スネアを抜くだけで雰囲気を変えられる
最初はフレーズ自体が珍しいと思っていたんですが、改めて見直したら、よくあるパターンのスネアを抜いただけだったと気が付きました。スネアを抜いただけで雰囲気が結構変わったので面白いなと。こういうやり方もありですね。今後に使えそうなアイデアだと思いました。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。
譜面と動画
- テンポ175
- 2拍目の入り
- 2小節目の連打の正確さ
2拍目の入り
いつもなら叩いているであろう2拍目のスネアが抜かれています。テンポが速いことも相まって、バスの位置がずれやすくなっています。
ウラをしっかり意識することが大事です。ウラから入って、音符同士を詰まらせることなく、3拍目のアタマを強調させる1発につなげます。入りがずれれば連動して3拍目のアタマがずれてしまうので前にも後ろにもずれないよう注意しましょう。
2小節目の連打の正確さ
速さに負けない正確さが必要です。2拍目2発と3拍目4発の計6発。気を抜くと3拍目が4発ではなく3発(ドドドッ)になってしまう場合もあるので正確に踏み抜いてください。速さにおされて勢い任せに踏んでしまうと正確さがなくなり、リズムにも安定さがなくなってしまうので注意です。
Dragon Life -ドラゴン・ライフ-
Derdian(ダーディアン)というバンドに『リンボー』というアルバムがあります。その中の『ドラゴン・ライフ』という曲で使われています。
パターンが出てくるのは中盤の短い間のみ。曲を通して雰囲気がガラリと変わるので印象に残りました。フレーズが始まる前のスプラッシュシンバルも何気に気に入っています。
ダーディアンの曲は個人的にメロディーが気に入っています。ドラムのフレーズも多彩で、高難度というわけではありませんが、いろいろな展開や変化が楽しいですね。曲の雰囲気を変えたい時の参考になります。
つまづきそうな感じと疾走感の対比が心地いい
スネアを抜くことと8分休符の効果でつまづきそうになりつつも、その後来る連打が疾走感をより強調してくれます。2拍目のスネアを抜かずに叩くパターンならわりとよく聞くのですが、それを抜くだけで雰囲気がこんなに変わるとは思いませんでした。曲調もあると思いますが、ちょっとした変化を与えたい時に使えるお手軽なやり方と言えるでしょう。
変化を与えるやり方では、スネアの位置を変えるというアイデアが代表的でお手軽かと思っていました。もしくは、3・4拍目をフィルインに変えるやり方が個人的に好みです。しかし、ただ抜くだけというやり方もまたお手軽で効果があると知りました。
音の配列というのはなかなか面白いですね。ちょっとした違いなのに結果的に大きな効果を感じさせます。この違いをコントロールできれば、より一層ツーバスドラマーとして磨きがかかるのではないでしょうか。