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バケラッタと6連符を使ったアキレス・プリースターのツーバスパターン

バケラッタと6連符を使ったアキレス・プリースターのツーバスパターン

アキレス・プリースターらしい非常にテクニカルなツーバスパターンです。バケラッタに6連符も入っていて、この人のツーバステクニックは過去にもいくつか紹介しましたが、今回も負けず劣らずの難しさです。

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譜面と音源

譜面

  1. テンポ115
  2. 何度も繰り返されるカッコで記した部分
  3. 2小節目の3・4拍目

何度も繰り返されるカッコで記した部分

テンポ自体は遅いながらも所狭しといろいろな音符で埋め尽くされたハイレベルな内容です。

譜面のカッコで記した部分が、このパターンのキーポイントとなります。16分休符と32分音符2つと16分音符4つです。休符の長さを正確に表現し、瞬時に32分音符を入れる瞬発力が必要です。

タイミングが掴みづらい時は32分音符を抜いた形を考えましょう。

ハイハット4分音符/ハーフタイム/ツーバスパターン

1小節目から32分音符を抜いたら上の譜面になります。これならわかりやすいと思います。

では次に、32分音符を踏むタイミングをみていきましょう。

32分音符の踏み出しは16分音符のそれと変わりません。32分音符を16分音符1発に書き換えた場合、上の譜面の赤色の部分になります。

赤色を16分音符のタイミングで表すと、1つめは2発目で、2つめは4発目です。このタイミングで32分音符2発を踏み始めるわけです。

32分音符は普段あまりやらない人には難しく感じるかもしれませんが、落ち着いて考えればなにも難しくはありません。16分音符の位置をしっかり確認すれば惑わされることもなくなります。

ツーバスなら部分的に演奏するのもそこまで難しくありません。確かに片足で踏むなら難易度が跳ね上がり、頻繁に出てくると手に負えませんが、部分的な使用ならそこまで苦にはなりません。2発だけなら両足を使えば比較的楽に演奏できるので苦手意識を持つ必要はありません。

音符が細かくなってわからなくなったら、まずは骨格となるパターンを確認して、どのタイミングになるかを改めて考えていきましょう。

2小節目の3・4拍目

最大の難関と言えるのがこのポイントです。4拍目のアタマが左足になりますが、オルタネートのままで踏みきります。左足のタイミングをアタマに合わせることを意識しましょう。

バケラッタフレーズ

バケラッタの基本譜面

いわゆる『タカタッタ』の形です。フィルインでもよく耳にする32分音符を使ったメジャーなフレーズです。これをツーバスで演奏するわけなんですよ。拍をしっかり意識しないとどこを叩いているかわからなくなるので注意しましょう。ちなみにこのタカタッタは別名『バケラッタ』とも言います。

The Hangar of Hannibal -ザ・ハンガー・オブ・ハンニヴァル-

Hangar(ハンガー)というバンドに『Stronger Than Ever(ストロンガー・ザン・エヴァー)』というアルバムがあります。その中の『The Hangar of Hannibal(ザ・ハンガー・オブ・ハンニヴァル)』という曲で使われています。ドラマーはAquiles Priester(アキレス・プリースター)。

この曲はツーバス技も大概ですが、手技も相当なレベルです。手技の多彩さや倍テンによるフレーズの速さもあって、アキレス・プリースターのテクニックのオンパレードになっています。

手足のコンビネーション、高速ツーバス、ライドシンバルによる変化形リズムなどなど、いろいろな技を練習するにはもってこいの曲になるでしょう。

アキレス・プリースターのツーバスは勉強になる

  • 16分音符連打
  • 16分音符のいろいろなパターン
  • チェンジアップ
  • 3連符
  • 半拍3連
  • 6連符
  • 3連符と半拍3連と6連符を組み合わせた形
  • 高速ツーバス
  • 32分音符(バケラッタフレーズ含む)
  • 全てを組み合わせた形

この人が叩いている楽曲には様々なパターンのツーバスがあります。上記は個人的に考えるツーバスの習得目標であり、この全てを習得したなら大抵のパターンはできるようになるでしょう。もちろん、これらは全て実際に演奏されているものばかりです。

活用度が高いツーバスパターン』はオーソドックスながらも良く使いますし、『6連を応用した難関パターン』は難しいですがやりがいがあります。

全てを組み合わせた形についてはテンポや曲調などで変わるので一概にまとめることは難しいですが、例えば『3つの『3』がポイントのパターン』なんかは面白い音符の使い方をしています。

アイデアと独創性に優れたツーバスパターン』や『3連と6連を使った超難関ツーバスパターン』にいたってはもう何が何だか…。今回のバケラッタフレーズだって負けず劣らずのド級っぷりですし、それでも恐れることなく入れてくるアグレッシブさには脱帽です。

ツーバスは単純な連打や部分的使用だけでも十分楽しく、マニアックになりすぎれば自己満足になってしまう恐れがあるので気を付けなければなりませんが、それでももっと知りたいという人はいろいろ探してみてはいかがでしょう。

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シンプルながらも曲の雰囲気に合った味のあるドラムフレーズシンプルながらも曲の雰囲気に合った味のあるドラムフレーズ
ツーバスの壁ともいえるテンポ170でのパターンツーバスの壁ともいえるテンポ170でのパターン