3つの『3』がポイントのパターン
今回は3つの『3』がポイントになるツーバスフレーズです。フレーズ自体も難しいですが、特に音符の使い分けがポイントになります。単体で使うことはあっても、今回みたく、合わせて使うというのはなかなかないかと思います。やみつきになりそうなほど面白いフレーズなので、試しに練習してみてはいかがでしょう。
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譜面と動画
- テンポ145
- 3発それぞれの使い分け
- バスの緩急
- 2小節目の2拍目
3発それぞれの使い分け
16分音符での3発、6連符での3発、3連符、が合わさったフレーズです。当然のことながら、この3つはそれぞれ別物です。それぞれにはそれぞれのタイミングがあり、特に16分と3連は踏み間違えやすいので注意して下さい。
それぞれの3発を自在に操る技術が必要なので、まずはそれぞれ単体でできるようになってから合わせて練習するのがいいでしょう。
バスの緩急
単体で考えた場合はそれほど難しくないのですが、合わせるとなるとその緩急差に苦戦すると思います。特に難しいのは、半拍3連から3連にかけてと、3連から16分3発にかけてです。
テンポ145での半拍3連は意外に速く、それをクリアしてもその後すぐに3連を踏まなければいけないので気が抜けません。もちろん、半拍3連の精度も落とすことが出来ないので、より気を引き締めておかなければなりません。
3連を踏めたとしても、その後16分3発にいくのでこれまた気が抜けません。3連3発と16分3発は、ちゃんとタイミングを取って踏まないと、おかしな3発になりがちです。それでなくても、3連のタイミングに気を使っている中での16分への切り替えなので、特にブレやすいといえます。各音符間の緩急差をしっかりつかんで、音符を正しく表現しましょう。
2小節目の2拍目
1小節目は別段珍しいものではないですが、問題は2小節目です。1番のポイントは2拍目の半拍3連からの3連符移動。半拍3連を踏みきって続く2拍目アタマのバスが、ちゃんとスネアと合うかどうかで決まります。ここをちゃんと合わせないと、他がどれだけ上手く踏めても完成はしません。しっかり拍を感じて、合わせるようにしましょう。
ちなみにこの半拍3連は、右から順に踏んでいきます(RLR・[LRL・RLR・LRL])。そうすることで、次の小節のアタマを右から踏み始めることが出来ます。できるようになれば意外にやみつきになるフレーズです。機会があればオリジナルなどで使うと効果大です。
Waiting Silence -ウェイティング・サイレンス-
アングラというバンドにテンプル・オブ・シャドウズというアルバムがあります。その中に『ウェイティング・サイレンス』という曲があって、それに今回のパターンが使われています。
今回のようなクセのあるフレーズが使われているだけあって、なかなかクセのある曲です。まあ、私は結構好きなんですけどね、この曲。ヘタに速いだけという曲よりは、こういったやりがいのあるフレーズが使われている曲の方が面白いと感じる方なので。
私自身、ドラムカヴァーもしている曲です。といっても、YouTubeでよくみる、曲を聞きながら叩いた動画をアップするだけなんですが。興味があるならのぞいてみてはいかがでしょうか。参考程度にはなるかと思います。
ドラムカヴァー動画