スピードアップへのヒント その3 「ペダルの調整」
高速ツーバスへのスピードアップのヒントその3は「ペダルの調整」です。バネの強さ、ビーターの角度や長さを調整するなど、「速く」を考慮したセッティングにしてみましょう。
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「速く」を考慮したペダルのセッティング
誰しも最初から速く踏むことはできません。徐々に速くなっていくのですが、あなたのペダルは『速く踏めないセッティングのまま』になっていませんか?
『最初から』速く踏むためにセッティングしたペダルならともかく、『途中から』速く踏めるようになりたいと思ったなら、セッティングも速くを考慮したセッティングにした方がいいでしょう。
重い荷物を持って走っても到底速く走ることはできません。同じようにきついペダルセッティングのままでは速く踏むことはできません。たとえ踏めたとしても、それを維持することは難しいでしょう。
踏む作業を数え切れないほど行うのに、その1発1発に要する力を無駄にかけては続けることすら困難です。今更と思う人もいるかと思いますが、本当にそのセッティングでいいのかどうかもう1度改めてみましょう。
軽くする
バネの強さを軽くしたり、ビーターの角度を浅くするもしくは長さを短くするなど、スピードを意識した調整にしてみてはどうでしょう?
バネを強くしたり角度を深くするとパワーは十分出ますが、その分踏み込みが深くなりまた強く踏まないといけなくなります。1発2発ならまだしもツーバスではそれがかなりの疲労蓄積にもなるのでやりすぎ注意です。
踏む位置
セッティングと直接関係ないですが、フットボードの奥(ビーター側)を踏むと踏み込む幅が大きくなるので、パワーは出ます。ただし、その分スピードは落ちます。
逆に手前は踏み込む幅が小さいので、スピードが出しやすくなります。ただし、幅が小さい分、強く踏む必要があります。
普段の足の位置も常に意識して見て下さい。手前で踏んでいたのに、知らない間に奥に行っていたりすると続けることは難しいです(手前といってもある程度コントロールできるぐらいの手前です。あまり手前すぎると踏んでるかどうかがわからなくなります)
自分に合うセッティングは自分にしかわからない
ツーバスを始めた当初、ペダルの調整に関しては私はかなり神経質にしていました。ミリ単位は当たり前で、ビーター角度を変えて試してみて、それがイマイチならそれを戻して、今度はバネの強さを変更するというふうに今のセッティングになるまではこと細かに調整していました。ただ、それは私の場合であって、あなたは違うと思います。
人には人それぞれのセッティングがあり、それこそ千差万別なので「こうだ」と言えないのがネックですね。ただ1つ覚えておいてほしいのは、それが本当にやりやすいかどうかです。
セッティングに正解はありませんし、自分に合うセッティングも自分にしかわかりません。例え他の全員がイマイチと言ったとしても、それが自分に合うなら自信を持ってセッティングしましょう。それで最高のパフォーマンスができれば皆納得してくれるので恐れることはありません。
私も何度やりにくいと言われたことか・・・。
今となっては良い思い出ですが(笑)
多彩な足技はあるけどペダルの都合上速く踏めないよりは、速く踏むことを考慮したペダルにしてそれに足を慣れさせる方がより幅が広がると思います。
ただ、セッティングを変更した場合はその変化に最初は戸惑うと思います。すごくやりにくかったりすると思いますが、慣れればそうでもなくなります。既に技術をモノにしているのなら、多少セッティングが変わっても対処できる足はあると思います。
速く踏むことが難しいセッティングのペダルより、速く踏むことを考慮したセッティングのペダルであれば、多彩な足技を披露でき、なおかつ速くも踏めるでしょう。多彩なテクニックにスピードが加わったならもう怖いものはなくなります。
千里の道も1歩から
高速ツーバスの道も1発から
ちなみに、私はパールのエリミネーターというペダルを使っています。
※『スピードアップへのヒント』はあくまでヒントです。
絶対に効果があると保障できる方法ではありませんのでご了承を。