ドラマーなのにドラムの打ち込みを使う理由

打ち込みドラムとは、ドラムマシン(リズムマシン)という専用の機械にあらかじめ入れられているスネアやバスの音を使ってフレーズを作成したモノを言います。
機械に音を入力して(打ち込んで)リズムやフレーズを作成し、それをつなげることで曲用のドラムパターンも作れます。
ドラム以外に様々な楽器を打ち込める物もありますし、パソコン用の専用ソフトもあります。意外に役に立つので使うことをおすすめします。
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ドラマーなのにドラムの打ち込みを使う理由
「ドラマーなのにドラムの打ち込みを使うの?」と、疑問になるかと思いますが、私は使った方がいいと思います。なぜなら、フレーズの確認が出来るからです。
私がリズムマシンで打ち込みをする時は決まって曲をアレンジする時です。作曲者から原曲をもらい、それに対してドラマーとして考えたフレーズを作っていれます。
譜面を書いてスタジオで合わせていたら時間がかかりすぎます。細かな部分も確認できないので、それならドラムを先に打ち込んで、それに他の楽器を録音し、出来上がったものを確認していく方が断然早いと思います。
- どこをどうアレンジするのか?
- A、Bメロはどんなリズム?
- キメはどうか?
- このフレーズをいれるとどう変わるか?
- 全体のバランスはいいか?
- 流れはしっかりできているか?
- ドラムが盛り上がれる所はあるのか?
打ち込みなのでフレーズの変更もすぐ出来ますし、できあがったらそれを聞きながら練習もできます。全体の確認もすぐですし、思いついたアレンジもすぐに試せます。見直しや変更が簡単に出来るので、アレンジ段階では打ち込みを使用することをおすすめします。
もちろん、曲でなくても使えます。思いついたフレーズが記録でき、どう聞こえるのかわからない時も打ち込めば聞くことができます。フレーズ作り・すぐに聞ける・全体の確認もできるので、やっぱり打ち込みの使用をおすすめします。
使ったことがある打ち込み機材
Roland Dr.Rhythm DR-670
私が前まで使っていたのが、Roland Dr.Rhythm DR-670です。スネア・バスなどは音にこだわりがあったので、自分で好みの音を登録していました。音程などもエディットで編集可能です。2小節で1つのパターンと考え、そのパターンをいくつも作って、繋げて、曲用に仕上げていきます。使い勝手はなかなかよかったです。
YAMAHA MOTIF6
一時期、作曲をするようになってからは知人から格安で譲ってもらった、YAMAHA MOTIF6の音源を使用しています。ここで使用する音もポップ用、ロック用、ハードロック・へヴィメタル用などジャンルによってキットをアレンジしています。
Addictive Drums
Addictive Drums(アクティブドラム)というソフト音源も使ったことがあります。内蔵ドラム音源ではSonor(ソナー)の音が好きだったので、キットはこれを基準にシンバルをその時々で変えています。ちなみにDAWソフトはSONARです。私はバージョン6を使っています。
本気でと言うなら話は別ですが、手軽にしたいならここまで揃える必要は無いと思います。私もなんだかんだで揃ってしまったので使用しています。
ドラムの打ち込みはDR-670で十分だと思いますよ。これ以外でも問題はないですが、あまりショボイのを選ぶと音やフレーズ作りに支障が出るかもしれません。スプラッシュやチャイナで良いのがないとか、ハイハットオープンの音がイマイチとか。
特に金物系の音が気になりますね。結局は機械なのであまり文句も言えませんが、どうせ買うなら最低限の音を表現できるやつにしておきましょう。幅広いに越したことはないですからね。