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サイトを常時SSL化する前準備。アクセストレードのアフィリエイトタグの変更

サイトを常時SSL化する前準備。アクセストレードのアフィリエイトタグの変更

サイトを常時SSL化にすることで生じるいろいろな変更作業。その中でもアフィリエイトタグの変更が1番面倒になるかと思います。アフィリエイトをやっていないなら気にする必要はありませんが、1つでもあるなら変更を余儀なくされます。

SSL化によるコードの違いは?
『http』→『https』へと一括置換で良いのか?
再取得した方が良いのか?

ASPでもいろいろ対処が分かれるかもしれません。そんな中、今回はアクセストレードに焦点を当てて説明しています。

結論から言うと、『https』への一括置換でOK。ただし、それにはいくつか条件があって、提携先のサイトがSSL対応していることと、自己責任であること

後は、古いアフィリエイトリンクコードを使用しているなら再取得した方が良いことです。

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。

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アクセストレードのリンクをSSL対応させる

まずはアクセストレードで新しくアフィリエイトリンクコードを取得する際にSSL化させたコードになるよう設定しておきましょう。

  • アクセストレードのパートナ管理画面にログイン
  • メインメニューの『マイページ』をクリック
  • 左メニューの『広告配信設定』をクリック
  • リンクコード取得の表示切替で『SSL対応リンクコードを表示する』を選択
  • 『設定を保存』ボタンをクリック

切り替え効果をコードで確認

例えば、次のアクセストレードのバナー。
アフィリエイトのアクセストレード

■ 設定前のソースコード


<a href="http://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxx" rel="nofollow"><img src="http://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxx" alt="アフィリエイトのアクセストレード" border="0" /></a>

■ 設定後のソースコード


<a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxx" rel="nofollow"><img src="https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxx" alt="アフィリエイトのアクセストレード" border="0" /></a>

設定前は『http』のままですが、設定後は『https』となっています。設定を変更しておけば広告を取得する際に自動で『https』にしてくれるわけです。

この切り替えをするのが先ほどの設定です。これをしておかないと後で『https』へ変換する手間が発生します。意図して『http』で表示したいなら設定を変える必要はありませんが、今後SSL化の流れは止められないので設定しておく方が無駄な手間が省けます。

※設定については専用解説ページがあるのでちゃんと確認しておきましょう。いくつか注意事項も書いています。

既存のアクセストレードのアドレスをSSL化させる

先ほどのアクセストレードリンク設定変更の効果を見るに、SSL化は単純に『s』を付けると良いことがわかります。とすれば、すでに張り付けているアフィリエイトリンクのコードも一括置換で簡単にSSL化できるわけです。

『http』はいろいろなアドレスで使われているので、これをそのまま置換すると意図しないアドレスまで全て変更されてしまいます。そうならないようにhttp以降の文字列、例えば『http://h.accesstrade.net』まで入力して、アクセストレードのアドレスのみを対象に置換させるとトラブルを避けられます。

提携プログラムリンクコードのSSL化

さて、ここからは提携プログラムのSSL化を紹介します。今までのはあくまでアクセストレードがSSLに対応したことによるアクセストレードリンクのみの変更方法です。そのために提携プログラムのバナーではなく、アクセストレードのバナーをサンプルに使用しました。

ですが、アフィリエイトリンクは提携プログラムのものを使うことが基本になります。提携プログラムからリンクを生成するとアクセストレード以外の提携プログラム先のアドレスも内包したリンクになります。実際はaタグやimgタグを使ったテキストリンクや画像リンクになるでしょう。その変更を行っていきます。

まずは確認事項があります。

  • 提携プログラムがSSLに対応している
  • 自己責任である
  • 古いコードは再取得した方が良い

提携プログラムがSSLに対応している

最も重要な確認です。使いたいアフィリエイトリンクがあるプログラム。そのサイトがSSL化していないとどうにもなりません。存在しないページとしてエラーが出てしまいます。

サイトの対応状況は広告主の状況によりけりなので対応していないなら対応するまで待つしかありません。意気揚々変更作業を始めても肝心のサイトがSSL化していないと意味が無いので真っ先に確認しておきましょう。

サウンドハウスで確認

私がアクセストレード経由で提携しているプログラムに『サウンドハウス』というのがあります。文字を見てわかるように楽器や音響といった音楽通販サイトです。ここを例に挙げて説明します。

同じ商品ページ『SONY MDR-CD900ST ヘッドフォン』からコードを取得します。

従来の『http』コード

<a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxx&url=http%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fproducts%2Fdetail%2Fitem%2F71265%2F" rel="nofollow">SONY MDR-CD900ST ヘッドフォン<img src="https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>
SSL化した『https』コード

<a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxx&url=https%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fproducts%2Fdetail%2Fitem%2F71265%2F" rel="nofollow">SONY MDR-CD900ST ヘッドフォン<img src="https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>

結局、違いは『http』の後に『s』があるかないかだけ。

サウンドハウスはすでにSSL化しているので『https』でも何ら問題ありません。実際いくつかページを開いてみましたが、ちゃんと表示されていました。アクセストレードの『商品リンクコード取得』ページにも、『https://soundhouse.co.jp』『https://www.soundhouse.co.jp』と明記されていることから、すでに対応していることがうかがえます。

これにより、一括置換で『s』を付けても問題なさそうです。

自己責任である

アフィリエイトリンクの『http』→『https』への置換はアクセストレードでは非推奨としているので自己責任になります。専用解説ページの注意事項においてもそう記述されています。

私は膨大な数のアフィリエイトリンクを再取得するのがあまりに手間なので、一括置換で対処しようと考えました。もちろん、自己責任においてです。

どこに何のリンクを掲載しているのか、どれだけの数を使用しているかをすべて把握してはいません。それらを全てチェックして、広告を1つ1つ再取得するのはかなりの時間と手間がかかります。

一括置換で問題が無いかを確認するために、SSL時とそうでない時、提携プログラムのコードを比較して問題ないことを確認してきました。

アクセストレードも非推奨としているものの、

通常リンクコードの「http」部分を「https」に置換することでもSSL対応リンクコードの生成は可能

としています。

SSL対応によってアフィリエイトリンクの生成コードが根本から変わったならこんな書き方をせず、「再取得してください」と言ってくるはずです。つまり、ちゃんと確認して適切に変換すれば問題ないわけです。

置換と再取得、どちらを取るかはあなた次第です。

古いコードは再取得した方が良い

SSL化では一括置換した方が圧倒的に楽ですが、古いコードを使用している場合は再取得した方が良いです。

私のサイトでコードの検証中に古い方のコードがあるのを発見しました。コメントアウトしていてページには表示されていませんでしたが、どうやら消すのを忘れていたみたいです。

古いコードと新しいコードを比較

古いコードサンプル

<a href="http://www.accesstrade.net/at/c.html?rk=xxx&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fshop%2FProductDetail.asp%3FItem%3D570%5ESDN14%5E%5E">Sample<img src="http://www.accesstrade.net/at/r.html?rk=xxx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>
新しく取得したコード

<a href="http://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxx&url=http%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fproducts%2Fdetail%2Fitem%2F211087%2F" rel="nofollow">Sample<img src="http://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>

見てわかるように、アクセストレードのアフィリエイトリンクコードは昔と今とでちょっと変わっています。アドレス(a・imgタグの両方)と提携プログラムコード、追加された要素など、所々変わっています。これではさすがに一括置換できないので素直にリンクを再取得した方が無難です。

どれだけ古いのを残していたんだと思わなくもないですが、『www』で始まる場合は古いコードの可能性が高いので再取得をおすすめします。

『nofollow』属性も付加

コードを再取得すると『nofollow』属性が付加されます。15年5月を境に追加されました。これについて簡単に説明すると、Googleなどの検索エンジンに『リンクをたどらないで』と指示するためのものです。

そもそも、以下のようなリンクに対しては、Googleのウェブマスターツールがnofollow属性を使うよう推奨しています。

  • リンク先のページが信頼できないコンテンツの場合
  • 有料リンクの場合
  • クロールの優先順位を示す場合

リンク先がほぼ有料である可能性のアフィリエイトリンクにおいて、nofollow属性は付けた方が無難というわけです。

結果的に同じコードになるなら

コードの改変は原則禁止されているのでなるべくなら再取得した方が良いですが、サイトのページ数、過去に取得したアフィリエイトリンクの数によってはそうも言ってられなくなります。

置換することで最終的に再取得コードと一致するなら何も問題はないと思います。結果的に同じコードになるなら再取得にしても置換にしてもどっちでもいいのかなと。むしろ、再取得なのか、置換後なのかなんてわからないと思いますし。

たんに『s』が付いているかいないかであり、再取得したコードを確認しても『http』にただ『s』が加わっただけ。『s』を付け加えるためだけの作業で全てのコードを再取得するとなるとそれこそすさまじい労力になってしまいます。

1つ1つ再取得するより一括置換の方が圧倒的に楽です。たとえれば、目的地に車で行くか、歩いて行くかの違い。結局、目的地が同じなら楽な方が良いはずです。

SSL化しよう

『https』への一括置換でOK。ただし、広告主のSSL対応状況次第ではプログラムが正常に機能しない場合があるので、提携プログラム別にしっかり確認しましょう。

再取得以外は何があっても自己責任。コードがおかしくなろうと、成果承認を却下されようと仕方ありません。そこはちゃんと認識しておきましょう。

サイトのSSL化はユーザーにとっては良いことであり、またWEB全体としても正しい流れです。サイトをちゃんと運用していくうえで変更にはすぐさま対応していきたいところです。アフィリエイトリンクにしてもそれ以外のことにしても。

見る人にとって有益なサイトであるよう心がけるようにしましょう。

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