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ダイソーにあるおもちゃのコマでペンスタンドを自作した

ダイソーにあるおもちゃのコマでペンスタンドを自作した

ダイソーにあるおもちゃの木製コマでペンスタンドを自作してみました。作り方や作業手順、使った道具などを紹介します。

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ペンスタンドといえば

ペンスタンドといえば、大体箱のような物を思い浮かべます。使う本数が多いならそれでもかまわないのですが、私が使うのはLAMY 2000という4色ボールペン1本だけ。使った後はいつも寝かせて置いていましたが、邪魔になることもあります。些細な不満ですが、何とかしようと考えたのがきっかけでした。

1本用のペンスタンドがほしい

ペン1本のために上のようなスタンドを置くのはちょっと気が引けます。場所も取るし、スカスカ感もあって見た目があまりよろしくない。1本のペンを立てるなら役所などで見かけるスタンドが良いと思いました。

ダイソーでよさそうなものを見つける

さすがに役所などで見かけるものは業務用という感じがするので、同じ物を使う気にはなれませんでした。

形にはこだわりたいですし、色も机に合わせて白色にしたい。

ただ、残念ながら、オンラインショップをはじめ、近くの雑貨店やインテリアを扱っているお店などを探し回ってみましたが、「これだ!」という決定的な物は見つかりませんでした。

そんな中、ふと別の用事で訪れたダイソーで、おもちゃのコマを見つけました。

ダイソーに売っているおもちゃのコマ

形、大きさ、重さなど、手に取って吟味する限り、理想とまではいかなくとも、かなり良い感じになりそうだと判断。幸いこのコマは木製なので、芯を取ってドリルで穴を開ければいけるんじゃないかと考えました。ダメだったとしても、108円の出費。ものは試しで作ってみることにしました。

ペンチで棒を引っこ抜く

手で掴んで抜くのはさすがに大変なので、ペンチを使って棒を引っこ抜きます。芯は1本の長い木ではなく、短い2本の木を上下から差し込んでいました。それをペンチでそれぞれ引っこ抜きました。

どうしても取れない場合はノコギリで切断

飛び出ている2か所をノコギリで切り落とします。小さくて何かに固定できないので手で持つ必要があります。不安定になりやすいのでノコギリを扱う際は十分に気を付けましょう。軍手などで手を保護するのもいいでしょう。

山なりの頂上にドリルで穴を開ける

傾きを考える

傾きはどういうペンスタンドにしたいかで変わります。真っ直ぐペンを立てたいなら垂直に、少し傾けたいなら少し傾けて穴を開けます。

垂直から傾ける場合は削ればいいだけですが、最初から傾けた状態から穴をあけてしまうと逆に垂直にしにくいです。なので、最初は垂直にドリルを入れる方が良いですね。傾けたいなら側面を少し削ってやればいいだけです。

深さを考える

浅いとペンが刺さらず倒れてしまいますし、深いと取り出しにくくなります。ダイソーのコマは高さの都合上、ギリギリまで開けないと良い具合に刺さらないのでその見極めが難しいですね。

穴の太さ

ドリルの太さによりますが、細いといくら穴を開けてもペンが入ることはありません。適度な大きさまで広げる必要がありますが、その場合ドリルを少し傾けて、側面を使って削るようにしていけば広がります。ただ、上手に削っていかないと綺麗な丸にならず、でこぼこした不出来な穴になるので慎重に行う必要があります。

穴を開ける時は下に何か敷いておく

硬い板の上に新聞紙を敷くと良いでしょう。ドリルを使うことで木くずが出ます。新聞紙を敷いておけば、丸めて捨てればいいだけなので掃除の手間がかかりません。

板を敷くのは万が一のためです。作業中勢い余って下まで貫通してしまうかもしれません。どこで作業するかにもよりますが、室内ならば床を傷つけないよう配慮が必要です。

サンドペーパーで切り口を綺麗に整える

サンドペーパー(紙やすり)を使って、切り口を綺麗に整えます。頂上付近はもちろん、穴の中も行います。

ドリルで開けた穴はガサガサなので差し込むペンに傷がつきやすくなっています。大事に使っていきたいお気に入りのボールペンなので傷をつけたくないのが本音。そうならないよう中まで綺麗に整えます。

手でやってもいいですが、正直非常にやりにくいです。適当に細い棒を見繕ってもいいですが、どうせならドリルの先に紙やすりを張り付けて、回転させることで、やすり掛けしていくと楽です。

ドリルの回転方向に合わせて、小さく切った紙やすりをセロハンテープなどで張り付けます。この時、ドライバーなどのビットに取り換えておくのが良いですね。私が使っているのは市販のインパクトで、当然ビット交換も可能です。

ドリルだとすぐに破れる可能性がありますし、下手をするとさらに側面を削ってしまう恐れがあります。ドリルしかないなら仕方ないですが、可能であれば取り換えておきましょう。ドリルを使う場合は穴を広げないように注意して下さい。

木という素材を最大限に活かすなら

木という素材を最大限に活かすなら、これで完成です。

色を塗る

色を塗るかどうかは人それぞれです。私が買ったコマは最初から所々塗装が剥がれていたので、それが少し気になりました。それと普段使っている机が白いこともあり、また白色のラッカー液も残っていたのを機に、塗ってみようと思いました。

ラッカー液を塗る時は少しコツがいる

最初は薄く塗って慣らしておいてから、2度目でしっかり塗っていくときれいに塗れました。2度塗りする時は、液をケチらず塗っていきます。少量を延ばすように塗ると筆の繊維が跡になって残ってしまいます。少しだけ多めに付けて、軽くなでるように塗っていきます。ただし、あまり付けすぎると液が溜まって乾いた時にデコボコになってしまうため、液量の見極めが難しいです。

完成

ダイソーにあるおもちゃのコマで作った自作ペンスタンド

ラッカー液が乾いたら完成です。

ほぼ垂直に立たせることができ、ペンを取り出す時も引っかかったりしません。色にも光沢が出て、調和が取れたと思います。

作業に取り掛かる前に遊んでみては?

コマを買っていざ、作業に取り掛かろうとしましたが、コマなんて子供の時以来、遊んだ記憶がない。

湧き上がる衝動

コマは回して遊ぶもの。ペンスタンドにする前に、ちょっと遊んでみました。

どれだけ時間が経ったとしても、こういうおもちゃの扱いは忘れないものですね。ひもを巻いて、「しゅっ!」と投げれば、回ってくれる。もちろん、ただ回すだけでは芸がないので、ちょっとテクニックがいる手のひらで回す方法にも挑戦してみました。

回っているコマの足(芯)のところに、ひもで小さな輪を作る。そのままひもを上に引き上げ、回っているコマを上に飛ばす。落ちてきたところを手のひらで受け止める。

何度か失敗した後、できた時はちょっと嬉しかったです。

ただ、上手い人なら、地面にいったん放つことはしません。投げた瞬間にひもを引き、コマを手元に引き寄せ、そのまま手のひらで受け止めます。

何度か挑戦しましたが、直接手に乗せるのはできませんでした。コマの足(芯)が木製で、太いのが難しさに拍車をかけているのかな。そういえば、昔遊んだことのあるコマは、芯が細い鉄の棒だった。そっちの方がやりやすいかもしれない。

30分くらい遊んだかな。童心に帰った気がして、意外に楽しかったです。

昔なじみのおもちゃで遊ぶのも、案外悪くないものです。良い機会です。買ってすぐ作業する前に、少しくらい遊んでみましょう。本来は遊ぶための物ですから。

ダイソーにある物でコマ以外に候補に挙がった物

ダイソーにある物で、コマ以外にもいくつか候補に挙がった物がありました。参考にそれぞれ紹介しておきます。

メモばさみ

正方形の木に、細い棒みたいなのが付いて、その先にギザギザのクリップが付いているやつです。棒から先を取り外し、木片に穴を開けようと考えました。重さも大きさも申し分ありませんでしたが、形が単なる四角い木なので、ありきたりになりそうかと思い断念しました。

つまようじ入れ

10~20本ほど入りそうな陶器製があって、上手く工夫すればおしゃれな物になるかなと考えました。ただ、ペンを立てた時にバランスが保てず、すぐ倒れそうだったので断念しました。

積み木

最有力候補だったのが積み木です。ほどよい大きさで、いろいろな形がダイソーにあると知っていたので、どれか使えそうなものがないか探してみました。結果的に満足する物はありませんでした。

おもちゃの太鼓

木製のおもちゃの太鼓です。手でくるくる回すことで、ひもについている小さな物体が当たって音が鳴るやつです。縁日とかで見るおもちゃですね。丸い太鼓部分を取り出して、その中心に穴を開けて土台にしようと考えました。色合いが良く重さもあるので使えそうかなと考えました。ただ、ペンスタンドにはちょっと大き過ぎなのがネックで断念しました。

おもちゃの輪投げ

輪を受け止める側、棒の方ですね。丸い台から棒が突き出ているデザインです。扇風機の土台をイメージするとわかりやすいですかね。これもまた棒の先に穴を開けて、そこに突き刺す感じでいけそうかなと考えました。ただ、ペンの重さに耐えられず、バランスを崩してすぐ倒れてしまいそうなので断念しました。

ネットで探した時にこれはと思った物

1番良いと思ったゼロ精工のペン&スタンド

ゼロラボ/ゼロ精工 ボールペン ペンスタンドコレクション ZE216 クローム
ゼロラボ/ゼロ精工 ボールペン ペンスタンドコレクション ZE216 クローム

デザイン的に1番良いと思ったのがこれです。球体のデザインが高級感を与えてくれます。

私がこれを選ばなかった理由は、『使っているボールペンに合うかどうか』と『価格』でした。

私にはお気に入りのボールペンがあって、それに合うペンスタンドを探していました。仮にこれを買ったとして、ペンを取り換えてちゃんと使えるのかどうか疑問でした。垂直ではなく、斜めに刺さっているので、ペンによっては倒れてしまうかもしれないという懸念もあります。

価格も懸念材料で、3,950円(調べた当時)します。ボールペンがセットとはいえ、使いたいのはペンスタンドだけ。それでこの値段は少々気後れします。

使えなかった時のダメージが結構ありそうなので、結果的に見送ることにしました。

クールなデザインで価格もリーズナブル

ゼブラ デスクペン フロス 0.7mm BA65-GBK グラスブラック
ゼブラ デスクペン フロス 0.7mm BA65-GBK グラスブラック

ペンが何でもいいのであれば、探した中でこれが1番良さそうでした。ボールペンと台座がセットで513円(調べた当時)なので、かなりリーズナブルです。デザインもクールなので印象はかなりいいです。

私がこれを選ばなかった理由は、『使っているボールペンに合うかどうか』と『色』でした。

先にも述べたように、お気に入りのボールペンがあって、それに合うペンスタンドを探していました。仮にこのセットを買ったとして、ペンを取り換えて上手く使えるのかどうか。買って試してダメだったということになりたくありません。どれだけ安かったとしても。

後、色は白が欲しかったのですが、これの白は残念ながらありません。この2つの理由で選ぶのをやめました。しかし、こだわりがなければ選んでいたことでしょう。そこまで高いものではないですし、見た目は良いですから。

ほしい色があるものの

LEXON(レクソン) LS64-SCRIBALU(スクリバル) 水性デスクトップボールペン
LEXON(レクソン) LS64-SCRIBALU(スクリバル) 水性デスクトップボールペン

これはと思った中で、ほしい色があるのはこれだけでしたね。

ただ、私がこれを選ばなかった理由は、『デザイン』と『価格』でした。

決してデザインが悪いわけではないですが、とはいえ心打たれるほどでもないと感じました。これならば上の2つが個人的に好みです。
価格は、3,480円(調べた当時)。スタンドだけの使用でこの価格はやはり気後れします。

1つ目同様、使えなかった時のダメージが結構ありそうなので、結果的に見送ることにしました。

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