[ドラムスコア] ブラック・ダイヤモンド / ストラトヴァリウス
ツーバス連打を練習するならStratovarius(ストラトヴァリウス)!
中でも1・2を争うほど好きな曲がこのBlack Diamond(ブラック・ダイヤモンド)です。もう何回聴いたかわからない程良い曲です。
ドラマーはJorg Michael(ヨルグ・マイケル)
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曲解説
メタル界では知らない者がいないほど有名な曲で、チェンバロから始まるイントロがあまりにも印象的で、1度聴けば虜になります。有名な曲だけに、バンドでコピーすれば盛り上がること間違いなしです。まあ、それにはキーボーディストが必要不可欠ですが、いるというバンドさんは是非コピーしてみて下さい。
テンポ150
テンポ150のシンプル曲です。
基本リズムの安定
難しいリズムはほとんどないので、基本リズムの安定がカギです。
エフェクトシンバルを使った変化形リズム
ギター、キーボードソロのバックでドラムはエフェクトシンバルを使った印象的な変化形リズムを叩いています。叩く場所がいろいろ変わるので、聞くだけでもおもしろい内容になっています。
ショートドラムソロ
後半にショートドラムソロが入っています。ソロは休符を上手く使った構成で、その後のサビを勢いにノせられるかは、ここにかかっています。
フレーズ解説
イントロ (0:14~0:26)
バックで流れているキーボードに合わせるように叩きます。こういう場合はキーボードがテンポをキープし、それに合わせるようにドラムは叩き、リズムが始まればドラムにテンポを移譲するという感じになります。
ここでミスると後がグダグダになります。『始まるぞ』という勢いが完全に途絶えてしまうので確実に合わせて下さい。こればかりはドラムがしっかり合わせないとならないので、しっかりフレーズを聴きながら叩いて下さい。
1つ注意しておきたいのはこの曲はキーボードから始まるのでテンポの確定はその人がすることになります。その時のノリや雰囲気でテンポが変わると思うので、少し位速くても遅くてもある程度は任せましょう。
ただそうなると前後するテンポをカヴァーできるくらいに叩けるようになっておく必要があります。もしキーボードがテンポに自信が無い等の不安要素があるなら、始まりはドラマーがカウントをとってあげるのもいいでしょう。まあ、なるべくそのまま入る方が自然でいいですけどね。
イントロ (0:27~0:50)
基本の1つ『ウラ打ちリズム』です。詳しくは『ツーバスでよく使われる基本パターン1』をご覧下さい。
Aメロ (0:52~1:02)
パッと見32分音符が入っているので難しいかと思うかもしれませんが実はそうでもありません。32分音符の2発目を抜くと4拍目の形になります。つまり、その4拍目の形にただ左足を足せばいいだけです。
先にそちらを練習して慣れたら左を足すでもいいですし、理解できれば簡単なのでそのままでもすぐできるようになります。ただし、この2発のタイミングが毎回一定でないとリズムにしまりが無くなります。Aメロからそれだと今後の展開に支障をきたすのでしっかり演奏して下さい。
Aメロ ラストフィルイン (1:03~1:05)
左が1回目のフィルインで右が2回目のフィルインです。意外にハシりやすいフレーズなので気を付けて下さい。足部分をタムに変えてもOKなのでお好みで変えていって下さい。
Bメロ (1:06~1:15)
基本的なウラ打ちリズムです。ワンバスでも演奏可能(?)ですかね。ポイントは16分音符2発で音符同士が詰まり過ぎないように注意して下さい。
Bメロ ラストフィルイン (1:16~1:17)
Aメロに戻る(繰り返し)前のフィルインです。これといって注意する部分はありません。
サビ終わりフィルイン (2:06~2:09)
タム回しと若干のポリリズムが含まれたフィルインです。16分音符5発分が順にタム移動していく形です。ポイントは手足を合わせること。油断していると簡単にズレて手足が裏返ることになります。叩く回数、叩く場所、そして合っているかを常に意識していて下さい。
ソロ前 パターン1 (2:19~2:22)
ちゃんと休符の長さを意識して次のフレーズを叩き出しましょう。間をきちんととらえないと次のフレーズで突っ込んだりハシってしまう原因になります。
ソロ前 パターン2 (2:31~2:34)
叩く順番さえ理解できれば問題ないと思います。まあ簡単に言うと『タム→スネア→スネア』の繰り返しです。タムの叩く場所に関してはある程度やりやすい手順でいいと思います。曲中ではタムが順に移動して聴こえるので、それに合わせただけです。
ソロ (3:00~3:22)
変化形刻みパターンです。タイムでは3:00~3:22となっていますが、ずっとこのパターンというわけではありません。ライドのカップの他にチャイナを用いたり、ライドを8分音符で叩いたパターンなどいろいろ変化します。右手が若干忙しくなりますが、そのせいでリズムがヨれたりしないよう気をつけて下さい。
ソロ (3:10~3:13)
シンバル表記をしていますが、叩くのはクラッシュではなくチャイナです。シンバルに気を取られてスネアがヨれないよう注意して下さい。もちろん足がズれてもダメですよ。
ショートドラムソロ (3:39~3:51)
ドラムの1番の見せ場です。これを見事にキメるかキメないかであなたの評価が変わります。休符の長さはもちろん、それによるフレーズの流れを気にして叩きましょう。ソロの最後には手での6連が待っていて、ここが1番の勝負所です。確実に音を鳴らしスムーズなタム移動を心がけて下さい。ソロ中はキーボードのフレーズが基準になるので、ちゃんと頭の隅で意識しながら叩いて下さい。ズれると一瞬で終わるので要注意です。
ラストサビ
フィルイン1 (4:26~4:30)
フィルイン2 (4:52~4:55)
ラストのサビは繰り返しになるので、その都度フィルインが変わります。この2つ以外にも何個かありますが、若干ややこしそうなのを代表して紹介しています。フレーズ自体は難しくないので、大丈夫だと思います。フィルイン1では、ライドを叩いていますが、ハイハットでもOKです。フィルイン2では、1小節目のアタマ以外はチャイナシンバルを叩きます。
ツーバスの練習に最適な曲
シンプルなのにこんなに良い曲だとさすがに頭が上がりません。見せ場もしっかり入っているので、個人でもバンドでも是非コピーして下さい。ツーバスの練習にも最適ですし、私の変化形刻みテクニックもこれで鍛えられたと言ってもいいぐらいです。シンプルだからこそ基本的なことができていないとダメですし、その基本的なことがいずれ大きなモノへと変わっていくので、侮らずにしっかりと練習して下さい。
- ※楽譜について
- 楽譜(譜面)は耳コピを基に作成しています。細かい部分まで聴き取り自信をもって記譜するつもりですが、各ドラマーなりの手癖、ハイハットや各シンバル、ゴーストノートを使用しての細かなフレーズや音質上、聴き取りづらいフレーズに関して正確に記譜できない場合があります。「絶対にこうだ」という保証はありませんので予めご了承下さい