本の自炊方法⑤ 「タブレット用に修正」
読み込んだ画像は高画質なので、そのままだと容量が大きくなります。タブレット自体の容量はそこまで多くないので1冊の容量を抑えないとすぐに一杯になってしまいます。そのため、スキャンした高画質の画像を編集して1冊の容量を少なくしていきます。
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本の自炊方法
画像のサイズと画質
四六判サイズで文字主体の本を、スーパーファイン(カラー/グレー300dpi、白黒600dpi相当)でスキャンした場合、大体1400×2200ぐらいの画像サイズになります。Nexus7(ネクサス7)で閲覧する場合はここまでの大きさは必要なく、半分の大きさでも十分見れます。ただ、それ以上小さくすると若干読み辛くなります。
個人的な保存ルール
サイズ | 800×1300前後 |
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画質 | 60(Photoshopを使用) |
1ファイル | 約100~200KB |
1冊 | 40MB前後 |
※見やすい大きさ、白黒(カラー)、ページ数など、本によって数値は異なります
不要なデータを削除
白紙ページや内容の無い画像などを削除します。帯なども削除し、表・裏表紙といった必要最低限のものだけにして容量を抑えます。ページ数の並びを考えて、本文中に意図的に挿入されている白紙ページは削除しません。まあ、簡単に言えば、『ページが割り当てられていない画像で不要なものを削除する』ということです。
自分の目で見て判断する
サイズ、画質、容量などは、あくまで私の個人的なルールです。絶対順守というわけでもありません。わかりやすいよう数値化してはいますが、『読み込んた画像をPhotoshopで縮小し、画質を抑えて保存する』という単純な作業を繰り返すのみ。結果的に上記設定くらいがちょうど良いとなっただけです。
大事なのは自分自身の目で見て判断することです。
『これくらいなら大丈夫』と納得できるサイズと画質を選びましょう。
元画像は残しておく
スキャンした高画質の画像はちゃんと残しておきましょう。間違っても編集した画像で上書きしないよう注意します。でないと、何か不都合があった場合は取り返しが付かなくなりますから。
データのバックアップは忘れずに
手間をかけて自炊したはいいものの、ことデータに関して間違って削除しようものなら一瞬で消えてしまいます。なくなると困る大事なデータはしっかりバックアップを取っておきましょう。
私は元データもタブレット用に修正したデータも両方バックアップしています。いつ読みたくなるか分かりませんし、タブレット操作で間違って消してしまうかもしれません。また改めて元データから修正するのも手間ですし、1冊40~50MBなら100冊あろうが200冊あろうが、数十GBでまかなえます。
今日ではハードディスクも大容量なのに格安で手に入ります。多少の容量を惜しむことで、今までの努力が消えてしまっては目も当てられません。今更ですが、バックアップはしっかり取りましょう。