ツーバスはそれ単体でもフィルインの要素を含んでいる
ツーバスはそれ単体でもフィルインの要素を含んでいます。普段何気に使っていたとしても、ちょっと視点を変えると違った見方ができます。
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2拍分の連打
例えば、ウラ打ちリズム。簡単なウラ打ちリズムを1~3小節まで繰り返し、4小節目の3・4拍目を連打に変える。これだけでOK。ちょっとしたことでも効果は十分です。
1小節分の連打
例えば、8ビート。1~3小節までは普通の8ビートで、4小節目で16分音符などで連打を入れれば、それだけで十分フィルインになります。先ほど紹介した2小節分、つまり3・4拍目の連打でもOK。テンポによって8分音符や3連符、6連符などもありです。
連打の中でも
連打の中であっても効果があります。例えば、チェンジアップ。1~3小節まで16分音符の連打で、4小節目にチェンジアップを加えれば変化を与えられて効果的です。4小節目の3・4拍目をそれまでの16分音符から6連符にするだけで、「お?」と思わせることができます。もちろん、1小節まるまる変えてもいいでしょう。
テンポによっては少なくするチェンジアップでも効果は高いです。例えば、16分連打→3連符といった具合に。
速さによってバリエーションが限られるかもしれませんが、アレンジの選択肢は多いに越したことはないので精力的に入れていきましょう。
4小節目の中だけにとらわれない
4小節目の中だけにとられないのもありです。例えば、上記の譜面。最初の2小節分は何てことないリズムですが、3・4小節目は2小節かけて完結するようになっています。特別なことはしていません。4分音符と16分音符とを組み替えただけです。
また、次の譜面のように前の小節から食い気味に変化を付けるのもありです。
1小節目のパターンをモチーフに3・4小節目が展開されています。ツーバスのパターンを加えることで良い変化を与えています。
リズム感は残しつつ変化をつけたい
フィルインは必ず手でやらなければならないわけではありません。足でも十分変化を与えることができます。手を使ったフィルインを入れることでリズムの勢いを損ないたくない、リズム感は残しつつそれでも変化を聞かせたい場合に効果的です。
言葉で表せば難しいかもしれませんが、意識して曲を聞いていくと意外に耳にするんですよ、こういった使い方は。そういう意味では単体であっても案外使えるんですね、ツーバスって。
普段からツーバスをフル活用しているジャンルばかり聞いていると、それが当たり前になってちょっとした変化に気付かなくなってしまいます。難しいパターンや速さを追い求めるのも良いですが、こういう使い方にも目を向けると、奥深さをより知ることができます。むしろ、こういう所にも耳を傾けてこそのツーバスなのではないでしょうか。
どういう流れでそのパターンが演奏されているのかを気にしてみると、また違った聞き方ができます。曲をいろいろ聞いてアレンジのネタとして集めておくと今後役に立ちますよ。