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ドラム・ツーバス練習法、音楽活動、音楽で収入を得るためのWEBサイトの活用法を解説

8分音符の連打を踏む時はテンポに応じて片足・両足を使い分ける

8分音符の連打はテンポが遅い時は片足、つまり使い慣れた利き足で演奏し、テンポが速い時は両足を使って演奏した方が良いです。

何を当たり前なことをと思ったかもしれませんが、下手をするとハマってしまうことになりかねないんですね、これが。8分音符は片足でやるという概念が強い人もいるんですよ。

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テンポが速くなってもつい片足で対処しようとする

元々、ワンバスでやってきた人がツーバスを使いだした場合、片足で踏める・踏んできた8分音符をわざわざ両足で踏む必要性を感じないわけです。8ビートの延長上と考えた場合もそうでしょう。テンポが速くなってもつい片足で対処しようとします。

ちなみに、それは正しい考えです。なぜなら、それで問題なくやってこられたからです。

しかし、ツーバスを使うことが前提にある8分連打の場合は両足でないと難しい状況が多々あります。

テンポ170ぐらいならまだ片足でも対処できるでしょう。
では、これがテンポ180で演奏しなければならないとしたらどうでしょう?
190なら? 200なら? それ以上なら?

中にはできる人もいるかもしれませんが、1つ言えるのは確実に何かを犠牲にしなければならなくなること。足の消耗であったり体力であったり、またはパワーであったり。そしてテンポがもっと速くなった場合、これがより謙虚にあらわれ、最終的に片足ではできなくなるでしょう。

両足なら楽に演奏できる

私の場合はそれが早い段階であらわれました。それがアングラというバンドの『ザ・テンプル・オブ・ヘイト』という曲を練習していた時のことです。

この譜面をテンポ185で片足でやろうとして挫折しました。サイトで当時の状況を説明しています。気になる方は参考にしてみてください。動画もあるので、上記のパターンの演奏も見ることができます。

挫折の状況をかいつまんで言うと、当時の私には8分音符の連打を両足で踏むという概念がほとんどなく、それまで8分音符関連は使い慣れた足、つまり利き足のみで行っていました。その延長上ととらえ、テンポが速くなっても片足で行うようにしてきた結果、この壁に当たって挫折したというわけです。

『8分音符は片足でやるという概念が強い人』というのは過去の私のことなんです。

もちろん、私が経験したことはみんな経験しているはずだ、とは微塵も思っていません。単純に私が不器用だっただけの話ですから。ただ、過去の私のように愚直に繰り返してしまう人もいないわけではないのかなと。

振り返れば、こうなったのは聞くしかできなかった当時の現状も後押ししています。

挫折したパターンの話に戻りますが、曲を聞いた時、そのパターンを正確に聞き分けるのは難しいです。経験則も大きく関係してきますし。

そもそも、普通に曲を聞いて判断したら、先ほどのパターンはこうなると思うんですよね。

こちとら当時まだペーペーなんですよ、PEーPEー。スネアの裏に実はバスが入っていて、休符ではなく8分音符が連打されている。そして、それを両足で踏んでいるのだ。なんて想像できませんよ。そこまで経験豊富ではありませんでした。

映像を見るまで

こうやっているとは微塵も思わないわけですよ。

くそ、ドラマーとエンジニアの上手さにだまされた。バスが巧妙に隠されていたんだ。と思っても仕方ないわけですよ、ええ。今の私が過去の私にこのドラマーの演奏動画を見せてやりたいものですよ。

ごほん。さて、だらだら無駄口を叩いてしまいましたが、結局何が言いたいかというと、

片足だけではいずれ限界がくるけど、両足ならそれを超えられる

ということです。

簡単な理屈です。テンポが遅いなら片足で行うのは妥当と言えるでしょう。普段使い慣れている足でもって行えるなら何も問題はありません。

ただ、テンポが速くなるにつれて片足では徐々に無理が生じてきます。たとえできたとしても、もっと速くなれば難しくなってくるでしょう。

テンポが速くなった場合、両足を使えば対処できます。たとえ普段片足で連打している8分音符であっても、両足で踏めばテンポが速くなっても比較的楽に演奏できます。

同じツーバスパターンであっても、片足か両足かで難度が変わったりします。クオリティーややりやすさに配慮して使い分けられるようになっておきましょう。

使い分けのメリット

使い分けることができればいろいろとメリットがあります。

楽だから続けやすい

テンポが速いと片足ではしんどくて続けられません。1、2回だけなら問題ないかもしれませんが、長時間続くとなるとかなり辛くなります。ですが、両足を使えば問題解決。片足よりはるかに楽なので続けられます。その分、余裕もできやすいですね。

パワーも出しやすい

例えばテンポ200で片足で連打する場合は、速く踏むためにパワーを抑える必要がでてきます。しかし、両足ならその制約を気にする必要はありません。両足でならパワーもしっかり出せるでしょう。

もっとテンポが速くなっても対処しやすい

これは先ほど書いた通り、『片足だけではいずれ限界がくるけど、両足ならそれを超えられる』という意味です。テンポがどんどん速くなると片足では追いつきません。いずれ限界を迎えます。しかし、両足ならまだまだ先に行けるでしょう。

いずれ必要になるだろうと考えています

個人的な経験上、ツーバス習得過程において使い分けはすぐに必要になったわけではありません。ですが、いずれ必要になるだろうと今では考えています

この譜面をテンポの速い曲で使う機会は多々あります。ツーバスが使われるへヴィメタルでは8分ノリの曲でよく耳にするフレーズです。ツーバスでよく使われる基本パターン4、としてサイトでも紹介しているくらいです。

大体テンポ180以上がザラですね。個人的に練習したり、またライブで披露した時はテンポ200近くのものばかりでした。

8分ノリの曲に限らず、普通の曲でも使われます。16分音符の連打から急に落として8分連打に切り替えたり、先ほど紹介した私が片足で挫折した譜面も結局8分は両足で踏みますし。

もちろん、絶対的な判断は私にはかないませんが、やって損はないのは言い切れます。

習得できれば良い武器になる

使い分けがいずれ必要になるのはチェンジアップでもいえます。8分音符連打を両足で踏めるようになると可能になるのが、それを含めたチェンジアップです。

この譜面の足順がそのまま8分音符と16分音符のチェンジアップになります。遅いテンポならスネアと重なるバス部分を抜いて8ビートの要領で片足でもできますが、速さに制限が出てきます。しかし、両足でチェンジアップの要領でやると楽にできます。

チェンジアップはパルス(音符)によって難度が変化します。落差が激しくなればなるほど難しくなります。例えば、16分音符から3連符、もしくは6連符といった少ない数の変化はまだマシです。3連符から16分音符といった逆方向もまたしかり。

しかし、8分音符と16分音符といった倍や半分になるような急な落差はタイミングをつかむのが難しく演奏も困難です。テンポ180前後は16分音符で考えると速い方ですが、8分音符もからむと速いのか遅いのかわからなくなるほどコントロールが難しくなります。

一朝一夕でできるほど簡単なテクニックではありませんが、汎用性が高いのでできようになっておいて損はないですね。できるようになればそれだけで良い武器になります。

私自身、テンポ170ぐらいで安定してできれば、より活用できると考えています。上記の譜面と似たようなパターンをテンポ170で片足メインで演奏している時はなかなか大変でした。両足でやれればもっと楽にできたと思います。

どこで切り替えるのかも知っておこう

さて、ここで1つ提案があります。それは、どこで切り替えればいいのか、その境目を知っておくことです

片足ではテンポが上がるにつれてどんどん難しくなり、
両足はテンポが下がるにつれてどんどんやりにくくなる。
テンポの上下による片足・両足のやりにくさがクロスするわけです。

テンポが上がれば片足ではいずれ限界がくるのは明白なので両足にシフトする必要があります。そして、ある程度遅くなってもできる限り両足で対処したいところです。その方が楽ですから。

ただし、両足が楽だからといって、遅いテンポでも両足でやろうとするとかえって難しくなります。遅くなることで間がもたずやりにくくなるからです。それなら使い慣れている足でもってやればいいでしょう。その方が安定しやすいと思います。安定しやすい利き足で楽に演奏できるテンポにおいて、わざわざ両足でやる必要はありませんよね。

どこからが片足で、どこからが両足なのか?
持続させられる前提で片足で踏める限界の速さは?
片足でしんどい速さを両足でカヴァーできるのか?
両足でやりにくい速さをは片足でカヴァーできるのか?

厳格に1、2といった小さい数字の違いで切り替えるというのは難しいですが、どこかしらに境目があるのは確かなんですね。

結論を言うと、これは各々の技量次第です。片足でやってもいいし、両足でやってもいい。両足より片足の方がクオリティーが高いならそちらを優先してもいいでしょう。

どこまでが片足で、どこから両足を使うのか、切り替える境目を知っておきましょう。

最後に

言葉でズラズラ書いてもわかりにくいだけかもしれませんが、結局のところ、「テンポが速くて片足で演奏できないなら両足を使えばいいじゃん」というだけの話なんです。

ツーバスにおいて連打は両足を使うというのは至極当然のことです。16分音符であれ、3連符であれ。

そして、8分音符も例外ではなかったというだけの話です。

不器用だった過去の私がハマった落とし穴。どうぞ、『ヒョイ!』っと軽くかわしてやってくださいな。

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