浴室にあるシャワーバス水栓の蛇口から水漏れ。修理するための下準備
浴室にあるシャワーバス水栓の蛇口から水漏れしているのを発見。自分で修理しようと思い、いろいろ調べてその手順をまとめてみました。
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手順
- メーカーや型番を調べる
- 型番を検索
- 必要な部品を調べる
- 部品を注文
- 部品の交換
- 水漏れが直ったか確認
メーカーや型番を調べる
水栓の詳細がわからなければ何も始まりません。本体を見回した所、表側の左下に『INAX』と小さく表記されていました。INAX(イナックス)はLIXIL(リクシル)のブランド名です。
裏側はスペースの都合上、目視するのは困難なのでスマホで写真撮影しました。裏側には型番が表記されていました。これにより判明した情報は以下の通りです。
- メーカー:INAX
- 型番:BF-M646T(330)-A85-D-PU1
型番を検索
型番がすでに判明しているので、これで検索します。すると、ヒットしたページがありました。このページはINAXのサイト内で検索をかけた後の検索結果のページでした。そこにサンプル写真と詳しい情報が載っていました。
- シリーズ名:ミーティス
- 品名:サーモスタット付シャワーバス水栓
- 型番:BF-M646T(330)-A85-D-PU1
必要な部品を調べる
先ほどヒットしたINAXのページに詳しい情報が書かれた表があります。そこに『取替用部品(分解図)』と書かれた部分があるので、それをクリックします。『ご利用条件』を読み、同意した先を見てわかるように、これはシャワーバス水栓を分解した一覧図です。それぞれ使われている部品の詳細が事細かに掲載されています。
ここで大事なのは、どの部品を交換する必要があるのか、ということ。
水漏れの原因を調べていく過程で分かったことですが、この水栓の蛇口からの水漏れは切替弁という部品が主な原因と言われています。水漏れの原因をネットで検索すると大体が、「切替弁を変えたら水漏れが止まった」というものでした。
切替弁というのは、分解図の3番にあたる『A-3059』という部品です。
部品を注文
LIXILパーツショップ、Amazon、楽天などで注文できます。型番をしっかり確認して注文してください。
部品の交換
詳しい手順は『浴室用シャワーバス水栓の切替弁の交換手順』で紹介しています。
水漏れが直ったか確認
うちでは切替弁を交換したら水漏れが直りました。別段トラブルもなく、すんなり変えられて良かったです。
ただ、直った後で思い返してみると、直らなかった時はどうしようかという想定をしていませんでした。直らなかった場合は改めて他に原因となりそうな所を探して、部品を変えていくくらいしか思い当たりません。つまり、また最初からの過程を繰り返していくことになります。もちろん、自分でできそうな箇所に限りますが。
場合によってはいくつかの原因が重なって結果的に漏れている可能性もあります。どうしても解決しないなら、素直に水道業者を呼ぶ方が良いでしょう。専門的な技術が必要になる故障かもしれませんし。費用はかかってしまいますが、放置するよりはマシだと思います。
実は切替弁より前にパッキンの交換作業をしていた
私は水栓の蛇口の根元のパッキンも変えています。実を言うと、切替弁を交換する前にこのパッキンを変える作業を実行していて、この時は水漏れが止まらなかったという経験をしていました。
「水漏れと言えばパッキンが原因」という先入観から、パッキンを変えれば直るだろうと考え、蛇口に向かう水の通り道である根本部分に焦点を当てたわけです。
シャワーバス水栓の分解図をもう1度見て下さい。そこに記載されている9番『A-5333-33』です。これの『展開図』を開くと、蛇口のみが描かれた展開図が出てきます。そこに記載されている部品の1番『50-08(1P)』と2番『59-18(1P)』です。ここを変えれば直ると最初は考えました。しかし、いざ変えても水漏れは直りませんでした。
改めて調べなおしたら、サーモスタットの水漏れは切替弁が原因になることが多い、ということを突き止めました。これを変えれば水漏れが直ったという事例がいくつも見られることから、次はこれの交換をしようと考えました。後はこのページで書いた流れに沿って交換作業を実行。無事に直ったという次第です。
時系列でまとめると以下のようになります。
蛇口から水漏れ発見
↓
根元のパッキン交換
↓
水漏れ直らず
↓
原因を調べ直す
↓
切替弁の交換
↓
無事、水漏れが直った
蛇口からではなく根元から水が漏れていたなら、パッキンを変えれば直った可能性が高いのでしょうが、残念ながら今回の原因から見たら的外れでしたね。必要ないと最初にわかっていたなら、する手間も省けたわけですから。
とはいえ、元々古くなった部品を新品に変えることができた、かつ交換作業の経験とマニュアルができたという点では決して悪い結果ではなく、むしろ結果オーライなのかもしれません。
ちなみに、パッキン交換の手順は『浴室用シャワーバス水栓の自在吐水口部のパッキン交換手順』にまとめてあります。必要かどうかはわかりませんが、必要になったら参考にしてください。