につながるなら、万々歳と言えますしね。
悩むユーザーに情報を提供し、検証を重ね、結果を振り返る
そうして、お互いより高め合うための橋渡しができるサイトに、今後していければと思います。