ツーバスでダブルを踏む時は音符の長さを意識する
ツーバスを使えば速いテンポでも簡単にダブルを入れることができます。それが最大の利点ですが、踏む時は音符の長さを意識する必要があります。
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簡単に踏めるがために音同士が詰まりやすくなる
ツーバスでダブルを踏む時は、右左(場合によっては左右)と踏みます。片方だけで踏むわけではないので、その間を限りなく狭めることができます。同時に踏むことだってできるぐらいです。
つまり、速いテンポでも簡単にダブルが踏めるわけです。それが最大の利点ですが、場合によってはそれが致命傷にもなります。
2つ打ちを両足で踏む場合はしっかりと音符の長さ、タイミングに気を付けないとおかしなことになってしまいます。自分では16分音符の2発を踏んでいると思っていても、客観的に聞くと32分音符の2発やフラムみたいなタイミングになっている恐れがあります。
両足を使えば、ある程度速いテンポであっても32分の2つ打ちすら演奏可能になる。しかし、それが逆に仇となり、16分のつもりが気付かず32分になっているというわけです。
ワンバスよりも楽で速く踏めるからといって、無意識に使うとこういった事態を招くことになります。
ダブルの失敗談
実際私は経験済みで、テンポ145の曲を録音した時にそれが起こりました。自分では16分の2発を踏んでいたつもりが、後々聞くと32分の2発に聞こえたり、ひどい時はフラム状態でした。
幸いなのが、その録音というのがバンドの1発録音だったことです。1発録音とはスタジオなどでマイクを1、2本置いて、せーので録音することをいいます。手軽に録音できるので、デモテープや客観的な試聴材料にできるのが特徴です。
ちょっとした確認程度の録音だったのでことなきを得たのですが、これが本番だったらどうなっていたことか。私にとっては衝撃の出来事でした。
しかし、私にとって1番の悲劇はその後からでした。なんとその状態が自分のクセとして体に染み付いていたのです。この場合のクセというのは本当にしつこくて、直すのに半年をかけました(泣)
良くも悪くも早めに気付いてよかったと思っています。もし、気が付かず本番を迎えていたらと思うと、ゾッとします。
あなたがそうならないよう、ここで深く言っておきます。