Musible

ドラム・ツーバス練習法、音楽活動、音楽で収入を得るためのWEBサイトの活用法を解説

少し変わった変化形パターン

少し変わった変化形パターン

いつもとはちょっと違うからこそ難しい。慣れたパターンやいつもの叩き方が染みついている場合は、特にちょっとした違いに四苦八苦してしまうものです。たとえそこまで難しくないパターンだったとしても。

慣れや手癖はいざという時、動かすためのいい手助けになってくれますが、たまには趣向を変えてみるのも、上手くなるためには必要なことなのかもしれません。弱点克服とまでは言いませんが、普段と違うということで広がる幅もあるのではないでしょうか。そのちょっとした違いを見ていこうかと思います。

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

リンクや画像に広告が含まれている場合があることを予めご了承ください。

スポンサーリンク

譜面と動画

譜面

  1. テンポ144
  2. スネアの位置
  3. 1拍目のバス4発
  4. テクニックではなくクオリティー

テンポ144

中途半端な値ですが、参考にした曲(ページ下部参照)をドクタービート DB-30という私が使っているクリックで計測した時に1番近かった数字が144だったからです。それに合わせて録音もしましたが、そこまで気にする必要はないです。145でもいいですし、出来る出来ないに応じてテンポを変えても問題ありません。

スネアの位置

パッと見た感じオーソドックスなパターンなので、すんなりできるかなと思ってしまいがちですが、意外につまりやすいです。その原因としてスネアの位置があげられます。バックビート(2・4拍)でもなければ、オモテ打ちでもありません。普段あまり聞かない形になっているので気をつけましょう。

手は変形パターンで、足にも休符が入っています。足だけなら別段珍しくない形ですが、スネアの位置が違うだけでまた違った雰囲気になります。

いつもとはちょっと違うけど、そんなにすごい違いがないからこそ、気がつかないうちに間違って叩いてしまいます。3小節同じことの繰り返しのせいか、手のパターンにつられて一瞬『あれっ?』と録音の時に思うことがありました。楽譜はしっかり頭の中に入れておいて下さい。

1拍目のバス4発

4発の後すぐ休符がきます。こういった4発が単独で来る場合は特に最後の1発をしっかり踏むよう心がけて下さい。最後になる度に弱くなりがちです。もちろん、ハシってしまうのもダメです。タイミングをキープしながら、しっかり踏んで4発を表現しましょう。

テクニックではなくクオリティー

『普段とちょっとだけ違う』という点を除けばそこまで複雑なパターンではないので、技術的にはそう難しくはないでしょう。このパターンはテクニックというより、音の表現や安定感といったクオリティーに着目して練習して下さい。

  • スネアの音の安定
  • バスのタイミング
  • 左右のバスの音量差

などなど、今1度、振り返ってみて下さい。目指すはレコーディングクオリティー。録音しても自分が十分納得できるだけのクオリティーを目指して下さい。ちなみに、ハイハットは8分刻みでもかまいません。少し違ったニュアンスになるので、それも面白いかと思います。

Spirit Never Die -スピリット・ネヴァー・ダイ-

マスタープランというバンドにマスタープランというアルバムがあります。その中に『スピリット・ネヴァー・ダイ』という曲があって、それに今回のパターンが使われています。

曲の雰囲気が好きで、Aメロで出てくるこのフレーズも面白いのでついつい練習してしまいます。中盤には変拍子もあり、ドラマーとしてのちょっとした見せ場もあるので、なかなかやりがいのある曲です。

ドラマーはウリ・カッシュという人なんですが、私が尊敬する人でもあり、曲やフレーズに対してのアプローチセンスが抜群のツーバスドラマーです。彼が参加しているアルバムを何枚も持っていますが、そのテクニックはさすがです。いい教材になるので参考にしてみてはいかがでしょう。

スポンサーリンク
6連符を応用した難関パターン6連符を応用した難関パターン
足がつまりそうな中抜き3連のハネパターン足がつまりそうな中抜き3連のハネパターン