練習やライブでカウントを出す時に気を付けている4つのこと
ドラマーなら誰しも1度は曲を始める前にカウントを出したことがあると思います。
- スティックを叩く
- ハイハットを叩く
- バスを踏む
- ドラムのみのフィルインやリズムから(これもある意味始まりを示唆しています)
などなど、カウントの出し方にもいろいろバリエーションがあると思いますが、カウントを出す時に私が個人的に気を付けていることがあります。
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必ずその曲を頭の中で思い浮かべる
まず真っ先に曲を頭の中でイメージすることで、それに適したテンポを認識します。決して漠然とした中でカウントを出すわけではありませんし、叩き慣れた曲であっても、頭の中でイメージしないままにカウントを出すことはしません。まずは曲ありきで、しっかりイメージすることから始めます。
カウントを出した直後に、何を叩くのか、何から始まるのかをイメージする
カウントを出すことだけに集中し過ぎると、その後に叩かなければならないフレーズが頭からトんでしまう可能性があります。ライブに不慣れな人やガチガチに緊張している人がやってしまいがちなミスでもあります。
もちろん、慣れている人であっても、何が起こるかわからないのがライブです。ふと、次がトんで一瞬硬直してしまうこともあるので、しっかり次の流れを頭で確認しています。
全員の準備が整っていること
たまに緊張からか周りを確認せず始めてしまう人がいます。ライブで何度か目撃したことがあって、案の定「おいおい、ちょっと!」みたいな感じになります。あの時の出鼻をくじかれたような微妙な空気は何とも言えませんね。
至極当然です。準備のできていない人がいるのに、始めてしまうのは完全アウトです。しっかり周りを見て、準備万端を確認してから始めます。
カウントに自信を持つ
1度こうだと決めたカウントは、自信を持ってしっかり出さなければなりません。カウントを出した瞬間からもうすでに始まっているんです。そのカウント自体がヨれてしまうと曲全体がおかしくなります。
「あれ? 今カウントおかしくなかった?」
という不安や疑惑を抱かせてしまっては元も子もありません。
普段から演奏し慣れた曲であれば、テンポに差が出ることはあまりないと思います。あからさまに遅い・速いとなると話は別ですが、練習にしてもライブにしても、ある程度なら前後しても問題はないので、ビクビクしないで自信を持ってしっかり出しています。
曲の雰囲気を象徴している
カウントにはその曲の雰囲気を象徴する意味も込められています。
しっとり落ち着いた感じの曲調なのに、のっけからハイハットをガンガン叩いてカウントを出すと曲の雰囲気が壊れますよね?
ロックなどイケイケの曲調で、こじんまりした弱々しいカウントではノリに乗れません。
演奏する曲がどんな曲調なのかをイメージさせるためにも、カウントは軽視できない要素といえます。
- 曲を思い浮かべる
- テンポを把握
- 全員の準備が整っているのを確認
- 自信を持ってカウントを出す
この間、ほんの数秒ですが、しっかりした流れを自分の中に持ってカウントを出しています。カウントも曲の一部だという認識を常に持つよう心掛けています。