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バスドラムの踏み方には2×2のやり方がある

バスドラムの踏み方には2×2のやり方がある

踏み方には2×2のやり方があります。
2×2とは『踏み方の2』と『音の種類の2』という意味で、つまり踏むという作業だけで4種類あるということです。
この4つを活用することによって、パワー・スピード・コントロールはもちろん、片足での連打が可能になるのです。

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踏み方

ヒールアップ奏法

かかとを上げてひざ全体で踏むやり方です。全ジャンルで使われるメインの踏み方で、音量・パワーは出ますが、スピードが出にくく音質も一定です。

ヒールダウン奏法

かかとを下につけたままの状態で足先のみで踏むやり方です。ジャズ等の音量バランスが重要なジャンルでよく使われる踏み方です。音質に変化をつけやすくスピードも出せますが、音量・パワーが小さくなります。慣れていないとスネがすぐに痛くなります。

アップとダウンの違い

アップとダウンでは使う筋肉が違います。アップは足全体、特にふくらはぎを使い、ダウンはスネを良く使います。それぞれ強化する時に役に立つのでこの違いは覚えておきましょう。できれば実際に踏んで体で覚えるようして下さい。

音の種類

クローズショット

踏んだ後にそのままビーター(直接打面を叩く棒のこと)を打面に押し付けたままにするやり方です。響きが「ドッ」とミュートされた音になり、バス本来の鳴りは出ませんがインパクトの強い音になります。16分などの短音符的な感じですね。ほとんどのジャンルで使われるメインのショットです。

オープンショット

踏んだ後に打面からビーターを離すやり方です。ビーターを離すという動作が加わるので意識が必要になります。響きが「ドーン」と長くなり、バス本来の鳴りが出ます。休符のない全音符的な感じですね。音量バランスが重要なジャズやバラード等の遅い曲を演奏する時、長さを意識したい時に良く使います。

4つの踏み方

2つの踏み方と2つの音の種類を合わせることによって4つの踏み方ができます。

  1. ヒールアップ・クローズショット
  2. ヒールアップ・オープンショット
  3. ヒールダウン・クローズドショット
  4. ヒールダウン・オープンショット

ヒールアップ・クローズショット

特に大きい音量が出しやすくダントツに使われるやり方です。ある程度の音量の調整もきく反面、スピードが特に出しにくいです。連打もしにくく、この踏み方で2発以上はなかなかしんどいです。

ヒールアップ・オープンショット

大きい音で長さも表現したい時に使うと効果的なやり方です。ある程度音量もかせげて長さも出せますが、ヒールアップ・クローズショットよりは音量は出せません。ビーターを離すことに意識を向けないといけなくなり、かかとも上げたままなので特にしんどい踏み方です。オープンショットでもヒールダウンより音量がほしい時に使うのが1番です。

ヒールダウン・クローズドショット

ミュート音が出したいけどヒールアップ・クローズショットほど音量はいらない時に使うやり方です。かかとをつけているのでヒールアップよりは楽ですが、押し付ける力が必要なのでスネが痛くなります。

ヒールダウン・オープンショット

小さい音で長さも表現したい時に使うと効果的なやり方です。かかとをつけてなおかつビーターも離すので1番楽に踏めるやり方です。大きい音は出せませんがスピードはかなり出せます。踏み方に慣れておかないとすぐにスネが痛くなります。

まとめ

普段はヒールアップ・クローズショットで大丈夫です。ある程度の音量調整もできますからね。ダブル等の2発以上を踏む時はヒールアップと他の踏み方を組みあわせればできます。逆に音質を気にしたい時はヒールダウンでそれぞれ2つのショットを使い分けるのがいいでしょう。

奏法にもいろいろあるので、知識を得て実践することで気づくことも多いと思います。誰しも最初は初心者です。覚えることが多くても、少しずつ長い時間をかけてでもいいので、ちゃんと覚えるようにしましょう。

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