流れるようなツーバスパターン
奇数音符から偶数音符へ変わる場合の連打で、足順の変化を余儀なくされるなかなかにシビアなパターンです。使い所が難しいのであまり耳にする機会は無いかもしれませんが、なかなかどうして、ふっと来られるとついビビってしまいます。
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譜面
- テンポ146
- 1拍目の形
- 2拍目の足順
1拍目の形
足が絡まってなかなか上手く動いてくれません。気を付けたいのは、16分音符2発と半拍3連をしっかり区別することです。勢いに任せて踏むと、5連符になってしまいかねないので気を付けて下さい。
私の中だけかもしれませんが、何かと縁があるパターンです。難しい形なのでなかなか踏めないと思います。いきなりは難しいでしょうから、慣れるまではこんな感じで練習してみてはいかがでしょう。
2拍目の足順
私にとって次の段階へのポイントとなるのが、この形です。奇数音符から偶数音符へ変わる場合の連打で、足順の変化を余儀なくされるなかなかにシビアなパターンです。
単独なら半拍3連は『RLR』と踏んでも問題はありませんが、その次に来るのが連打の場合は、順に従って『LRL』と踏むのがベターです。16分連打を右から踏み始めるには逆算して、半拍3連は左から始めないと踏めなくなりますから。
しかも、6連という瞬間的な速さと、16分音符の感覚をしっかり意識していないと安定しません。使い所が難しいのであまり耳にする機会は無いかもしれませんが、なかなかどうして、ふっと来られるとついビビってしまうパターンですね。
Walking To Death -ウォーキング・トゥ・デス-
ヒブリアというバンドに『サイレント・リヴェンジ』というアルバムがあります。その中に『ウォーキング・トゥ・デス』という曲があって、それに今回のパターンが使われています。
この曲ではギターソロ中(約2分36秒ぐらい)にさらっと1小節だけ出てくるので、最初は何があったのかわからず戸惑いましたね。何事もなかったかのように知らぬ顔してペロッと出てくるので、むしろ私にとってはインパクトが大きかったです。
しかも、音がきれいで、かつ正確なタイミングです。ここまでのクオリティーで、ここまで踏めるというのは相当のレベルと言えるでしょう。さすがです。
私が録音しようものなら、出来るかどうか自体かなり怪しいです。修練不足と言われたら反論のしようもないですが、私ではこうはいかないですね。もっと簡単なパターンであっても、いざ録音しようと思ったらかなりのクオリティーを求められてしまいますから。
ただ、この曲の録音はエレドラやトリガーを使っているんでしょうかね?
スネアやタムの音もきれいですし、流れるようなコンビネーションにしてもしっかり聞き取れるので、生ドラムでこれほどきれいに録音できるものなのかと疑ってしまいます。ツーバスに限らず、ドラムの各楽器全てが正確無比な音になっていますから。
まあ、これほどのテクニックなら、正直どっちでもいいですかね。
どっちを叩いてもここまでできたら、さぞかし楽しいでしょう。
まったく、おかげで久々に胸が高鳴る思いになりました。