ドラムスティックを回すにはタイミングと隙が重要
スティック回しこそドラマーが1番目立つ方法と書きました。スティック回し、でもそれって当たり前なのでは?と思いますよね。そうです、当たり前なんです。
では、逆に質問します。ちゃんと効果的に使っていますか?
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効果的にといわれても疑問になると思いますが、実は回している人は良く見かけます。ですが、見た目に余裕もなく無理をしていたり、「そこで回すのか!?」とついつっこみたくなる時が多いのです。
それでよく落としている人もいます。あれはさすがにダサいですよね。スティック回しは実に効果的な注目方法なんですが失敗してしまうと…。そう、スティック回しは諸刃のスティック?なんです。
だからこそ、スティックを回すにはタイミングと隙が重要なんです。目立ちたいからといって無理をしてしまい落としてしまうと最悪です。
目の前真っ暗。お客さんやその時ばかりは他のメンバーも「ダサ!」と思っているに違いありません。そして追い討ちとばかりに『スティック落としてましたね(笑)』 なんて感想を聞くはめに。まあ、それはそれでおいしいかもしれませんが。
目立つということは失敗しても目立つということです。
それ以外にも雰囲気というのが存在し、その場の雰囲気をかえりみずクルクル回すと「何やってんだあいつ?」と逆に非難の目にさらされ、場を寒いものにしてしまいます。回す際はタイミングを見計らい、回せる隙を突いて余裕を持って回しましょう。
タイミング
何も気にせず回すのは危険です。盛り上がっている時や回しても支障がない時はがんがん回しましょう。逆に曲の雰囲気によってはしない方がいい時もあります。アコースティックギターやピアノがメインの時や静かに落ち着いた雰囲気などの時にやると場がしらけてしまいます。そうならないようしっかりタイミングを見計らってください。
隙
ライブのたびに何回、回していますか?
曲によってはなかなか回せる時がありません。だからこそ、隙を見つけて入れていかないとますます回せなくなります。そうなると注目の場がなくなり、せっかく目立てる状況にいるのに目立てなくなります。
ただし、隙があるからといって回してばかりだとそのうち飽きられてしまいます。やりすぎ注意。見る方もさすがに慣れてくるので、その後はどれだけがんばって回しても意味はなくなります。
曲の雰囲気を壊さない時に回せるなら回す。
難しく考える必要はありません。つまりは「さあ、始めるぞー」ってイントロを盛り上げたい時とか、ノリのいいAメロBメロ、サビ前やサビ中、ギターソロのバックなどで回せば大丈夫です。
やりたい放題!ラストでキメる
案外、回せる場所として効果的なのは曲の終わりやライブ最後の終わりです。曲にもよりますが、大体はやりたい放題で終わる場面が多いです。オラーと叫んだり、ギャンギャン鳴らしたり、ベンベン弾いたり、ドンパン叩いたり、最後は見事に全員合わせて終わる。ライブではお決まりのパターンです。
なぜか1番はしゃげる場所なんですよね。しんどいはずなのに今日1番の動きを見せるラスト。この瞬間こそ最高視聴率といってもいいぐらいです。
しかも終わるタイミングはドラマー次第。ここでやらずしてどこでやるのかと。好き放題しちゃいましょう。