テンポ190ながらも疾走感があってノリも良いパターン
疾走感があって、軽やかに、ノリもいい。
そんな良い感じのこのパターンも、テンポが190ともなると足運びで相当苦労するようになります。
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譜面
- テンポ190
- 1小節目の3・4拍目
- 2小節目の1・2拍目
- 2小節目の3・4拍目
テンポ190
テンポがすでにハイレベルです。最低限、速さについていける技量が必要になります。
3拍分を2回繰り返し、残りの2拍でつじつま合わせをしています。パッと見わかりづらいかもしれませんが、本質的なパターンは同じです。速さも相まってなかなか楽しいパターンです。
1小節目の3・4拍目
速さでつまずきやすいのがこの部分。特に4拍目の2発目をちゃんと入れられるかが勝負です。その前の3拍目の8分音符2発を片足で踏むか、両足で踏むかでやりやすさも変わります。片足でそのまま踏むなら安定しやすいですし、両足で踏めるなら楽に次に備えられます。
8分音符が絡む緩急あるパターンはかなり難しいので、1小節目のツーバスの流れだけでも練習してできるようになっておくと、今後高速での足運びが有利になります。
2小節目の1・2拍目
切り替えが大事な部分です。この1・2拍はたとえテンポが速くても比較的簡単にこなせます。1小節目の4拍目3発から瞬時にこのパターンを頭に浮かべることで引っかかることなくスムーズに移行できます。アタマの1発がしっかり踏めるかで完成度も変わってくるので気をつけてください。
2小節目の3・4拍目
『一見シンプルなツーバスパターンでも速いと難しさが跳ね上がる』でもやったことがあるのでわかるのですが、テンポが速いとこの3発を続けて踏むのがかなり難しくなります。片方の足での連打の速さに加えて、もう片方でタイミングよく1発だけ入れるのは相当難しいテクニックです。
踏み始めがとても難しく、そのまま続いていくならわりと踏みやすいのですが、止めたり動かしたりといった緩急が付くと相当練習しないと納得できるクオリティーにはならないでしょう。速さに紛れてごまかすこともできないので、この部分はひたすら練習あるのみです。
In the End -イン・ジ・エンド-
Ancient Bards(エインシェント・バーズ)というバンドに『ア・ニュー・ドーン・エンディング』というアルバムがあります。その中の『イン・ジ・エンド』という曲で使われています。
テンポ190という速さがネックながらも叩けると結構楽しい曲です。シンフォニック系はどこかしらで必ず速さが求められます。持続させる体力も必要。聞く分にはとても良いですが、やるとなるとかなり大変です。バンドで、個人で、どこまでやるか次第ですが、挑戦する心意気は持ちたいものですね。
速いテンポでの足運びを練習しておこう
テンポが速くなればなるほど足運びが難しくなっていきます。『簡単そうに見えて意外と難しいパターン』で紹介しているのも結構つまずきやすいです。
ただただ連打するだけならそこまで気にしなくてもいいのですが、今回のようにいろいろな形が絡むとなるとそう簡単にはいかなくなります。ツーバスドラマーにおいては速さが求められる時が必ず来るので今のうちに練習しておきましょう。
パッと見、そこまで複雑ではないからと侮ることなかれ。簡単そうなものほどつまずきやすいのはどの世界も共通です。
追記
このフレーズは場合によってはポリリズムの要素を含んでいます。
最初に紹介した譜面はスネアと重なるバスを極力抜いています。そうした方がやりやすいという理由からなんですが、ただこのフレーズはバスを抜かずにそのまま『ある一定の形』を繰り返すと考えることもできます。
『ある一定の形』とは譜面上のカッコでくくられた部分、すなわち16分音符2発と8分音符2発がくっついた1拍半フレーズです。
タカタッタ・タカタッタ・タカタッタ・タカタッタ・タカタ・タカタ
この『タカタッタ』については手で行ってもおいしいフレーズです。俗にバケラッタフレーズと呼ばれています。
ツーバスでやるとかなり難しいですが、できるようになっておくとこの先かなり有力な武器になってくれるので習得しておくことをおすすめします。