ツーバスだけでも他の楽器と一緒に演奏してもかっこいパターン2
Stratovarius(ストラトヴァリウス)というバンドに『ENIGMA:INTERMISSION II(エニグマ:インターミッション2)』というアルバムがあります。その中の『Fireborn(ファイアボーン)』という曲で使われているツーバスパターンです。
『ENIGMA:INTERMISSION II』の収録曲は以下の通り。
- 新曲3曲
- 12~15枚目のアルバム、順にPolaris(ポラリス)、Elysium(エリジウム)、Nemesis(ネメシス)、Eternal(エターナル)」までの日本盤ボーナストラックやリミテッド・エディションの9曲
- 未発表オーケストラバージョン4曲
ちなみに、このFireborn(ファイアボーン)は14枚目のアルバム「ネメシス」のリミテッド・エディションのボーナストラックに収録されている曲です。
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譜面
- テンポ151
- 1小節目の3拍目のパターン
- 1小節目の4拍目に出てくる3発
テンポ151
演奏して気持ちいいと思うテンポが150台。ただ、連打ならともかく、複雑なパターンを演奏するとなると少々手こずる速さです。考えながら叩くとどんどん遅れていく危険性があります。たとえ頭では分かっていても体が付いていかないことにもなりえます。
速さについていけないならもっと遅いテンポから始めます。ドラムのフレーズができない時の対処法は「ゆっくりから始める」です。あせらないで、まずはゆっくりからでも確実に体に覚え込ませていきましょう。
1小節目の3拍目のパターン
ツーバスの連打以外のいろいろなパターンについてはこのサイトでも紹介していますが、やはりつまづきやすさでいえば圧倒的にこの音符の並びですね。16分音符4発のうちの3発目を抜いた『ドドッド』です。
ついついそのまま連打したくなるのをぐっとこらえて休符にしなくてはなりません。それがまたリズムがブレる要因になったりします。連打を利き足から始めるなら逆足がメインになり、単純に考えれば利き足を1発抜くだけなんですが、やるとなるとかなり難しいです。
そもそもこの形に慣れていないとできません。手も足も出ない場合はまず慣れることから始めましょう。この音符の形について書いているページがあるので、そこから始めてみてはどうでしょうか。
パターンが出来る人は、その後の4拍目のスネアとバスドラムがぴったり合うかどうかをしっかり確認してください。足が複雑になるとバスとスネアがズレやすくなります。そこさえクリアできれば大丈夫だと思います。
1小節目の4拍目に出てくる3発
楽譜上ではこの音符の形が計3回出てきますね。テンポも相まって非常に走りやすいです。そこをしっかり抑えて演奏できればグッドです。3発のうちの2発目を抜くとただの8分音符連打です。その『8分音符の連打とはどのようなタイミングで踏むのか』を常に頭で意識しておいてください。
焦らすことも大事
ギターのメインリフとして曲のアタマから度々登場するリズムですが、それに合わせてドラムがツーバスを踏むのは曲の最後だけです。もったいぶった使い方ですが、なかなかどうして、案外効果的です。
最初は良い曲だなと思って聞いていたのですが、せっかくリフが楽しいリズムだからドラムもバスドラムで合わせればもっと楽しいのにと思っていました。私はベタなアレンジ展開が好きなので、ついついそうしたくなるんですよ。なので、それをしないのは若干もったいないと思っていたんですね。
「ああ、もうラストまで来ちゃったよ」と思っていた最後の最後でしっかり合わせてきたので、「うほー!ここで持ってきたか!」とついテンションが上がってしまいました。それと同時に感心させられました。ちゃんとツボを押さえた使い方だなと。
こういったリズムではぐいぐいツーバスで合わせたくなる私ですが、焦らすやり方も効果的なんだなと思いました。ツーバスのパターン自体もそうですが、併せて出し方にも気を配ると良いですね。時に焦らすことも大事です。
ブリブリ言わせているベースの音も心地良く、仮にこれをバンドで演奏するとなると、とても気持ちいいノれる瞬間になるのではないかと思います。ストラトヴァリウスはこういったバンドで合わせ甲斐のあるパターンが多くて楽しいですよね。