楽器の演奏動画の音はスマホやビデオカメラではなく録音機器で録ろう
普通の動画ならばそこまでこだわる必要はないかもしれませんが、楽器の演奏であるなら一定以上の音質が必要になるのは疑いようがないでしょう。
楽器の演奏をスマホやビデオカメラで撮影した後、その音を聞いてみると一目瞭然。場合によっては酷く割れて聞くに堪えない音になっていたりします。距離を取って配置することで極端な音割れを防ぐことはできますが、そのかわり被写体との距離ができて遠い映像になってしまいます。
そういったことから、楽器の演奏を動画にするなら録音機器を別に使う方が良いです。
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音を良くするにはどうすればいいか?
スマホやビデオカメラに内蔵されているもので録音すると限界があるので、それ以外の録音機器を用意して、楽器にマイクを立てて録音します。録音機器を用いるだけで圧倒的に音に違いが出ます。
私は最初から録音機器を用いてドラムの音をレコーディングしています。このサイトで掲載する動画を撮影し始めた当初から使っていますが、やってて良かったと今では思っています。
それだけ楽器を扱う上で音というのが大事なんですよ。
ハンディーレコーダーが手軽でおすすめ
「どんな録音機器を用意すればいいのか」と疑問になるかと思いますが、手軽さを考えたらハンディーレコーダーが最適かと思います。
私も2018年にZOOMのハンディーレコーダーH6を手に入れたんですが、これのおかげで劇的に録音がやりやすくなりました。ギターやベースだけの場合だと過剰性能になりますが、ドラムならば最低これくらいは必要になります。
安い買い物ではないですが、本格的な録音環境を整えることを考えたら、まだお手軽だと思います。ドラムのみならず、バンドの録音でも一躍買ってくれるので便利です。
用意するマイクは何が良いか?
マイクは『SHURE SM57』であれば十分です。ギターやベース、ドラムでも使われている楽器用の定番マイクです。
SHURE SM57はレンタルスタジオで借りられる場合があるので、すぐさま必要になるわけではありません。もちろん、それぞれのスタジオにもよるので借りられるかどうかは調査が必要です。
あなたが良く行くレンタルスタジオで借りられるなら、それを活用すると良いでしょう。
ZOOM H6はすぐ録音できる
先ほどおすすめしたハンディーレコーダーZOOM H6は、標準で2chのコンデンサーマイクが付いているので、それだけでもすぐさま録音が可能です。
それ以外で4つまでマイクを増やせます。楽器1つ1つにマイクを立てた方が編集も調整もしやすくなります。マイクを増やす際は数の分だけマイクとケーブルが必要になりますが、一層クオリティーの高い音が目指せるので検討してみてください。
ドラムのバスドラムには低音用のマイクを使おう
ドラムのバスドラムには低音用の専用マイクを用意した方が迫力ある音が録れます。というか、バスドラムはマイクを立てないと迫力不足になりやすいです。
たとえば、先ほど紹介したZOOM H6の標準マイクを使えば基本的には十分なんですが、バスドラムの音だけはチープな音になってしまいます。どうしても物足りなさがあって、マイクを立てて録音した音に比べると明らかに迫力不足です。
迫力ある音にしたければ、バスドラム専用のマイクを用意しましょう。
おすすめのバスドラム用マイク
リーズナブルな価格で選ぶなら『SURE Beta52』『AKG D112』あたりです。
私はSURE Beta52を使っています。このサイトに掲載されている動画のバスドラムの音はそれで録音しているので参考にしてください。
残りの3つも定番のバスドラム用マイクです。中には値が張るものもありますが、紹介した5つのマイクであれば、どれをとっても十分満足すると思います。
マイクの特性やキャラクターによって多少違いはあるので、気になった物があれば調べてみると良いでしょう。どれにするにしてもバスドラム用に専用の1本を持っておくことをおすすめします。
バスドラム用のマイクも借りられる?
場所にもよりますが、借りられるスタジオはあります。私がよく行くレンタルスタジオでは置いてあります。
ただし、そこで借りられるマイクが必ずしも目的のものであるかは調べてみないとわかりません。使いたいマイクが借りられるのであれば、これもすぐさま用意する必要はありません。
「これでないとダメ!」というこだわりがあるなら自分専用を用意しましょう。
他の動画では当たり前のように録音機器が使われている
スマホやビデオカメラに録音された音声が絶対ダメとは言いません。しかしながら、他の動画では当たり前のように録音機器が使われていることから、たくさんある中から自分の動画を評価してもらうには、最低限の環境は必要になると考えます。
より魅力ある動画を制作したいなら、音質を高めることは避けては通れないでしょう。
この機会にぜひ、録音機器を検討してみてください。