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ツーバスはスネアと重なるバスドラムの有無でやりやすさが変わる

ツーバスはスネアと重なるバスドラムの有無でやりやすさが変わる

スネアと重なるバスドラムを踏むか踏まないかで疑問になったことはありませんか?
実はあるかないかでやりやすさが変わったり、場合によっては難度も大きく変わってくるんです。

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リズムに影響がないならやりやすい方を選ぶ

ツーバスを使った基本的なリズムで考えてみましょう。例えば、次の譜面。

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバス連打

ツーバスではおなじみのリズムですが、これはこのまま叩く人が圧倒的に多いでしょう。このリズムのスネアと重なる部分のバスを抜いて叩く人ってほとんどいないのではないでしょうか。

スネアと重なるバスを抜いた場合は次の譜面になります。

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターン

スネアで強調されているのでバスはあってもなくてもそこまで影響はされません。音圧や重なりといったあるかないかによる若干の違いはあれど、リズムの大勢に大きな違いはありません。それなのにほとんどの人が入れる方を選びます。抜いた方を演奏している人って私は今まで見たことがありません。

どちらでも問題ないのになぜ入れる方を選ぶのでしょうか?

理由は単純に「演奏しやすい」からだと思います。

抜く場合は抜くということを意識しなくてはなりません。足を途中で止める必要が出てくるわけです。つまり、止める・動かすを繰り返すことになり、その分足に意識を集中しなくてはならなくなります。

ここからさらにスネアが増えるとどうなるでしょう。その部分のバスも抜くと考えるとなかなか難しくなります。

結局はなるべく簡単な方を選ぶのが良いとなります。入れる・入れないでリズムに大きな影響を与えないのであれば、やりやすい方を選ぶのは自然と言えるでしょう。

どちらにも一長一短がある

入れた方が良い場合

ハイハット8分音符/ウラ打ち/ツーバス連打ハイハット8分音符/オモテ打ち/ツーバス連打

16分音符の連打系はほとんど入れた方がやりやすいです。普通に良く使う基本パターンですから。

ハイハット8分音符/ウラ打ち/ツーバスパターンハイハット8分音符/オモテ打ち/ツーバスパターン

余程の理由が無い限り、こういう使い方はしないでしょう。やってみればわかりますが、抜くと圧倒的に難しくなります。

基本的なリズムであっても、スネアと重なるバスを抜くと途端に難度が上がります。入れた方が簡単ならわざわざ抜く必要はありません。

さらに足の形に注目してください。入れた方は足の形が同じです。16分音符4発を続けるだけ。これであれば練習も1つの足の形だけで済みます。スネアがどこに増えても足の形を変える必要がないのでフレーズを展開しやすいです。

逆に抜いた方はそれぞれ練習しなくてはなりません。どちらがいいかは言わずもがなでしょう。

抜いた方が良い場合

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターンハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターン

このリズムの場合、抜く方がやりやすくなります。入れる方だとテンポが速くなると辛くなります。休符で休める方が楽になるでしょう。

その人次第でどっちになるか変わる

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターンハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターン

このリズムの場合、どっちが良いかは個人の判断になります。入れる方は4分音符がガイドになってタイミングを計りやすいといえるし、抜く方は片方の足に集中できます。

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターンハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターン

このパターンなんかもそうです。3発ずつ続けるのでその流れで4拍目のアタマを入れた方がやりやすいかもしれません。もちろん、絶対入れなければならないわけでもなく、入れない方がやりやすいと感じるかもしれません。私は入れる方がやりやすいですが、どっちがいいかは見極めが必要です。

ハイハット8分音符/オモテ打ち/ツーバスパターンハイハット8分音符/オモテ打ち/ツーバスパターン

出始めが難しい場合もあります。

入れても抜いてもどちらでも問題ないですが、私なら入れる方を選びます。
もちろん、抜く方がやりやすいと思うのであればその限りではありません。
1拍目を入れて、3拍目は抜くといった工夫もできます。まあ、繰り返す形が単純になればなるほど楽になりますが。

ハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターンハイハット4分音符/バックビート/ツーバスパターン

速さによって変えることもあります。

抜く方は普通の8ビートに似ているので片足でやるのがやりやすいでしょう。しかし、テンポが速くなるとしんどくなります。
テンポが速くなるなら2拍目の8分休符を8分音符に変えて、8分連打を両足で行うチェンジアップと考えて対処した方がやりやすくなります。

場合によってはやりやすく調整するのもあり

最初から入れる・抜くという明確な基準があるなら何も問題ありませんが、スネアと重なるバスは鳴っているかどうかの判断がしづらく、実際、曲を聞いてもそこにあるかどうかを聞き分けるのは難しいです。

こういう場合は経験則が大きくなります。自分だったらこうする、この形はさすがに考えられない、といった具合に。叩いている本人に聞いたり、実演動画でも見られれば楽なんですが、自分の知りたいものが都合よくあるわけではない以上、判断は各々次第となります。

入れた方がやりやすいならそっち、逆に抜いた方がやりやすいならそうしましょう。結局は自分自身でどう叩きたいか決めればいいだけです。ちゃんと叩けていれば、あってもなくてもそこまで問題にはなりません。

改めて考えると不思議ですよね、あるかないかの差。たった1発の差でも大きく変化するわけですから。

パターンの細かい違いを言い出したらそれこそ収拾がつかなくなりますが、入れる・抜くでいろんな選択肢があることは確かなんですね。どれが正解かは言えませんが、自分なりの考えやルールをしっかり持つことも必要なんじゃないかと思います。

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