手帳のペンホルダーに入る4色ボールペン
私はダ・ヴィンチのバイブルサイズの手帳を使っているのですが、困ったことに私が好んで使っている市販の4色ボールペンはペンホルダーに入らないんです。
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1本で済ませたい
私には元々、気に入って使っているボールペンがありました。
ゼブラはお気に入りの4色ボールペンです。350円とそんなに高くないのに、いろいろ使った中では1番書き味が良いです。ペン先の滑らかさといいますか、ストレスを感じることなく書けるので、使ってきた中では1番しっくりきます。
パイロット スーパーグリップ 極細 0.5mm BPS-GPN-EFB(黒)
よく使う黒色に関してはパイロットの0.5mmを使っていました。バイブルサイズはあまり用紙が大きくないので、細字が馴染んでいい感じなんです。黒色と同じく赤色も併用して使っていました。
ただ、使いやすいのは良いんですが、2本あると持ち運びや持ち替えなど少々不便な面も生じます。また、赤以外の色も欲しくなってきて、4色ボールペンで良いのを探した結果、先ほどのゼブラに行きついたわけです。
パイロットは手帳のペンホルダーにすっぽり収まる丁度いい太さでしたが、ゼブラは入りません。ゼブラは0.7mmのしかなくて、個人的には0.5mmをメインに使いたいからパイロットは外せない。しかし黒1色だけ。
あちらを立てればこちらが立たず状態。というわけで、もっと根底から整理して、ボールペンを1本で済ませられないかと考えました。
- ペンは1本
- 手帳のペンホルダーに入る
- 3~4色使える
- 書きやすさ
- デザイン
上記の条件を満たしてくれるボールペンを探した結果、LAMY(ラミー) 2000 4色ボールペン L401に辿り着きました。昔から有名で愛用者も多く、ネットで4650円(調査時)というボールペンにしては高額ながらも、一生物と思い購入に至りました。
LAMY(ラミー)2000 4色ボールペン L401
デザイン
黒とシルバーで統一されたシンプルな色合いで、スマートかつクールなデザインフォルムです。今まで市販で良く見る4色ペンを使っていたので、それと比べると「本当に4色ペンなのか?」という疑問さえ抱いてしまうほどです。パッと見では、黒1色のボールペンと見間違えてもおかしくはありません。それほどスマートです。
色の変更方法
市販のよく見る4色ペンは、各色それぞれに対応したスライド式のノック部があり、出したい色のノックをスライドさせればペン先が出てきます。しかし、L401はノックが1つしかなく、少し特殊な変更方法になっています。
出したい色を手前にして、ノックする。
注意したいのは、市販のは色にそれぞれのノックが搭載されているので間違いようがありませんが、L401は1つのノックを押すだけなので、どの色なのか判別できません。そもそも色を手前にしていても、たまに違った色が出てくる時があります。だからこそ、純正品の芯の先に色(プラスチック)を付けることで、その芯が何色なのかを判別できるようになっています。
これが無いとどの色が出ているのか直接書かないと判別できません。まさにL401のための仕様と言えるでしょう。
こういう仕組みのボールペンを今まで使ったことが無かったので、最初はよくわかりませんでした。わかってしまえば簡単で、なるほど理にかなっています。各色のスライドノックを排除して1つに共有させることで、見た目もクールに、胴を細くしたスマートなフォルムに仕上げています。市販のに比べるとその差は歴然。
正直、ボールペンにはあまりこだわりがありませんでしたが、なかなかどうして、侮れませんね。結構、昔からある有名なメーカーらしく、ファンも多くて、古い歴史に裏付けされた実に奥が深いボールペンです。評判になるのもうなずけますね。
色について
※上がラミー、下がゼブラ
ゼブラのクリップ-オンGと比べた場合、黒と青はあまり違いはないですが、赤色が少し暗めで落ち着いた感じ、逆に緑は明るめです。
線について
ゼブラのクリップ-オンGとL401は同じ0.7mm芯なんですが、比べると、L401の方がほんの少し太く感じます。
書き味
少々もっさりした感じです。元々0.5mmを常用していたので、それに比べると書き味は鈍いですね。
ペンホルダーに入る
手帳とペンはセットで持ち歩けると便利です。物にもよりますが、大体の手帳にはそれぞれペンを取り付けるホルダーが付いています。私が使っている物にも付いていますが、そこまで大きいものではないので、今まで使っていたゼブラの4色ペンは入らないんですよね。パイロットと併用して2本使っていたので若干不便でした。
それを1本でまとめようと思った時に、1番重要になるのは『ペンホルダーに入るかどうか』です。いくら気に入った物でも、ホルダーに差して持ち運べないのでは不便さが残ります。いくつかある不便さを解消するために最適な1本を探しているのに、それが残ってしまっては元も子もありません。そうならないための重要なポイントでしたね。
私の手帳は表紙と言いますか、上下にペンホルダーがそれぞれ付いていて、そこにペンを通すことで不意の開閉を防止するタイプの手帳です。つまり、ペンが開閉止めの役割を担っています。
それで言うと、L401は結果的に悪くない。ゼブラのクリップ-オンGでは決して入らなかったペンホルダーに入るので、太さの面では条件をクリアしています。
ただ、1つなら抵抗も少なく非常にスムーズなんですが、2つあるホルダーの両方に通そうとすると若干きつくなります。少し力を入れないと通ってくれません。そこは使っているうちに馴染んでくれば改善されていくのかもと、淡い期待を抱いています。
少しきついですが、ペンが簡単に落ちたりしないので、スカスカよりはいいのかもしれません。何事も見方次第で変わるものですね。
替え芯の互換性
ゼブラなどの他メーカーの替え芯を使うことができる互換性もあるので、自分好みにカスタマイズできるのも大きな特徴の1つです。
良い所と悪い所のまとめ
自分が使っていた市販のと比べて、良い所と悪い所を簡単にまとめてみました。
良い所
- 重心がしっかりしていて書きやすい
- 万人受けしそうなシンプルな色合い
- スマートかつクールなデザイン
- 芯の先に色付きプラスチックが付いているので判別しやすい
- 替え芯の互換性
悪い所
- インクの出が悪くて書き始めがかすれる
- 芯の変更で狙った色に変わらない時がある
- ノック時のシャリシャリこすれる音が気になる
- ノックが硬い
- ボールペンにしては高額
慣れるとなかなか良い
パイロットの0.5mmを使っていたこともあって細いのが好みでした。なので、L401を使った時はそのギャップに戸惑いました。L401はネットで購入したのですが、それと時同じくして、ゼブラの替え芯(0.5mm)も注文していました。届くまでに時間差があった(芯は数日遅れ)ので、そのまま純正品を使っていました。
ゼブラの替え芯が届いて、それに変えて試しに書いてみると全然感覚が違います。0.5mmが軽すぎる。なめらか過ぎる書き味で、スベリも良いせいか、ペン先が流れて文字がきれいに書けないんです。純正品の芯でたった数日使っていただけなのに、どうやらすでにそちらに馴染んでしまったようで、今では純正品の方がきれいに文字が書けます。
純正品は0.7mmしかありませんが、決して捨てたものではありませんね。いや、L401で純正品の芯だから良いのでしょう。慣れるとそれはそれでいいものです。
比較することでわかることもあります。替え芯ありきというイメージでしたが、なんのなんの。純正品には純正品の良さがあります。
頭ごなしに決めつけるのはよくありませんね。違いは良し悪しではなく、単に好みの問題なだけです。
意識が変わり、こだわりが生まれる
たかがボールペン、されどボールペン。こだわりが無かった物に、こだわりが生まれ、自分にとって意識が変わるキッカケになりました。
一生物と言えるボールペンに出会うことで、より一層、物を大事にする気持ちが強くなりました。