3連と6連を使った超難関ツーバスパターン3
3連と6連を使った超難関ツーバスパターンはなかなか聞く機会がないかもしれませんが、ふとしたことで出てきたりするので気の抜けないやつです。
曲をぼーっと聞いている最中、ぽっと出てこられると「なんだ!このリズム!」とびっくりさせられます。よく聞いてみると「なるほど」となるのですが、突然出てくると一瞬わけがわからなくなるのがこういったパターンでもあります。
今回は3連と6連を使った超難関ツーバスパターンその3です。こういうのはパターンが限られるので、似たり寄ったりになりがちです。限られたパターンとはいえ習得しておけば役に立つので、難しくてもできれば挑戦していただきたいと思います。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。
譜面
- テンポ135
- 2・3拍目のアタマの左足
- 4拍目の3連符
2・3拍目のアタマの左足
ここを基準にすると合いやすいです。手と足はユニゾンしているので音符が細かいながらも、まだ何とかなるパターンです。最初はゆっくりから始めてタイミングをしっかり理解しましょう。手だけで行い、その後で足を足すのもいいでしょう。3拍目のアタマを合わせるのが特に難しいので、ゆっくりから正確に叩けるように練習してください。
4拍目の3連符
2・3拍の難関部分を終えた後にくる3連符は安定感が非常に重要です。ここが安定しないと最後の最後でしまりの悪いリズムになってしまいます。3連符の踏み出しはなかなか安定しないものなので、しっかりと意識して踏みましょう。
手を基本的なパターンにして叩けるようにもなろう
3連符と6連符を織り交ぜたパターンはできるようになっておくとテクニックの幅が広がります。難しい足運びをマスターできれば3連系のみならず役に立ってくれます。
今回のパターンは手と足がユニゾンになっているので比較的やりやすくなっていると思いますが、できればこのパターンの手を基本的なものに変えてできるようになっておくと今後活用の幅が広がります。譜面で書くと次のような感じです。
ユニゾンパターンだけ練習すると、それでないと叩けなくなる可能性が出てきます。ツーバス技術向上のため、手を簡単なパターンにして足だけを複雑な形でできるようにしておくと応用もしやすいです。
このパターンのポイントは、手と足の合わさる部分をしっかり見極めることです。特に3拍目のハイハットと左足を合わせるのが難しいので、ゆっくりから練習して正確に合わせられるようになってください。
似たようなパターン
3連符と6連符の混合パターンを使う時の注意点
今回のようなパターンを他の場面で使う場合は、音符の数に注意した方が良いです。というのも、奇数と偶数が入り乱れるパターンでは数のつじつまを合わせないと順序が逆になってしまうからです。
今回紹介したパターンでみると、3発・4発・4発・3発というバスドラムの数になります。足順はRLR・LRLR・LRLR・LRL、という順番になり、最終的に次の小節のアタマを右で踏むことになります。
しかし、たとえば、次のような譜面の場合、
この譜面では、3発・4発・3発・3発というバスドラムの数になり、足順はRLR・LRLR・LRL・RLR、となり、次の小節のアタマが左になってしまいます。ツーバスをスタートする足はなるべく同じである方がやりやすいです。右から始めるなら右から、左から始めるなら左から。奇数音符が入ってくるとどうしてもこの順序が逆になってしまいます。
大体のツーバスパターンは足順があべこべにならないように工夫されています。中にはあえてそうする場合もあるかもしれませんが、私が知っている限りではないですね。一時的に足順が変わることはあれど、最終的にはちゃんと戻ってきます。
曲などのフレーズをコピーするならともかく、オリジナルなどでフレーズを作る場合には気にした方が良いですね。
左右どちらの足からでもこなせるだけのテクニックがあるならその限りではありませんが、そうでないなら気を付けるに越したことはないでしょう。
The Course Of Nature -ザ・コース・オブ・ネイチャー-
Angra(アングラ)というバンドに『Aurora Consurgens(オーロラ・コンサルジェンス)』というアルバムがあります。その中の『The Course Of Nature(ザ・コース・オブ・ネイチャー)』という曲で使われているツーバスパターンです。
この曲には他にもいくつかツーバスパターンが入っています。『半拍3連と16分音符を使ったオモテ打ちパターン』もその1つ。曲は若干癖があるものの、テクニックを学ぶには良い練習曲になるので試しにコピーしてみてはいかがでしょう。