[ドラムスコア] ハンティング・ハイ・アンド・ロウ / ストラトヴァリウス
ツーバス連打を練習するならStratovarius(ストラトヴァリウス)!
Infinite(インフィニット)には本当に良い曲ばかり入っていて、ストラトで1番キャッチーなのがHunting High and Low(ハンティング・ハイ・アンド・ロウ)です。
ドラマーはJorg Michael(ヨルグ・マイケル)
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曲解説
ストラトヴァリウスというかメタル界でも随一のキャッチーさを誇るのが、この曲です。簡単な曲なのでアナライズしてもと思いましたが、有名なのでとりあえず(笑)、やります。
テンポ188の8分音符主体
テンポ188で8分音符が主体です。
基本リズムの安定
フレーズ自体も簡単で基本リズムの安定とノリノリで叩けるかどうかだけです。
ハイハットの使い分け
クローズとハーフオープンをちゃんと使い分けないと、セクションごとで迫力が出せないので注意して下さい。ロックやハードロック系なら問題ないですが、ツーバスドラマーは意外に苦手な所です。なぜなら、普段はクローズ状態で叩くので、オープンはあまり意識しないんです。クローズ・オープンと極端な使い方なら大丈夫ですが、ハーフという微妙な開き具合を意識できるかどうか。ちょっとの差でも音の大きさや響きが変わるので、使い方には注意して下さい。
フレーズ解説
イントロ (0:11~0:25)
イントロのメインリズムです。説明は不要かと思いますが、知りたい人は『ツーバスでよく使われる基本パターン4』をご覧ください。
Aメロ前フィルイン (0:25~0:26)
テンポが188と結構速いので4拍目の16分はしっかりと鳴らして下さい。速いからといって適当にならないようにして下さい。
Aメロ (0:26~0:46)
8ビートの基本的なパターンです。気を付けるとしたらハイハットの音です。あまり鳴らし過ぎないようにして下さい。次のBメロで鳴らさないといけないので、Aメロの段階で鳴らしすぎるとメリハリがなくなります。あくまで、『Aメロ < Bメロ』の音量差なので注意して下さい。
Aメロラストフィルイン (0:46~0:47)
ハシらないよう注意し、スムーズに演奏することを心がけましょう。
Bメロ (0:47~1:05)
8ビートの基本系ですね。ハイハットをしっかりと鳴らしましょう。Aメロでも言いましたが、AメロとBメロでメリハリをつけるにはハイハットの音が重要です。両方とも同じようなビートですから、しっかりと区別をつけましょう。客観的に聞いて判断するのも1つの手です。録音してみると違いが良くわかりますよ。
Bメロラストフィルイン (1:05~1:07)
クレシェンドが付いているので、音量の表現に注意して下さい。自然に大きくしていかないと変に聞こえます。出始めも注意し、最初から音量が大きいとその後に変化がつけにくいです。あくまで『自然に』がポイントです。
サビ (1:07~1:27)
サビは所々にシンバルが入ります。聴けばすぐにわかりますし、メロディーに合わせているのですぐに覚えられると思います。フレーズに関してはイントロ部分でも説明しているので、ここでは省かせていただきます。
サビラストフィルイン (1:27~1:28)
パッと見「あれ?」と思うかもしれませんが、聞いた限りこうだと思います。問題は3・4拍目で足が8分で手が3連です。8分と3連はアタマ以外で音符がかみ合わないので、一緒に演奏すると変に聞こえます。
本来スネアで3連フィルを叩くなら、足はなくすのが基本です。曲を聞いてもバスドラムは聞こえるかどうかの微妙な音量なので、ここは無難に抜く方がいいですかね。もちろん、意表をついて譜面通りでも構いません。どっちでいくかはあなたの判断に任せます。
ちなみに私は譜面通りに叩いています。なぜかというと、この次のフレーズも足は8分連打なので、いちいち止めるのが面倒だからです(笑)。それに慣れるとこのズレが意外に心地良いんですよ。変拍子みたいな感覚ですかね、まあ、自己満足なんですけど(良い子は真似しないで下さい、笑)
2回目Aメロラストフィルイン (1:56~1:59)
8分フレーズの変化形です。これといって難しいフレーズではありませんが、手足が詰まりやすいのでスムーズな演奏とハシらないように注意して下さい。
ソロ終わりフィルイン (2:54~3:00)
Bメロラストフィルインの時にも説明したクレシェンドパターンです。音量の表現に注意して下さい。あくまで『自然に』がポイントです。足を8分で連打していますが、正直言うと連打かどうかは微妙です。別パターンとして1・2小節はバスを4分で、3小節目はタムの間を足で埋めた形でもOKだと思います。重要なのはクレシェンドと8分のパルスなので、それさえおさえておけばどちらでも問題ないです。
ラスト
この曲ではフェードアウトをしていますが、実際に再現するには少し無理があります。人為的にできないことはないですが、締まりのない終わり方になるので、おすすめしません。じゃあ、どう終わればいいのかな?と思いますよね。そんな時はリットを使うと効果的です。困った時のリット頼み。この曲しかり、やりにくい終わり方をする曲はリットを使うと自然に終わることができます。
曲は始まりがあれば必ず終わりがあります。ライブや練習でいつかはやる時が来るので、早いうちから出来るようにはしておいた方がいいですよ。リットに関しての詳しい説明は曲の終わり方で迷った時はリットでしのぐを参照して下さい。
この曲に関しても、とりあえずはリット。もちろん新しく何か終わり方を決めてもいいです。私がライブでやった時は、ラストをさらに増やしてソロ回しをしました。こういったキャッチーな曲は進行もシンプルできれいに終われるのですが、あまりに終わりがきれいなので、何度もやっていると物足りなくなるんです。
そんな時、よく使う方法がソロ回し。1通り回して、そこから1度メインメロディーに戻って、リットして終わり。要は簡単な見せ場を作ったということです。ソロ回しは意外に使えてなかなか盛り上がるので試してはいかがでしょう。
もちろんギターだけじゃなく、ベースもドラムもやると効果大です。ドラムソロだと若干長くなるので、そこは4小節なり8小節なりやりやすいようアレンジすれば大丈夫です。曲が曲だけに盛り上がること間違いなしです!
基本リズムをノリノリで
曲の基本が8ビートなので、しっかりとしたリズムが叩ければ問題ないと思います。基本リズムをノリノリで叩くことができれば楽しい曲なので、楽しみながら演奏しましょう。私も練習でこの曲をよく叩きました。8分のノリを生かすにはもってこいの曲ですから。そこまで難しくはないですし、ちょっとした気分転換やノリの確認などをよくしました。8分の曲で、これだけ楽しくて良い曲はあまりないので、コピーすることをおすすめします。
- ※楽譜について
- 楽譜(譜面)は耳コピを基に作成しています。細かい部分まで聴き取り自信をもって記譜するつもりですが、各ドラマーなりの手癖、ハイハットや各シンバル、ゴーストノートを使用しての細かなフレーズや音質上、聴き取りづらいフレーズに関して正確に記譜できない場合があります。「絶対にこうだ」という保証はありませんので予めご了承下さい