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[ドラムスコア] フェニックス / ストラトヴァリウス

ツーバス連打を練習するならStratovarius(ストラトヴァリウス)!
中でも1・2を争うほど好きな曲がこのPhoenix(フェニックス)です。Infinite(インフィニット)の中には本当に良い曲ばかり入っています。
ドラマーはJorg Michael(ヨルグ・マイケル)

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曲解説

テンポ155

テンポ155の連打を中心とした曲で、勢いがあり、ノれるぐらい気持ちのいい疾走感が特徴です。

ツーバス連打・基本リズムの安定

ストラトヴァリウスはシンプルな曲が多く、ワンバスを使ったウラ打ちリズムとサビやソロ等の要所でツーバスというやり方をするので、基本的には連打と基本のリズムがしっかりしていれば大丈夫だと思います。

16分のキメリズム

この曲の1番の見所はソロ前の16分のキメリズムです。ギターのバッキング、ベースの刻み、ドラムのバスドラをユニゾンさせて一定のキメを演奏します。

注意してほしいのが、3つの楽器が総じてキメているので、ちょっとでもズレると致命傷になります。自分だけでなくバンド全体のクオリティーも上げるようしっかりと練習しておきましょう。リズムに入る前にはスネアでキメているので一息つくことができるので安心です。16分メインですが、聴きやすくやりやすいのがストラトヴァリウスならではです。

フレーズ解説

イントロ~Aメロ (0:12~0:25)

イントロ~Aメロ

イントロからAメロにかけてのリズムで基本のウラ打ち連打パターンです。この曲は出始めでどれだけ勢いをつけるかで後のフレーズの聴こえ方が変わってきます。この連打から勢いをつける感じで叩いていきましょう。

Aメロ

この曲のAメロは8ビートのハイハットを8分刻みから4分刻みに変えたものです。フレーズ自体は難しくないのでここでは省略します。でもちゃんと練習しておいて下さい(笑)

Bメロ (1:02~1:12)

Bメロ

Bメロのメインリズムでウラ打ちの変化形パターンです。特に注意すべきは2小節目の4拍目の16分で、この16分4発が特にハシリやすくなっています。ハシリやすくなるのを抑えてきちんと16分を表現するようにします。2拍目に休符が入っているので間がある反面ハシると余計に耳に残るので注意して下さい。

サビ前キメ (1:12~1:24)

サビ前キメ

スネアを使った16分のキメです。カッコ内のフレーズはサビにいく直前のフレーズです。このフレーズにはいくつかポイントがあります。

休符の長さを大事にする

正確に休符の長さを測れるかが重要です。こういったパターンはよく休符が短くなったりします。緊張感が高いですからね、こういう時の休符は。なんだかんだで待っている時はドキドキもので胃が痛くなったりします。その緊張からか、ついつい短くなってしまいますが、それではダメです。休符が短いと先走った感じになるので、聴いている人は「あれ?」となってしまいます。ここはきっちり休符をとらえて、落ち着いて叩くようにしましょう。

スネアの出始めに気をつける

出始めの1発目のスネアのことで、歌を歌う時に最初の歌い出しの言葉をはっきり言うのと同じように、スネアの連打も最初の音の出方が肝心なんです。叩いている間は場所やタイミングを計ることができるので、腕の使い方次第で多少の音の修正ができます。ですが、最初の1発目は当然計ることができません。「タタタタ」が「ッタタタ」になってしまうとせっかくのキメなのに台無しです。はっきりと聴かせるようにする為にも最初の音を確実に鳴らすようにして下さい。

全体で合っているかに気をつける

このパターンは自分1人がちゃんとできていてもダメなんです。ギター・ベース・そしてスネアが合って始めて効果を発揮するので、バンドでの練習もしておく必要があります。

バンドの連携を見せる大事な場面なので、しっかりと合うように練習して下さい。休符時にハットでカウントを入れてもいいのですが、その場合はあまり音を大きくしないようにしましょう。音が大きいと逆にこのフレーズの良さを壊してしまうことになります。

こういったキメのパターンは『間を持たせる』ことによって、あえて緊張感を生み出すようになっています。その間を埋めてしまうと逆に緊張感が薄れてしまい、締まりも悪く勢いも落ちることになります。聴かせる為のキメなのでハイハットが目立ってしまうと効果が薄れるということです。ノリノリで叩きたくなる気持ちはわかりますがここは抑えてクールにキメましょう。ガッツリいくならその後に来るサビで思い切りいきましょう。

全員がきっちりキメてその勢いをつけたままサビにいくので、ここでミスってはサビも台無しになるので練習は怠らないようにして下さい。なんなら、ここだけ何度も練習するのもありです。それだけ重要ですから。

バンドの演奏技術が高いなら、あえてカウントを入れないというのもありです。カウントなしできっちり合ったならかなりクールです。見事にしてやったり!(心でニヤリ)。もらったも同然です!(でも顔はクールに当たり前を装って)。こういうフレーズは『見せて聴かせる』のに効果的なので、オリジナルでも積極的に取り入れてはどうでしょう。

サビ (1:24~1:49)

サビ

サビのメインリズムがこれです。ライドのリズムが少し変わっていてなかなかリズミカルになっています。左の譜面がメインですが、右の譜面でも問題ありません。右手の刻み方が少し違うので、足とのズレが起こりやすくなっています。手のリズムに気をつけると同時に足とのタイミングにも気を配りましょう。

この譜面では記していませんが、サビ入りの1番最初はアタマにクラッシュシンバル、すぐ後の2拍目スネアはチャイナシンバルと同時に叩いてアクセントを付けています。このチャイナが特にたまらなく、曲を聴けばわかるのですが、なんともいえない絶妙なニュアンスをかもし出しています。

腕を大きく振り回すようにして叩けばパフォーマンスにもなるというダブルでおいしい形です。この1発に全神経を注いでもいいと言えるぐらい絶妙と私は思います。

沢山の曲を聴いているとたまにこういうすごく心に残る音に出会います。別段難しい訳でもなく、単純なアプローチなんですが、そのたった1発が曲を支配するということがあります。ここで使われるチャイナシンバルしかり、スネアやバスドラのタイミング。言葉では言い表せないプレーヤーの思いが凝縮された1発があるのです。

私も何度かレコーディングで出会ったことがあります。曲が出来上がりそれを後で聴いた時、自分が叩いたとは思えない1発がそこにあるんです。これが音の真髄なのかとたまに思う時があります。ただの1発にそれほど魅了するものがあるのです。すごくマニアックな話なので人によっては「そうかな?」となるかもしれませんけどね(笑)

あなたは何気ない1発がとても心に残った経験はありませんか?
ない人はこれから出会うと思うので、その時に「このことか」と思い出してもらえれば幸いです。

ツーバスフレーズ (3:25~3:56)

ツーバスフレーズ

この曲1番の聴かせ所が16分の「ドドドッ」をメインに使ったこのフレーズです。「ドドドッ」は特にハシリやすいので、しっかりと音符を意識して踏むことが大切です。1小節目は1拍半フレーズになっているので、最初は気持ち悪いかもしれませんが、慣れるとそれが逆に気持ち良くなるのでそうなるまでは我慢して踏んでいきましょう。

曲中ではこの2小節をずっと繰り返しています。節目にフィルインも入っていないので、今どこを叩いているのかわからなくなる時があります。フレーズに集中するのも大切ですが、今どこを叩いているのかもきちんと把握しておきましょう。でないと、行き過ぎたり、足りなくなったりするので危険です。まあ、曲を完璧に覚えているなら心配はないですけどね。

曲中ではキーボードがストリングス(バックでファーと鳴っているやつ)を弾いています。それを頼りにするのも1つの手ですが、キーボードがいないバンドもあるので、やはり覚えておきましょう。

1小節4拍目のフロアについてなんですが、曲を聴いた限りそこにはハイハットが入っていません。そして、その部分だけ一瞬音圧が上がりハットの変わりにフロアの音(たぶん)が聞こえます。

アクセント的なアプローチなので忘れずに入れるようにして下さい。ついつい忘れてハイハットを叩きっぱなしになります。それでも問題はないのですが、ドラマーの思いや考えを汲んであげるのも大事なことなので、ここではしっかりと入れるようにして下さい。

※来日ライブを見に行った時にこの曲をやっていましたが、その時はフロアは叩かずハイハットをそのまま叩いていました。これに関しては直接本人に聞いた訳ではなく、あくまで私の考えです。

何度聞いても良い

スピード感もあり、面白いフレーズもあり、そしてなにより曲が良いので私は特に好きですね。サビのメロディーなんかは何度聴いても良いと思いますし、コード進行も気持ちいいです。まあ、私はストラトヴァリウスがすごく好きなので、ひいき目に見てしまうのもありますが、それを差し引いても十分良い曲なので聴いてみる価値はあると思います。

他にも『Visions(ヴィジョンズ)』というアルバムに『Black Diamond(ブラックダイヤモンド)』という曲があるのですが、この曲とフェニックスが特に好きで、これが私の中で1・2を争うほどの曲になっています。1度聴いてみてはいかがでしょう?古い曲ではありますが、本当に良い曲は時代を越えて聴けるので、心配はないと思います。

※楽譜について
楽譜(譜面)は耳コピを基に作成しています。細かい部分まで聴き取り自信をもって記譜するつもりですが、各ドラマーなりの手癖、ハイハットや各シンバル、ゴーストノートを使用しての細かなフレーズや音質上、聴き取りづらいフレーズに関して正確に記譜できない場合があります。「絶対にこうだ」という保証はありませんので予めご了承下さい
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