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ドラム録音用にZOOM ハンディーレコーダー H6を購入

ドラム録音用にZOOM ハンディーレコーダー H6を購入

手軽にドラム録音ができるのはとてもありがたいです。それを可能にしてくれるのが、「ZOOM ハンディーレコーダー H6」です。


ハンディーレコーダーはずっと気になっていました。今まではノートパソコンを持ち込んでの録音だったので手間がかかっていました。そのうち限界が来るだろうな、とも感じていました。といっても、出来る限り手持ちの機材でやりくりしていった結果だったわけなんですが。


マイクの本数が少ない時はまだよかったのですが、5つ以上になると機材の関係上、結構大変なことになります。手間さえかければと、なかなか決断できずにいましたが、今回先行投資と考え購入することに決めました。

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ZOOMのハンディーレコーダーH6にした理由

ZOOM H6の一覧

公式サイトで性能を確認したら、欲しいと思う機能を十分に備えていたからです。

  • 6chの同時録音が可能
  • 全てにマイクプリアンプが搭載
  • 電源供給が必要なコンデンサーマイクも使える
  • お手軽

手軽に6ch録音できるというのは、私が欲しいと思う条件に上手く合致していました。プリアンプも全チャンネルに搭載されているので、別途用意する必要もありません。

ドラムのトップ(オーバーヘッド)用にファンタム電源が必要なコンデンサーマイクも使えます。

H6単体でも音が聞けるので、その場で確認することもできます。

SDカードが使えるのでデータのやり取りも簡単。入れ替えれば容量の心配もありません。
ドラム録音はこれ1つあれば十分対応できます。

ちなみにサウンドハウスで買いました。音楽関係の機材はさすがにサウンドハウスが強いですね。小物類ならついで買いでAmazonで買う方が安い場合もありますが、今回は比較した結果、Amazonより安かったのでサウンドハウスにしました。

音はなかなかいい

ドラムの近くにZOOM H6を置いている画像

ハンディーレコーダーにしては十分と言える音質です。試しにXYH-6のみで、ドラムの近くにポンと置いて録音した音を確認してみたら、思った以上にクリアでした。

さすがにリハーサルスタジオだとこもりぎみになり、バスドラムはチープな音になってしまいますが、それでも残りの4chでそれぞれにマイクを立てれば大丈夫。特にバスドラムには専用マイクを立てるとチープさも解消されます。

思った以上に使えるのに驚きです。H6(XYH-6のみ)で録音した音を載せておくので聞いてみてください。

スネア

タム

シンバル+3点

ツーバスデモ演奏

H6のテスト録音でいろいろとフレーズを試し録りしたのですが、その時の音を原音のまま掲載しています。

この音は【ドラムセットの構成と各楽器の名称】というページで掲載されている動画の一部音声でもあります。そちらの音はイコライザーやコンプレッサーなどで編集されているので、ミックス後の音を確認したい場合は聞いてみてください。原音、ミックス後、どちらにしてもこれくらいのクオリティーになるという目安にはなると思います。

音に関しては動画共有サイトでもいろいろ聞けます。私は買う前にYouTubeで確認しました。『ZOOM H6 Drum』などの単語で検索をかければヒットすると思います。ただし、録音環境や特にドラムは叩き方次第でだいぶ音に違いが出るので、それは頭に入れておきましょう。その辺を理解したうえで検討してみてください。

シンプルで分かりやすい操作性

ZOOM H6の操作性を説明している

無段階のダイヤル式だと細かく設定できるのでやりやすいです。
録音チャンネルもボタンを押すことで簡単に切り替えが可能。ただし、これはマイクがケーブルでつながっている状態においてであり、ささっていない場合は常時オフ状態になります。
操作性は見たままです。迷うことはないでしょう。
液晶はカラーで見やすいです。本体右側の側面にメニューボタンやレバーが付いていて、そこからいろいろ操作できます。

ZOOM H6のmicroSDカードの挿し口

録音したデータはSDカードに保存が可能で、それをパソコン(DAWソフト)に取り込んで編集します。

H6自体は単純な作りなので操作性で混乱することはないでしょう。画像だけでは想像しにくいかもしれませんが、実物を手に取ってみると、そのシンプルさがわかると思います。

ケースに収納している物

ZOOM H6のケースに収納している物の一覧

  • H6本体
  • XYH-6
  • MSH-6
  • リモコン
  • リモコン用延長ケーブル
  • 電源アダプター
  • 電源アダプター用コード(USBケーブル)
  • マイクスタンド用アタッチメント (ROLAND OP-MSA1)
  • 印は別売り

H6は最初からケースに入っています。上記の画像は私が使う物を最終的にまとめたものです。H6と別売りのAPH-6(リモコン、電源などがセット)とアタッチメントなどがあります。

リモコンは購入して正解だった

リモコンは人によってはなくてもいいかもしれません。H6の使い方次第では不要でしょう。

逆に私は本体の設置場所によってはある方が便利と考えたので購入しました。

例えば、ドラムのトップにXYH-6を、残りの4chで楽器単体にそれぞれマイクをセッティング、というやり方を想定した場合、H6の場所によっては届かなくなる可能性が出てきます。そうでなくとも距離が遠くなるのは確実です。

その状態で録音ボタンを押すとなると、一旦ドラムから離れて、H6に近づいてからボタンを押して、またドラムに戻って、という動きをしなくてはなりません。休憩をしたい時でも、いちいち移動して止めにいってというのをやらないといけなくなります。

これがですね、非常に面倒なんですよ。最初は「なんとかなるだろう」と安易に考えていて、しかし実際に行うと面倒なことこの上ない。録音しっぱなしであればそうでもないのですが、フレーズごとに分けたい時とか本当に面倒になります。立ったり座ったりで集中力も散漫になります。

リモコンがあればこの面倒さが解消されます。パッと手を伸ばして取れる所に置いておけば、いちいち余計な動きをしなくて済むわけです。

思っていた以上に便利なので、リモコンはおすすめです。

電源は無くてもいいが、あると安心

電源アダプターは室内で使う方が多いのであった方が電池の消費もなく節約になると考えました。電源はUSB経由になります。設置する位置によってはコードが届かない可能性があるのを考慮して、USB延長ケーブルも用意しておいた方が良いかもしれません。

電源については必ずしも必要というわけではありません。ハンディーレコーダーの利点を最大限活かすなら電池で運用する方が良いですし、単3アルカリ電池4本で、連続20時間以上使用可能なので、録音には十分です。

そもそもハンディーレコーダーなのに電源というのも本末転倒な話かもしれません。しかし、正直な話、「電池切れで録音が途中で切れるリスクがあるくらいなら、いくらでも有線で供給してやるぜ!」という気持ちもあります。

せっかく頑張って演奏したのに、後で確認したら録音できていませんでした、なんて目も当てられません(過去に何度かそういう目に合っています)。後で後悔したくありませんし、不要なリスクは避けて通りたいので、私は最初から電源は買うつもりでした。

APH-6 (リモコン、電源などがセット)

リモコンも電源も本当に些細なことかもしれませんが、その些細なことがあるかないかで結構違ってきたりします。プライベートスタジオなら問題ないですが、レンタルスタジオという限られた時間内でいろいろこなしていかなければならない状況で、そういった煩わしさから解放されるのは非常にありがたいです。

なので、せめてリモコンはゲットしておくことをおすすめします。H6本体とリモコンは別売りになりますが、リモコンと電源はセットになっているので、それを購入すれば自然とリモコン・電源をゲットできるので便利な環境が手に入りますよ。

リモコン、電源アダプターなどZOOM H6の別売りキットAPH-6

マイクスタンドに設置するにはアタッチメントが必要

マイクスタンドアダプターROLAND OP-MSA1

マイクスタンドに設置するためにアタッチメントをケースに常備しています。

これについては意見が分かれます。XYH-6をドラムのトップ用マイクとして使用したいので、そうなるとマイクスタンドに設置が最適です。そのためのアタッチメントとしてROLAND OP-MSA1(上の画像)を常備しておこうと考えました。

ビデオカメラをマイクスタンドに設置するために購入したアタッチメントですが、ZOOM H6でも使えます。というか、ビデオカメラとハンディーレコーダーH6の両方を同時に使うなら同じ数だけアタッチメントが必要になります。もちろん、マイクスタンドに設置することが前提になりますが。

ビデオカメラは三脚で事足りるというのなら、H6用に1つあれば十分です。H6も三脚に設置するなら必要はありませんが、マイクスタンドの方が高さや横幅をカバーできるので1つ持っておく方が便利だと思います。私の場合はマイクスタンドを使わないと届かない真上からの撮影のためビデオカメラ用に1つ、H6用にもう1つ買い足しました。本体と一緒にケースに収納しています。

ケース内の一部にクッションを敷き詰める

付属のケースは基本的にクッションが敷き詰められていますが、一部無い箇所があります。ケース内部の画像のケーブル等の小物が置いてある箇所です。ここは本来ありません。画像ではわかりづらいかもしれませんが、ここには自作したクッションを敷き詰めています。

ZOOM H6のケースにクッションを敷き詰めている画像

別になくてもいいのですが、別売りだったリモコンや電源アダプターをここに収納しようと考えた末に、クッションがあった方が安全と結論付けました。クッションに使っているのは厚さ4㎜の硬めのスポンジです。昔インシュレーター用に使って余っていた分を活用しました。これで小物類も保護できて安心です。

新しい機材に慣れる時間がいる

機材が変わっても今までのレコーディングの工程は変わらないので大きな混乱はありませんが、その機材独自のやり方には慣れる必要がありますね。最適なセッティングを模索する必要もあり、最初は手探りになるでしょう。もちろん、それは無くてはならない必要な手間なのですが、それに慣れると今後は前よりスムーズになっていきます。

適当に始めてしまうと結局後で痛い目を見る羽目になるので、最初が肝心。ここでしっかりと自分のやり方を確立させることが大切です。

手軽に録音するなら十分な性能

ドラムで考えたら、XYH-6をトップ、スネア、バスドラム、ハイハットで3ch、残りの1つはタム全般をフォローできる場所に置くとある程度は全体をカバーできます。

本来ドラムの各楽器全てにマイクを立てるのが理想なんですが、録音するパターンによってはそこまで必要ないわけで、手軽さを考えたら6ch同時録音ができる時点でかなり便利な代物と言えます。

ちなみに私はUA-101(インターフェース)を持っていて、こちらは8ch同時録音(プリアンプは2ch分のみ)が可能なので、本気になれば最大14chでの録音が可能です。

考えてもみてください。トップ(2ch)、スネア、バスドラム、ハイハット、タムタム2つ、フロアタムで8ch。その他にシンバル類やスネアのスナッピーに立てたとしても十分おつりが来ます。さすがにそこまで使うことってほとんどないわけですが、H6があるとないとでは使い勝手やできる範囲にかなり差が出てきます。

本格的なドラム録音なら、それこそしっかりと機材を用意していく必要がありますが、リハスタで録音するちょっとした演奏動画なら十分な性能と言えます。

単純に練習風景の撮影ならスマホやビデオカメラで事足りますが、例えば動画共有サイトにアップしたり、WEBサイトに掲載するなら、音質には気を配った方が良いですね。スマホやカメラに内蔵されたマイクよりは、H6のようなちゃんとした録音機器を使った方がはるかに良い音で録れます。

ドラム録音のみならず、バンド録音でも十分威力を発揮してくれます。音楽活動に役立ってくれるので、手に入れる価値は十分にあると思いますよ。

ZOOM H6 BLACK

ZOOM H6 BLACKの本体
※H6は新モデル(BLACK)になっています

ZOOM H6 BLACK+APH-6セット

リモコンや電源アダプターはセット(APH-6)になったのが別売りで購入できますが、本体とセットで購入もできます。セットの方が別々で買うより安く済みます。最初から必要と考えているならこちらにした方がお得ですよ。

ZOOM H6 BLACK APH-6 Set

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