本物のドラムセットで練習する
本物のドラムとトレーニングパッドとでは叩いた時の感触が全然違います。トレーニングパッドで慣れてしまうと本物を叩いた時のギャップが大きくなります。本物を叩いたことがない人で、特にトレーニングパッドに費やした時間が大きければ大きいほど、戸惑いも大きくなるでしょう。
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本物と練習台のギャップ
本物を叩かないとわからないことが沢山あります。私自身、練習台での練習が長かったので、本物を叩いた時のギャップにはかなり驚かされました。
セッティング
セッティングで1番ギャップがあったのがスネアです。私が使っていたパッドは10インチなのに対し、本物は14インチあって、手前にグッと近づくのでその距離感に戸惑いました。
奥へ離そうにもバスドラがあるので限界がありますし、それでも離そうとすると若干左奥にそれるので、その分ヒットポイントがずれたりします。イスを後ろに下げると足の位置や膝の角度が変わってやりにくくなりますし、丁度良い距離感を見つけるのには時間を要しました。
スネアとの距離が変わるとそれ以外の楽器も変わらざるをえないので、全ての楽器のセッティングを調整して慣れるまで結構かかりましたね。スタジオに入っても、自分に合うセッティングを試行錯誤するだけで終わってしまう、なんてよくありました。
叩き方
叩き方で1番ギャップがあったのはシンバル系です。叩き方で音色が変わるシンバルは表現力が重要です。練習台のシンバル系は全てプラスチック製だったので、表現するのはまず不可能です。
ハイハットはオープンの時の「チー!」というシャープな音を出す練習をよくしました。どこを叩けばより良い音がするのか、どれくらい足を上げればいいのか、いろいろ試行錯誤しました。
クラッシュシンバルは思いきり叩き過ぎるとかえってうるさくなるので、力の入れ具合を工夫したり、ライドシンバルのカップを叩く時は角度に気をつけたりと、シンバルは今でも気を使って叩くようにしています。
本物を叩く回数を増やす
どれをとっても修正するのにかなり手間取りました。最初から本物ならともかく、触る機会がない人はそのギャップを放置しないでください。
週に1回は本物のドラムセットを叩いてください。可能であれば、もっと回数を増やす努力をした方がいいですね。スタジオに入ればドラムが叩けます。早いうちから本物に触れておくと遠回りしないで済みますよ。