ツーバス連打の本質
ツーバスの悩みでよく耳にするのが次のことです。
- どういう練習をしたらいいのか
- 連打が続かない
- スピードが上がらない
特にこの3つが多く、実際そういった悩みをよく相談されます。これ以外にはないと言えるぐらい、もっともかつ真意をついた悩みです。今回、その悩みを解決するために、微力ながらツーバスの本質について考えてみたいと思います。
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連打の本質とは
経験をふまえて考えると、ツーバスの本質を練習するという意味では「ドコドコ」と両足で踏むのはちょっと違うのではないかと思うんです。まあ、連打の練習という意味ではそれで正解なのですが、本質を練習するという意味ではちょっと違います。
ツーバス連打ができない原因を改めてみるとわかるのですが、ツーバスの基本であるオルタネートといえど、片足だけで考えれば8分音符しか踏んでいません。16分音符を演奏していると自分は思っていても、実際片足だけで考えると、8分音符を連打しているだけなんです。
連打の本質は16分を踏むことではなく、両足で8分を連打しつつ、かつ交互に踏むということです。それが結果的に16分連打になるというだけです。つまり、連打をモノにするなら、まず片足で8分を踏めるようにする必要があるというわけです。
8分音符が重要
仮にテンポ120の16分連打をオルタネートで数分間踏み続けるとしましょう。それができないという人は、今度は同テンポで右足のみ(利き足のみ)で8分音符を踏みましょう。
この時点で右足だけならできるという人は、結果的に「両足を使うと連打はできないけど、右足(利き足)だけならできる」ということになります。つまり、両足でできない原因は『左足(逆足)』にあるということです。
利き足で8分連打ができないというのは、ドラムを初めて間もない人でもない限り、あまり考えられません。ということは、両足で連打ができない原因があるとするなら、利き足ではなく、普段使わない逆足だと考えられます。
片方別々にしても8分を踏むことができないのに、両方を8分で踏みつつ、それを交互で踏まなければできないツーバスの連打なんて、到底できるはずがないと思いませんか?
16分ができないのが原因ではなく、8分ができていないから16分ができないのです。
根本的な部分で少し勘違いをしている人が多いのではないかと思います。もう少し頭を柔らかく、いろんな角度で物事をとらえてみてはいかがでしょう。ふとしたことで解決するかもしれません。