ツーバスドラマー御用達「半拍3連」の驚くべき威力
ツーバスをやる上で切っても切れない存在が半拍3連です。重要なパターンの1つで、リズムでもフィルインでも随所に活躍するこの3発は非常に強力な武器になります。
リズムのバス2発を欲張って3発にしたり、フィルでも3発にしたり、前の小節から引っ掛けたり、スネアとシンバルでのアクセントの前に入れる等は日常茶飯事です。
ツーバス・メタルドラマーはもちろん、それ以外の人もとっても大好き。
場合によっては連打よりも先に練習するかもしれませんね。
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譜面例
ウラ打ち
よく使われるのがウラ打ちの時で、それ自体が頻繁に使われるので自然と多くなります。紹介した譜面以外にもいろいろなウラ打ちリズムがありますが、どれに入れてもほとんど違和感なく、フレーズ自体もかっこよくなります。
オモテ打ち
オモテ打ちでもよく使います。リズムの頻度でいうならウラ打ちの方が高いので、ウラよりは耳にする機会は少ないかもしれませんが、練習しておくに越したことはないのでいろいろ探してみましょう。
フィルイン
フィルインでも使いますが、フィルインの場合は狙って使う時が多いです。そもそも6連フィルは『4・2』や『2・2・2』にして使うので『3・3』というのはあまり使用しません。リズムならともかくフィルインで足を3発にしてしまうと難易度がかなり上がりますから。フィルでも難なく出せるならそれを武器にフィルを構成するのもありですね。
部分的使用
引っ掛けや休符後の『ドドタン』といった合図的要素として使うことがよくあります。頻度や聞く機会でいえばウラ打ちの次ぐらいになるのではないでしょうか。部分的ならいくらでも入れることができるので重宝します。
注意点
3発をしっかり鳴らす
使ったことのある人がほとんどだと思いますが、この3発は非常に詰まりやすいです。3発なので必然的にどちらかの足は2発踏むことになります。テンポが上がるにつれて難易度も上がり、速ければ速いほどダブルの性能も問われます。
3発は連打に比べると比較的簡単ですが、それでもちゃんと表現するとなるとそれなりの練習が必要です。毎回安定して繰り出すのはプロの人でも難しいのではないでしょうか。曲を聴いても「若干怪しいな」と思うこともありますからね(かく言う私も安定しているとは言えません)
そして、輪をかけて問題なのが音にあります。ツーバスならば過度にならない限りは問題ないですが、ツインペダルの場合は致命傷になりかねません。
『ボース』というテクニックをご存知ですか?ボースとは両手両足を同時に叩く奏法です。両手足同時でなくとも普段のリズムではどこかしら一緒に叩くことになるので、そういう意味ではいつもボースと言えなくは無いですかね。
ツーバスは左右で叩くバスが違うので問題ないですが、ツインペダルの場合は1つのバスを同時に叩くことになります。2本のビーターの打面が近いので同時に叩くと音がミュート状態になり音色が濁ってしまいます。踏んだ感じや音も気持ち悪くなり当然音圧も下がるのでいただけません。ツインペダルをお持ちの人は試しに踏んでみて下さい。なんともいえない状態になりますから。
メタルではボース自体は使いませんが、半拍3連が詰まり過ぎるとそうなります。勢い余って右と左が同時に出てしまったり、つっかえたりする時がありますからね。ツーバスではそんな心配はありませんが、ツインペダルを使用している人は特に注意して下さい。3発といえど侮ることなかれ。
過剰に使用しない
この半拍3連はやる方も聞く方も非常に気持ちがいいですが、何事もやりすぎてしまうのはよくありません。やりすぎるとくどくなってインパクトも薄れます。使い所を見極めうまく取り入れていきましょう。
通称『ブリブリ』
どんな時でもついつい入れてしまいたくなるのが半拍3連です。私もツーバスを始めた当初は面白がって踏みまくった経験があります。実際楽しいですからね。やり過ぎて自己満足になることもありましたが・・・。
ちなみにこの半拍3連は通称『ブリブリ』と言います。私が付けたわけではなく、専門学校時代に講師の方からそういう名前だと聞いたんです。フレーズ自体そう聞こえるからなのかもしれませんが、嘘か本当か定かではないので絶対とは言えません。
一応、ここではわかりやすいように半拍3連と言っていますが、それも仕方ない話です。ブリブリといきなり言われても「一体なんだそれは?」ってなるのは目に見えてますから。ですが、何を隠そう私はいつもブリブリと言っています(笑)。それにここまでくればもう隠す必要もありません。
これはブリブリです!
ブリブリ!!
ブリブリ!!!
ブリブリ!!!!
おっと、お食事している人には申し訳ないです(笑)