16分音符ウラを主体としたパターン
16分音符のウラを主体としたパターンです。ツーバスを右から踏み始める人は左が、左から踏み始める人は右がメインになります。難度もかなり高く、逆足を鍛えておかないと到底できないのではないでしょうか。私自身、レコーディング時にはかなり手こずりました。普段からしっかり練習しておかないと、精度がすぐに落ちてしまうほど難しいパターンです。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。
譜面と動画
- テンポ140
- 1拍ずつこなしていく
- 片方の足は踏みっぱなし
- ウラの入りが特に難しい
- 8ビートを意識できればできたも同然
1拍ずつこなしていく
応用である以上、各拍の単独フレーズが踏めないとできないパターンです。習得するにはまず、1拍ずつの音符の形を踏めるようにしてからになります。特に必要なのは「ドドッド」と「ッドドド」なので、まずはこれを踏めるように練習していきましょう。
片方の足は踏みっぱなし
1拍ずつ練習して、それぞれをつなげた場合、最終的に片方の足は踏みっぱなしになります。つまり、16分音符のウラが主軸になります。逆足をしっかりキープしなければできないので、どこまで鍛えられているかの1つの目安になります。
ウラの入りが特に難しい
1番難しいのは1小節目の2・4拍、つまりは16分休符から始まる「ッドドド」の3発です。片足でのウラキープもそうですが、頻繁に出てくるこの3発が安定していなければ、すぐに崩れてきます。かなり難しくはありますが、意識だけはしっかり持っておきましょう。
アタック感が増してしまうのであれなんですが、どうしてもできないという人は、アタマにバスをいれて4発にしてもいいでしょう。16分休符部分にはスネアが来るので、バスを入れても問題ありません。ただし、その際はスネアとずれたりしないよう注意して下さい。
8ビートを意識できればできたも同然
今回のパターンはあまり考え過ぎると余計にわかりにくくなります。私がレコーディングした時の意識的にいえば、左足で16分音符ウラを踏みながら、8ビートを叩いたという感じです。
ワンバスの時にハイハットペダルに置いている足を上下させて、4分や8分のリズム(カウント)を取ったりしたことはありませんか?自然に動く人もいると思いますが、極端な言い方、あれの16分音符ウラバージョンです。
左足で16分音符ウラをキープしつつ、後は普通に8ビートの要領で叩く感じです。もちろん、1拍ずつの音符の形とタイミングには気をつけていますが、最終的にはそうとらえることができるということです。独立させて考えているといってもいいですかね。特に逆足をメインに使う今回のような難しいフレーズの場合は重要な感覚といえるでしょう。
ここまできたなら、ツーバス練習法の最大のコツとは!?で紹介している16分の音符の形、を使ってできるツーバスフレーズはおおよそ短い時間で習得できると思います。コツを使ったツーバスフレーズの集大成として、今回のパターンを練習するのもいいかもしれませんね。
Scream Your Heart Out -スクリーム・ユア・ハート・アウト-
アングラというバンドにオーロラ・コンサルジェンスというアルバムがあります。その中に『スクリーム・ユア・ハート・アウト』という曲があって、それに今回のパターンが使われています。
いきなりリズムから始まるのですが、最初に聞いた時はアキレスらしい奇抜さだなと思いました。個人的にはこういう奇抜さは大好物です。
フレーズ自体も奇抜ですが、それを曲の中に取り入れてしまうあたり、バンドとしてのクオリティーもさすがです。曲にしてもフレーズにしても、なかなかマネできない一流さを感じます。