ツーバスフットワーク 「3連符でドドドド」
メタルでよく使うというわけではないけど、かといって無いわけではない。そんな可愛いやつが、この3連符です。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。
今やるからこそ将来の貯金になる
曲やフレーズにしても、普段意識していないとなかなか残らないものです。3連の曲と言われてすぐに思い浮かぶ人は意識ができています。ちなみに私はそれなりにでてきます。コピーしたりオリジナルでやっていますから。
あなたはどうですか?
出てきましたか?
ちなみに答えはどちらでも構いません。出てこない人はこれから意識すればいいですし、出てきた人は3連といえど重要だから出てきたのでしょう。
大切なのは、やっておくという気持ちです。必要ないからという考えでは将来困ることになります。今やるからこそ将来の貯金になっていくのです。では、早速蓄えていきましょう。
シングル
- テンポは70~170
- 踏み方はヒールアップとヒールダウン両方
基本的な3連符のみの連打です。確実に踏めるようになる為にテンポはやや遅めから始めています。ヒールダウンでは無理をしてスネを痛めないようにしましょう。
基礎なのでここでの最高テンポは170にしていますが、メタルでは高速3連なるものが存在します。読んで字のごとく速い3連のことです。テンポ200は超えるような曲で3連を踏んでいくのです。私がやった曲の中では最高が220だったんですが、その時に思いましたね。「練習しててよかった」って。基本は8分音符なんですが、所々で3連符のリズムが入ってくる曲だったのでかなり大変でした。
まあ、どこまで上を目指すかはあなた次第です。あまりやらないからこそこだわって、それを最強の武器にするのもありかと思います。高速3連を使いこなせるならかなりレベルの高いドラマーになるでしょう。少なくとも私は驚きますね。
ダブル
- テンポは70~160
- 踏み方はヒールダウンと、アップダウン奏法・スライド奏法
交互打ちのダブルストロークバージョンです。ダブルの2発目がアタマにくるので、しっかりタイミングをとらえて踏むように心がけましょう。このフレーズは特に2発目のアタマがズレやすく、見失うと3連が崩れて何をしているかわからなくなります。足順をきちんと確認しつつ、確実に踏めるようになるまではゆっくりのままで練習しましょう。
踏み方はヒールダウンと奏法はどちらでも得意な方でいいです。利き足のダブルは普段使っているので問題はないですが、問題は逆の足です。速いテンポをダブルで踏むというのは相当難しいと思いますが心配はいりません。優秀な見本があります。その優秀な見本については利き足を見本にしながら逆の足を鍛えるで説明していますので、そちらを参考にして下さい。
ちなみにこのフレーズはダブルを交互に踏んでいくので、利き足ダブルの性能も上げることができます。なおかつ、それを見本に逆の足のダブルも練習できるという一石二鳥の練習方法です。2発目のアタマを正確にとらえることができれば、テンポ感覚の強化にも役立ちます。
トリプル
- テンポは70~140
- 踏み方はヒールダウン、アップダウン奏法
3回ずつ交互に踏むパターンです。特に3発目が弱くなりやすいので、音量が1>2>3ではなく1=2=3となるように心がけましょう。アタマにアクセントは付いていませんし、徐々に音量が小さくなるよりは小さくとも同じ方がいいです。
テンポが速くなると勢い任せに踏んでしまいます。連打をする上では多少は仕方ないですが3発ならまだコントロールができます。コントロールを失うと3連符が16分音符の3発に変わってしまいますから要注意です。勢いに任せてもコントロールを失わず踏めるようにしましょう。アップダウン奏法の2発目を踏む要領で3発目も踏むとできると思います。
足の切り替わりでもたったりつっこんだりしないよう心がけて下さい。3発以上の連打をする時は力を入れず、逆に抜いた方がやりやすいです。踏むことを意識しすぎるとかえってうまく踏めませんので、あくまでリラックス状態で練習しましょう。
フォース
- テンポは70~130
- 踏み方はヒールダウン、アップダウン奏法
4回ずつ交互に踏むパターンです。3連の4つ取りフレーズなので1拍ずつ意識しないとすぐにズレてきます。2拍目のアタマまで踏むことを意識すれば大丈夫ですが、次の3拍目の切り替わりをとらえることができるかどうかがポイントです。ついつい5回踏んで最後が3回とならないようにしましょう。
1小節でまとまり、2小節目は逆足から始まります。両方からできるようにしておくといいでしょう。
トリプルの時と同じで徐々に音量が小さくならないようにしましょう。 ポイントは同じ音量で踏むです。この譜面でもアタマにアクセントは付いていませんので、同じ音量で踏むようにして下さい。常にリラックス状態を保って練習しましょう。
シングル+ダブル
- テンポは70~140
- 踏み方はヒールダウン、アップダウン・スライド奏法
シングルとダブルを組み合わせたパターンです。シングルは全部アクセントで、3連の最初・真ん中・最後と移動します。特に難しいのは2つ目アクセントのパターンです。3連の真ん中はなかなかとらえにくいものです。
コツとしてはダブルの2発目をアタマとしてとることです。ちゃんとアタマでとれたならそう簡単にズレたりはしません。ズレてくる人の大半はアタマを見失っているのが原因です。基準となる1拍1拍を常にとらえて踏んでいけば問題ないでしょう。
複雑なパターンを練習する時は1拍ずつに分けて練習する方が効果的です。1つ1つできるようになった後につなげて練習する方が確実で習得も早いです。
パラディドル
ストレートパラディドル
リバースパラディドル
ディレイドパラディドル
インワードパラディドル
- テンポは70~140
- 踏み方はヒールアップとアップダウン・スライド奏法
ルーディメンツの1つパラディドルを足に応用したパターンです。パッと見、すぐに理解できるように画像ではアクセント(>)をそれぞれつけていますが、ここでは音量バランスを均一にするのが目的なのでアクセントは気にせず練習しましょう。
なるべくゆっくりから始めて足順を覚えさせましょう。パラディドルは順序を覚えるのが1番のコツです。8分音符、16分音符の時とは違い、2小節で1つのまとまりとなっています。小節ごとにスタートする足が変わるので一石二鳥で練習できます。
しかし、ここではあえて逆からのスタートものせています。小節ごとに足が変わってもスタートが違うので、ちゃんと両方からできるようにしておかないといけません。右から始めないと左からができないという可能性も出てくるので、面倒でも両方から練習しておきましょう。
日頃の積み重ね
練習時の実際のテンポはあなたが決めて下さい。ここでは目安として設定していますが、遅い、速いと感じるのは人それぞれです。必ずしも設定しているテンポからというわけではないので、自由に変えて下さい。いずれ慣れてきたらMAXテンポ、あるいはそれ以上を挑戦してみて下さい。
無理は禁物ですが、限界に挑戦する姿勢は大事です。テクニックもそうですが、なにより精神力の強化にもつながりますからね。
3連符はあまり使わない、でも裏を返せばいつかは使うということになります。あなたがドラムをやり続けるのなら近いうちに必ず使います。そして、その時になってから練習を開始してもまず間に合わないでしょう。
だからこそ、普段から使わない技術の練習もしておく必要があるのです。特に3連は一朝一夕でできるものではないので、普段の練習からコツコツ積み重ねていくことが大事です。
さて、8分音符、16分音符、3連符と基礎をこなしてきたあなたなら、そろそろ動くようになってきたんじゃないですか?基礎ばかりで退屈かもしれませんが、ここが大事ですから頑張って下さい!