ドラムフレーズをメモするための自作五線譜
私は曲用のドラムパートや単発ネタを考える時には、自作のオリジナル五線譜を使っています。といっても、どこにでもある五線譜とあまり変わらないので、別段どこがどうということはありませんが、少しだけ自分なりにアレンジして使っています。
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タイトル記入欄
タイトル記入欄は大体どの五線譜にもあるので、あまり違いはありません。無いのも一部ありますが、私は常記しています。
ページ記入欄
曲用のドラムパートを書く時は、さすがに1枚では終わりません。曲の長さや叩くフレーズによっては1枚で済む場合もありますが、ほとんど2枚以上必要になるので、どの曲の何ページなのかをしっかり表記しておかないと後で訳がわからなくなります。他の人にも見せたりするので、ないとややこしくなります。
単発ネタの場合は数小節で済むので、ページをまたがることはありませんが、後で見直す場合はページ数が意外に役に立ちます。
どこに書いたかわからなくなったフレーズも、ページ数は微かに覚えていることが良くあります。「あのパターンはどんなだったか思い出せない。でも、確か2ページ目あたりに書いたような記憶が・・・」という感じで、頭の隅にひっかかってくれるので意外に便利です。
テンポ記入欄
『♩=○』は、楽譜上でテンポを表す時に良く使います。全部の曲のテンポを記憶することは難しく、140や150と区切りが良いならまだしも、一桁単位の表記になると覚えるのが大変です。
昔に何度か演奏しただけの曲を、今またやらなければならなくなった時、テンポをちゃんと書いておけば改めて調べる手間もかかりません。ドラマーなら把握しておかなければならないので、しっかり書いておくための欄です。
段数
段数は1ページにつき、12段。私にとって多くも少なくもない書きやすい段数です。
両端の線
五線の最初と最後の縦線はモノによって有るのと無いのがあります。私が持っている市販で売られていた五線譜には無かったです。全部にいちいち書くのが面倒なので、私は最初から全部線を入れています。
小節線
小節線は入れる・入れないがまちまちですが、いろいろな書き方を考慮して基本は入れていません。
ドラムの場合、Aメロ・Bメロなどの各セクションを繰り返す際に、最後のフィルインを違うものにする時があります。1~3小節は同じパターンで、4小節目だけは1回目・2回目と違うフレーズをそれぞれ入れるわけです。
これを考慮して書く場合は、1~3小節は少し小さく等分にして、その分広くとった4小節目に最初のフレーズを書きます。そのフレーズのすぐ後に『カッコ括り』にして、2回目はカッコの中のフレーズという『2×』の表記をする。もしくは、1段を5つの小節に分けて、最後の4・5小節目をそれぞれ1回目、2回目に割り当て、繰り返し表示で振り分ける。
こうすることで、1つの段にまとめることができるので、すっきり見やすくなります。書き方にも色々バリエーションがあるので、最初から小節線を入れておくことができないというわけです。
ただ、私は最初のやり方(カッコ括り)を用いて、あらかじめ小節線を入れることがあります。ドラムは1~3小節目は大体同じフレーズになることが多く、書き方を工夫すれば多少小節幅が小さくなっても問題なく書くことができます。繰り返し記号(%に似た記号)を用いればすっきり表記することができますしね。
まあ、単純に小節線を書くのを面倒くさがっているのと、すでに等間隔に線を入れている方が綺麗に見える、という理由も含まれていますが。
作るのが面倒という人に
ネットで五線譜を検索すれば無料でいくらでも手に入ります。もちろん、私のでよければデータを置いておくので印刷して使ってみてください。
印刷項目は5つ。
データ形式は3タイプあるので好きなものを選んでください。