リズム&ドラム・マガジン直伝 「響」
ハードウェアの知識を完全網羅
リズムリズム&ドラム・マガジン直伝シリーズの第3弾。ハードウェアの知識を完全網羅した至高のハードウェア本。シンバルやペダルを試奏しての感想、スネアのチューニング、ドラムメンテナンス、さらにメーカー工場内まで紹介。試奏楽器の数は数百を超え、なおかつ『聞く』もできる事に驚愕です。
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内容
- ページ:173
- 付録 :CD2枚
- 出版社:リットーミュージック
- 発売日:2005/3/17
- 【第1章】これぞ最強!“響”にこだわる! ~ハードウェア徹底解剖~
- ハイハット・シンバル“音”絵巻
- スネア・チューニング必勝法
- ライド・シンバル“音”絵巻
- 新案!重ねシンバル
- 超決定版!!フット・ペダル完璧踏み比べ!
- 『奏でる』ためのドラム・メンテナンス
- 【第2章】ドラマー垂涎!あの名器の製造現場を見学!ドラム9メーカー探訪
- Pearl Masterworks
- The Challenging Spirit of TAMA
- ヤマハ アコースティック・ドラムス
- Ludwig,That's ALL.
- カノウプスの挑戦
- 北野製作所-KITANO-のすべて
- honesty,Paiste
- SABIAN Cymbals
- 380th Anniversary Zildjian
体験談
【第1章】これぞ最強!“響”にこだわる!
~ハードウェア徹底解剖~
ハイハット・シンバル“音”絵巻
ライド・シンバル“音”絵巻
正直第1章はどこをとってもためになると思いますが、特に私が買うと決めた時の決め手がこの項目です。紹介されているハイハット、ライド、重ねシンバルの音を実際に聞く事ができます。シンバルの音で印象がガラリと変わるので、自分好みを見つけるという意味ではすごく役に立つと思います。
スネア・チューニング必勝法
人によって好みの音はバラバラですが、基本的なチューニングの仕方はほとんど変わりません。基本的なことから、タイトやデッド、温かみのある音といったどういう音にしたいかなどの状況別でのやりかたも紹介されています。1つのスネアだけでなく、いくつかのスネアを使っているのもポイントの1つ。
スネアのチューニングなんてドラマーなら知っておかなければならないといえる重要事項の1つです。どうせならプロチューナーのチューニング方法を知っておいた方が役に立つのではないでしょうか。
新案!重ねシンバル
この項目は若干マニアックなのが多いです。使われているシンバルもこれまたマニアック。欲を言えばもう少しスタンダードなシンバルでスタンダードな重ね方をした音が聞いてみたかったです。
それをふまえた上で「こんなやり方もある」というマニアックぶりを発揮してほしかったですね。誰でもある程度出来る範囲がほしかった。『新案』だからしょうがないといえばそれまでですが。
超決定版!!フット・ペダル完璧踏み比べ!
どれを買ったらいいのかという悩みではシンバルやスネアなどよりもむしろペダルの方が多いと思います。最初はペダルやスティックなどで特に迷うと思いますが、スティックは価格が安いので合わなかったとしてもまだ大丈夫ですが、ペダルはさすがに簡単に変えることは難しいです。
一生物になるかもしれませんし、そういった意味ではいろいろなメーカーのペダルの試奏レポートについてはいい参考材料になります。ちなみに私はパールのエリミネーターを使用しています。
『奏でる』ためのドラム・メンテナンス
ペダル試奏レポートの延長上としてメンテナンス方法があります。機材を買った後は使うだけ使ってそのまま放置、では意味がありません。せっかく買った機材も手入れをちゃんとしないとすぐにガタが来てしまうので気が抜けません。どんな機材も大切に使うからこそ最大限に応えてくれるんです。この項目は大事に使うことを心がけるいい手本になると思います。
【第2章】ドラマー垂涎!あの名器の製造現場を見学!ドラム9メーカー探訪
食べ物や商品の製造過程を取材したテレビ番組を誰でも1度は見たことがあると思います。人によっては小・中学校での社会化見学などで工場に見学に行った人もいるかと思いますが、ここでの項目はまさにその工場内の製造過程が載っています。
ドラムでは有名なメーカーをそれぞれピックアップしていて、そのメーカーを愛用している有名ドラマーのインタビューも載っています。私が個人的に気になったのがパールとキタノの記事です。
私はセット本体やスネアといった太鼓部分は1番パールが好きで、ペダルもパールのエリミネーターを使用しています。ただ、ビーターに関してはパールではなくキタノのビーターを愛用しています。キタノのビーターはヘッドの形が特徴的で、どうしてそういう形になっているのかの理由もしっかり載っています。キタノはページ数が少なかったんですが、それでも知りたいことが知れてなかなか面白かったです。
CDあっての教則本
この本1冊作るのにどれほどの手間と時間を費やしなければならなかったのだろうといえるほど濃い内容です。ハイハットとライドの音を各メーカーごとに録音する作業だけでも気が遠くなります。ほとんどの教則本はもちろん本気で作られていると思いますが、この本はその中でもさらに本気で作られているのではないでしょうか。
正直な話、私がこの本を買うと決めたのはほんの数秒の間です。最初のハイハット・シンバル音絵巻をみて、それぞれのハイハットの音を比較できると思った瞬間に買うのを決意しました。まさかまさかの聞き比べが可能。ハイハットだけでなくライドにマニアックな重ねシンバルまで紹介されています。面白すぎるだろうと言葉を漏らしたのを覚えています。
ただ惜しいのは、どうせならクラッシュやチャイナ、スプラッシュといった全てのシンバルの音を徹底調査してほしかったです。それをしていたなら最高の1冊になっていたと思います。聞き比べてみたかった、まあ、それはさすがに求め過ぎですかね。
機材関係本としては最適
シンバルの音付きでのカタログ化、いろいろなメーカーのペダルの試奏レポート、各パーツ別のメンテナンス方法、各メーカーの製造工程、どれをとっても楽しめる内容です。特にこれから機材を買おうと思っている人には見てほしいと思う内容がぎっしり詰まっています。
楽器や機材を見るなら近くの楽器店で出来るかもしれませんが、製造過程までとなるとなかなか難しいです。工場に見学にとまではちょっとというのならこの本を見るのもいいと思います。
まあ、今は全然機材に興味ないよというのであれば率先して見る必要はありませんが、ドラムを続けるならいずれ必要になる事ばかりなので、将来的にはきちんと勉強しておいた方がいいと思いますよ。
ただ、なぜでしょうかね?ドラムのカタログもそうなんですが、セットやペダル、シンバルといった金物の写真を眺めていると妙にテンションが上がります。まあ、興味があるものだからだと思いますが、はたから見たらちょっとあぶないかも…。
- ページ:173
- 付録 :CD2枚
- 出版社:リットーミュージック
- 発売日:2005/3/17
直伝シリーズ
ドラマガ直伝シリーズは『技』『巧』『響』があります。どれもいい教則本なのでシリーズを全て持っておくことをおすすめします。もちろん私は全部持っています。
ドラムを始めて間もない、フィルインの幅に限界を感じている、何を叩いたらいいかわからない人のための1冊。フットワークやペダルの知識、座り方、バスの踏み方、奏法の種類とその音の鳴り方、どんなジャンルでも対応したフィルインが400種類、様々なエクササイズや練習法がこれでもかと言わんばかりに掲載
テクニック不足や独学に限界を感じている、さらに上を目指す人、周りに差をつけたい人に最適!斬新なアイデアで大好評を得た『リズム&ドラム・マガジン直伝 技』の続編。『技』で収録しきれなかったドラマガの過去の記事を集めて作成。写真を加えた丁寧な解説やテクニック・理論を徹底的に網羅しています
リズム&ドラム・マガジン直伝シリーズの第3弾!ハードウェアの知識を完全網羅した至高のハードウェア本!シンバルやペダルを試奏しての感想、スネアのチューニング、ドラムメンテナンス、さらにメーカー工場内まで紹介!試奏楽器の数は数百を超え、なおかつ『聞く』もできる事に驚愕です