洗面用水栓のシャワーホースのパッキン交換手順
洗面所にある水栓の蛇口から水漏れを発見し、その修理としてスピンドルとコマパッキンの交換をしようと考えました。その際、どうせなら変えられる所を全部変えておこうと思い、今回のシャワーホースのパッキン交換に至りました。他にも交換に至った理由として以下が挙げられます。
- 前回、いつ交換したか分からない(最初の設置以降、交換してない?)
- ここから水漏れしたら場所が場所だけにハンドルも取らないと作業が困難
- 劣化していることが予想できる
こういった思惑があり、交換できそうな所を片っ端からやろうと考えました。
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洗面用水栓
- メーカー:KVK
- 種類:台付洗髪2ハンドル
- 品名:一時止水付2ハンドル洗髪シャワー
- 品番:KF12F2-1E
準備する物
工具
部品
※カッコ内の番号は分解図を参照
シャワー本体のパッキン交換
シャワー本体にギザギザした所があります。そこに工具をかませて先端を回せば外れます。
※写真に映っている工具はウォーターポンププライヤーではありません。見つからなかったので違う工具で代用しています。
黒い帯状の部分が交換対象のパッキンです。
ここで使うパッキンは分解図24番『洗髪シャワーホース用Vパッキン PZ410770』という、ちょっと特殊な形をしたパッキンです。
マイナスドライバーを使ってパッキンを外します。
上下が決まっているので、装着する時は向きに注意すること。入れる時は少し硬いですが、グリグリねじりながら押し込んでいくと入っていきます。
シャワーホース接続部のパッキン交換
モンキーレンチで外します。ハンドルやその中のスピンドルを外さないと取り外しは難しいかもしれません。この時は全部変える予定だったので大丈夫でしたが、ここだけ変える場合はやり方を工夫するか、右のハンドルだけでも外した方が良いでしょう。
使われているパッキンは、分解図12番『シャワーホース接続パッキン PZKF80』という、見た目は普通のOパッキン。これを交換します。
L字接続部(シャワーエルボ)のパッキン交換
調べている時にわかったことですが、シャワーエルボのパッキンは水漏れしていない限りは取り換えなくてもいいそうです。ただ、今回は一斉交換することに決めていたので、ここも例外なく交換していきます。
エルボはモンキーレンチを使って外します。
使われているのは樹脂座金とパッキンのセットとなった、分解図10番『パイプ部パッキンセット PZ42』。
パッキンは向きがあるので注意すること。樹脂座金が1番の曲者で、取り外す・取り付ける両方で苦戦しました。
取り外す時は、マイナスドライバーを切れ目から差し込み、片側を浮かす。浮いた所をニッパーではさみ、半ば強引に力任せに引っ張って外しました。水あかや汚れが詰まっていたのも固くなった原因でしょう。
取り付ける時は、樹脂座金の切れ目を両方の人差し指で少しずつ横に広げつつ、他の指で押し込むとすんなり入りました。下の方を手前にして押し込んでいくとより簡単に入ります。
元々の構造上、幅に全く余裕がなく、はめ込むのにもコツがいります。コツさえつかめば簡単に入るのですが、正直、次の交換まで覚えてはいないでしょう。次回、取り換える時にはまた苦戦しそうです。
シャワーエルボを取り付ける
パッキンセットを無事取り付けられたら、今度は外した時の要領で取り付けていきます。パッキンを変えたせいか装着の際は少し入りずらかったものの、グリグリちょっとずつ回しながらだと入りました。後はモンキーレンチで固定します。
水漏れしていない限りは別段変えなくてもいい
各部の交換はタイミングが合ったから実行しただけであって、本来は変えなくても良かったのかもしれません。水漏れといった実害は出てませんでしたから。念には念をという意味で実行しましたが、接続部からの水漏れが発生しない限りは別段変えなくても大丈夫でしょう。