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[ドラムスコア] ブラインド / ストラトヴァリウス

[ドラムスコア] ブラインド / ストラトヴァリウス

ツーバス連打を練習するならStratovarius(ストラトヴァリウス)!
紆余曲折を経てのティモ・トルキ脱退からの初アルバム。シンプルなフレーズながらもリズムの安定感と曲の聞きやすさは以前と変わらず。
ドラマーはJorg Michael(ヨルグ・マイケル)

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曲解説

テンポ140

ストラトらしいテンポ140のシンプル曲です。

基本リズムの安定

シンプルというのは逆に言えば、それ相応の安定感が必要ということになります。シンプルがゆえに、ちょっとしたミスやハシるやモタるというタイミングのズレが命取りになります。基本ができてないとストラトは逆にきついので、基本リズムの安定を視野に入れておきしょう。

音にこだわりを

そこまで難しいフレーズは出てこないので、欲を言えば音にも気を付けていきたい所。1発1発ちゃんとスネアの音を一定にしたり、シンバルの鳴り具合も考えながら叩くと効果的です。

フレーズ解説

イントロ (0:00~0:12)

ライド8分音符/オモテ打ち/ツーバス連打

正直言うとライドなのかは微妙です。キーボードとマッチしすぎて鳴っているのかもわかりにくく、もしかしたらハイハットの可能性もあります。どちらにしても問題はないのできれいな立ち上がりならライド、勢いならハイハットをあなたの気分次第で。

イントロフィルイン (0:05~0:07)

イントロフィルイン

ヨルグは16分4発の1発もしくは2発抜いた音符の形を組み合わせて作るフィルインを好んで使い、そのせいかこの曲に限らず今までの曲のほとんどで聞くことができるフィルインパターンです。フィルインではタム回しと同じくらい頻繁に使われるのでこれといって珍しい形ではないと思います。

スネアとバスを合わせる

足を連打しながら手でフィルインを叩く場合の1番のミスは音が合っていないことです。スネアとバスをしっかり合わせて叩くということが大事なので忘れないで下さい。基本スネアとバスとでは聞こえてくる音はスネアの方が大きいです。つまり、この2つの音が重なる時は『スネアの音しか聞こえない』状態になります。

音の編集の仕方にもよりますが、スネアとバスの両方の音が聞こえるということは、それすなわちズレているということになり、フィルインとしては致命的になります。まあ、この状態は聞けばすぐにズレていることがわかるので判別は難しくありませんが。

ツーバスフィルイン特有のミスといえますかね。ポップやロックで連打はほとんど使いませんので、このミスはまず起こりえません。起こるとしたらツーバスを良く使うメタルというジャンルかツーバスを使ったソロ等の特別な時です。

メタルというジャンルをやるだけで気をつけなければならないことが増えるので、若干不利かと思うかもしれませんが、その分ドラムはいろいろとできます。それにこれは慣れれば自然とできるようになります。叩く時も少し気をつけて叩けばそこまでズレることはないのでそこまで気にしなくてもいいと思います。

イントロフィルイン2回目 (0:11~0:14)

イントロフィルイン2回目

上のフレーズの変化バージョンでおおよそのポイントは先ほど説明した通りです。まあ、形と叩く場所が少し違うのでそこだけ気をつけて下さい。

Aメロ (0:21~0:58)

ハイハット4分音符/バックビート/8分・16分音符/2小節

Aメロのメインフレーズがこれです。休符をしっかり表現できればそうしいて難しいというわけではないので問題はないでしょう。

サビ (1:12~1:22)

ライド8分音符/バックビート/ツーバス連打

ライド8分の基本パターンです。詳しくはツーバスでよく使われる基本パターン3をご覧下さい。

サビ (1:22~1:26)

サビ

この曲をなぜアナライズしたかというと、このフレーズが印象に残ったからです。ライドの変化形刻みは他の曲でも何度か紹介しています。というのも、これはメタルでは武器になるテクニックの1つだからです。さらに、このサビでの使い方が非常にうまいので特に印象に残ったんです。

本来スネアやタムで埋めてしまいたい部分なのに、それをあえてリズムのままで、そして、ここぞとばかりに主張するライドの音がなんともいえない味を出しています。

ドラマーでなくとも印象に残るでしょう。私もこういうグルーヴを意識したやり方は好きで個人的にもよく取り入れたりします。覚えていて損はないテクニックですし、普段と違うアプローチにしたい時にはもってこいです。ちなみにライドを叩く時はカップもしくはその付近を叩いて下さい。

ドラマーとしてのプレイスタイル

冒頭でシンプルと散々言っているので、正直アナライズする必要があるのか、と思ってしまいます。紹介したフレーズもやはり少ないですしね(笑)。ドラムの技術で言えば、ストラトは決して難しいというわけではありません。

もちろん、ヨルグ・マイケルもやろうと思えば複雑なフレーズを入れることができますが、ストラトの暗黙の了解、もしくはバンドスタイルなのでしょうか、これといってガチガチのテクニックを入れたりはしません。『エピソード』(加入アルバム)から今に至るまでそれは変わっていません。

ストラトは基本曲勝負。聞きやすい・やりやすい感じの曲でうっています。彼ら以外のバンドがこういう曲をしようものなら、「なんかストラトっぽい」となるほど定着・浸透していますしね。まあ、解説する方は楽でいいですし、曲自体決して悪くないので、文句のつけようもないですが(笑)

※楽譜について
楽譜(譜面)は耳コピを基に作成しています。細かい部分まで聴き取り自信をもって記譜するつもりですが、各ドラマーなりの手癖、ハイハットや各シンバル、ゴーストノートを使用しての細かなフレーズや音質上、聴き取りづらいフレーズに関して正確に記譜できない場合があります。「絶対にこうだ」という保証はありませんので予めご了承下さい
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