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[ドラムスコア] アンホーリー・ウォーズ / アングラ

ツーバスの技を磨きたいならANGRA(アングラ)を聴くのが1番!
中でも特に勉強になるアルバムRebirth(リバース)からUnholy Wars(アンホーリー・ウォーズ)を紹介します。
ドラマーはAquilles Priester(アキレス・プリースター)

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曲解説

テンポ175

ツーバスドラマー泣かせのテンポ175での疾走系ナンバーです。Part1・2に分かれていて、それに応じてテンポも変化します。Part1はテンポ95、Part2はテンポ175と165。全体の流れとしてはテンポ95→175→165→175→95の順で変わっていきます。Part1はブラジル(出身国)特有のノリのいいリズムからですが、フィルインを合図に曲調がガラリと変わります。ここからがツーバス連打(Part2)の始まりです。

体力勝負のツーバス連打

Aメロ、Bメロは共にツーバス連打というかなり体力勝負な曲になっています。

高等3連リズム

体力勝負で終わるわけがないのがこの曲で、本当の腕の見せ所はその中盤にあります。1度曲が落ち着いたかなと思った矢先に3連による超高等技術のリズムが待ち構えています。私が最初に聴いた時の感想は「何じゃこりゃ!」でした。

この3連の基本的な足順はオルタネート、つまりは右左と踏むのですが、フレーズの中に見え隠れする一瞬の高速連打が特に難しく、後から聴いても思うのですがなんとも意味不明な足技になっています。曲だけ聴いてもかっこいいのにここまでされたらかないませんね。ドラマーのアキレス・プリースターはいとも簡単に踏むので同じツーバスドラマーとしては鳥肌ものです。

ちなみにアキレス・プリースターの実際のプレイではほとんど右側のリモートハイハットを叩いています。ハイハットをもう1組リモートで用意し、ライドシンバルの横にセットします。こうすることにより手をクロスさせずにオープンに(ライドを叩いている時みたいに)して叩くことができるので体力の消耗を減らすことができます。

手をクロスして叩くのはドラムの基本的なフォームですが、実際のプレイではスティック同士が当たらないように配慮しなくてはなりません。1分1秒が体力勝負のメタルではそういった少しの配慮でもしんどくなる時があります。試しに連打のリズムで左のハイハットから右のライドシンバルに変えて叩いてみて下さい。疲れ具合に違いがあるのがわかりますから。

これを防ぐ意味でもリモートハイハットは用意しておいた方がいいでしょう。体力に少し心配のある人はこの方法をぜひ試してみて下さい。かなり違ってくるので結構助かります。

フレーズ解説

テンポチェンジ時のフィルイン(1:24~1:30)

テンポチェンジ前フィルイン

テンポチェンジ後フィルイン

2小節ずつに分けていますが実際は繋げて演奏します。ただし、その間でテンポチェンジが入り前半2小節まではテンポ95、後半2小節からテンポ175に変わります。

前半のフィルインを叩いている間でも、頭の中では次の175のテンポを考えていなければいけません。フィルインばかりに集中しすぎて次のテンポが狂わないように注意して下さい。後半のフィルインは手足を使ったコンビネーションフレーズです。手手「RL」・足足「RL」の順序を織り交ぜて使う基本的なパターンです。入れやすい反面ハシりやすいので、ちゃんとテンポに合わせて叩くようにしましょう。

イントロ(1:30~)

イントロ

イントロのメインリズムになります。なるべくペースを守って叩きましょう。ここからがんばり過ぎると後々しんどくなりますよ(笑)

Aメロ(1:41~)

Aメロ

ツーバスの連打が続くので遅くならないように注意しましょう。特にこのフレーズの時になりやすいので、しんどくてもテンポを守って叩きましょう。

Bメロ前半(2:24~)

Bメロ前半

1、3拍のスネアはビシッと決めましょう。このスネアが良いタイミングに来るとフレーズがすごく安定します。ここらへんでかなり疲れてくると思いますが、まだまだピークではないので泣き言は言えませんよ(笑)

Bメロ後半(2:35~)

Bメロ後半

この曲で1番しんどい所がここです。手がかなり忙しく、連打後、さらにこの変化形フレーズを叩くのでかなり体力の消耗が激しくなっています。右手をハイハットからフロアタムに変えたと考えればわかりやすいですね。

左手の移動をスムーズにかつ速く動かせれば大丈夫だと思います。テンポが速い為、1小節目の4拍目の所で手が詰まりやすいので気を付けて下さい。ここを乗り切れば後は勢いをそのままサビに持っていく形となるので、なるべくスピードはそのままで勢いをぶつける感じで叩きましょう。

サビ(2:46~)

サビ

ツーバスの変化形フレーズです。右手はずっと8分ではなく、途中で4分に変わるちょっと変わった刻み方になっています。しかし、それが意外にやりやすかったりするので、そこまで難しいということは無いでしょう。それでも違和感があるというのなら、8分でずっと刻んでいっても大丈夫です。

足に関しても『ドドドド』とそれに2発足したパターンなのでそこまで難しくないと思います。しかし最初からすぐにはできないと思うので、まず基本のリズムで足だけでも練習しておきましょう。

譜面例

足だけ同じにしたパターンです。これができれば後はスネアを2・4拍からオモテ打ちに変えるだけでOKです。バスドラはギターのバッキング・ベースとユニゾンしているので、ズレると致命傷になります。自分だけでなくギター・ベースの音もよく聴き、16分1発1発合うようにします。これがきっちり合わないとグダグダに聴こえて気持ち悪くなります。曲のサビということもあるのでバンドでの練習もしっかりとしておきましょう。

3連リズムパターン1 (3:14~/3:25~)

3連リズムパターン1

アキレス・プリースターの十八番と言えるパラディドルを使ったリズムパターンです。この譜面ではダブルパラディドルを使い演奏します。ダブルパラディドルの手順は『RLRLRR・LRLRLL』で、これを各楽器に当てはめた譜面が上の譜面です。かなり複雑で難しいパターンなので順を追って説明します。

ダブルパラディドル『RLRLRR・LRLRLL』の手順を覚えます

これができないと先に進めません。まずはこのフレーズを体に教え込みましょう。

手で叩く場所を1拍1拍別にして覚えていきます

1小節で考えるのではなく1拍で考えるようにします。1拍ずつ計4つと考えて別々に練習。できるようになった後で繋げて1小節として練習します。どこを叩くか頭で考える必要がない位体に覚えさせれば大丈夫です。

手と足を一緒にして叩く

手ができるようになって初めて足と合わせます。足のフレーズは3連で、1拍ずつで左右変わるのでちゃんと合うようにアタマを意識しましょう。

ドラムセットを使ってもっとわかりやすく説明します

1拍目の叩く順番2拍目の叩く順番3拍目の叩く順番4拍目の叩く順番
右手は赤左手は青で記しています。

1拍1拍別々にして叩く場所に番号をつけています。「譜面は見づらい」、「セットで叩く場所を見る方がわかりやすい」という人の為に用意しました。こうすればよく解りますね。ただ割り当てられた楽器を番号順に叩けばいいだけです。

複雑で難しくなればなるほど細かく分けるようにします。慣れてくると一定の動きというのが解ってきます。それまではまるべく解りやすいようにして練習していきましょう。このフレーズは手と足が3連で同じになっているのでズレるとすぐわかります。ズレた時はいったん止めてまた最初からやり直しましょう。

譜面の4拍目のR部分にマルをしています。コツはこの部分である程度できるようになったらここを意識するようにします。それによって右手の移動の最終地点、その後に左手のダブルを入れるというふうに意識できるからです。ただし、この時1つ注意してほしいのがこのRはアクセントではないということです。

ライドシンバルから手を戻してフロアタムを叩く際に勢い余って強く叩きがちになります。そうなるとフレーズの聴こえ方が若干変わってくるのでいただけません。あくまで他の音と同じ位に叩くことによってキレのある滑らかな流れになります。意味を持って強く叩くのなら別ですがここではとりあえず抑えて叩きましょう。

こういった忙しいフレーズを叩く時がチャンスです。忙しそうに叩いている割には音がきれいでスムーズに聴こえるとそれだけでクールに見えるものです。難しいフレーズこそ何気ない顔で叩くからかっこいいのです。意外に視覚的効果もあるのでばっちりできるようにしておいて下さい。

3連リズムパターン2 (3:20~)

3連リズムパターン2

練習の仕方によるのですが、さっきのフレーズのように1拍1拍ではなく右手と左手というふうに片手で考えることもできます。このパターンが良い例で、そうすることによってある一定のパターンを知ることができます。

右手だけで考えていきましょう。
最初はクラッシュシンバルです。
クラッシュの次はライドシンバル。
その次にロータム。

フロアタム。ライドシンバル。ロータム。
フロアタム。ライドシンバル。ロータム。
フロアタム。ライドシンバル。ロータム。

はい、もうお分かりですね。フロアタム→ライドシンバル→ロータムの順番で右手は動いています。ここで1つ注意点があります。実際の本人の演奏ではロータムではなく、フロアタムを叩いています。この時のドラムのセッティングではフロアタムが3つも用意されていました。このフレーズはその3つのうちの2つを使ったアプローチ方法です。

右手の動き

端から見ると右手は円を描いている様に見えます。その動きこそこのフレーズの1番重要な所です。 解りづらいかもしれませんが、左図のような動きです。

ただ残念ながら、フロアはほとんどの所は1つしか置いていません。1つのフロアではこの動きを再現できず、2つ以上なら買うか借りるかしないといけません。練習の際はなるべく基本セットに従って行ないたいので、ここでは用意する手間を考慮し、手の動きを取り入れたいのでロータムで代用しています。

では話を戻して、最初のクラッシュシンバルをフロアタムに置き換えると丸々一緒のパターンになります。逆に言うとアタマにクラッシュを入れたければフロアタムからクラッシュに変えるだけでいいのです。

同じように考えると左手も簡単に考えることができます。左手はスネア→スネア→フロアタムの順ですね。パッと見すごく複雑なフレーズでもちょっと目線を変えるだけで驚くほど簡単になります。

ドラムの場合はこういったことがよくあります。この一定のパターンに気づくか気づかないかで練習時間が大幅に変わります。もちろん知らないと時間を大幅にロスすることは言うまでもないでしょう。ただし、簡単といっても両手足を繋げると難しいままですけどね・・・(笑)

3連による超高等技術のリズム (4:38~)

3連による超高等技術のリズム

このリズムに関しての詳しい解説は3連と6連を使った超難関ツーバスパターンでしています。

3連リズムパターン3 (5:01~)

3連リズムパターン3

初めて目にする譜面でも試しに叩いてみると意外にできたりするものです。なぜかというと、以前どこかでそれと良く似たフレーズを練習しているからなんです。ドラムとはそういう楽器で、基礎がしっかりできていれば後はちょっと変えてやることで、さらに多くの複雑なフレーズにまですることができるのです。

沢山あるように思えるリズムパターンでも、骨格となるのは基本のパターンです。ならば、その基本のパターンをしっかりと習得していれば、その応用は少しの練習でできたりします。まあ、そこまでいくのがドラムの場合難しいのですけどね。

では、譜面を良く見て下さい。実はこの譜面は1つ前の『3連リズムパターン2』の譜面と手の順番が一緒なんです。しかも違っているのは右手の叩く場所だけで、さらに言うとパターン2の譜面より簡単になっています。

パターン2はフロアタム→ライドシンバル→ロータムの順番でしたが、パターン3はライドシンバル→フロアタムという順番で叩くだけです。

前のと同じじゃだめなのかと思うかもしれませんが、「ちょっとニュアンスを変えたい」、「同じフレーズっていうのはちょっと」と思うことは良くあるんです。プロならなおのこと、1つ1つの音にもこだわりがあります。こういった考えを知ることも上手くなる為の1つの手段なので面倒くさがらず練習していきましょう。

3連リズムパターン4 (5:13~)

3連リズムパターン4

『3連リズムパターン1・2』で効率のいい練習の仕方を紹介しました。それを使って練習していきましょう。『3連リズムパターン3』と良く似たパターンで3より左手が忙しくなっています。

右手はフロアタム→ハイハットの順番。ちなみに、ここのハイハットはリモートで用意した右側のハイハットです。左側のハイハットでは速さ的にも無理があります。右側に用意できない時はライドシンバルで代用しても大丈夫ですが、その場合は叩く位置に注意しましょう。

この曲ではパターン3の次にパターン4に変わるので変化をつける意味でハイハットに変えています。ライドを使うとパターン3との変化を付けにくくなります。左手の音数と右手の叩く順番で既に変化を付けているとはいえ、聴いた感じはっきりわかるようにする為にここではライドのカップ部分を叩くといいでしょう。

それ以外でならエフェクト系も効果的です。シンバルの叩き方を工夫して上手く聴かせていきましょう(エフェクトシンバルとはクラッシュシンバルの小さい版です。特徴的な音が出せるので良く使われます)

左手が特に忙しく、前半がハイタム→スネア→ハイタム。後半がフロアタム→スネア→ハイタム。左手は行ったり来たりを繰り返すので正確かつ迅速な手の移動が要求されます。スティックは強く握らず手首のスナップを利かせ、叩いた時の跳ね返りを上手く利用して叩きましょう。特にスネアのリムショットがブレやすいので、移動に集中しすぎて楽器の音を殺さないようにして下さい。

ちなみにあなたは気が付きましたか?ハイハットだけで見ると4拍3連になっていることに。『3連リズムパターン3』でも出てきたのですが、パターン4では少しズラした形になっています。叩く場所や音数、リズムまでも使ったこのパターンを練習するだけで沢山のことを勉強できるようになっています。さすがはプロ。学ぶことが多いです。

体力勝負

練習の際にこの曲を叩きますが、本当に調子が良い時でないと納得いくプレイができないほど難しい曲です。体力勝負で疲れても休ませてくれない3連フレーズ。それが終わったかと思った矢先に、体力勝負の連打。

この曲は私の中で永遠のテーマです。いかに納得できる形で叩けるかによって、その時の調子が決まってきます。まあ、私の場合は主に連打の持続力の基準になっていますが。言っておきますが、生半可な覚悟では到底できません。連打が始まってからBメロまでもたないほどの曲ですから。

あなたはどこまで体力に自信がありますか?
ツーバス技術と体力の勝負!
この曲を完璧に制覇できたなら、向かう所敵なしと言えます。

※楽譜について
楽譜(譜面)は耳コピを基に作成しています。細かい部分まで聴き取り自信をもって記譜するつもりですが、各ドラマーなりの手癖、ハイハットや各シンバル、ゴーストノートを使用しての細かなフレーズや音質上、聴き取りづらいフレーズに関して正確に記譜できない場合があります。「絶対にこうだ」という保証はありませんので予めご了承下さい
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