ツーバスの6連符で効果的にインパクトを与える
6連符を使ったパターンは聞く人にインパクトを与えます。1拍の中に16分音符で4発入れる所を、6連符で6発入れることで、その効果はかなり高いものに変わります。
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聞く人にインパクトを与える6連符
6連符は聞いた時のインパクトが強いので記憶にも残りやすく、仮にどの曲で使われているのか聞かれた場合もすぐにいくつか挙げられるほどです。ツーバスでは良く聞くやり方なので、その効果のほどは言わずもがなでしょう。
いくつか動画があるので、どれほどなのか確認してみてください。
6連符を使ったテクニカルなツーバスパターン
6連符を応用した難関パターン
6連符を入れるのは聞かせるための重要な手段
1拍目に入れる
定番の使い方になるのが、このやり方です。1拍目に6連符を入れて、2拍目以降は適当にバスを入れます。小節内でも1番強調される1拍目にドン!と持ってくることで、インパクトを強めています。1度くらいはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
4拍目に入れる
4拍目にズバッと入れたり、ちょっとした落とし所で使うのが、このやり方です。個人的にはすごく好きなやり方の1つで、上手に使っているとかなりグッときますね。
演奏の際は次のアタマを合わせることに注意してください。6連符の次に来るアタマをしっかり合わせることで、フレーズが引き締まります。ビシッと合わせるから効果的であって、ここが定まらないとリズムにヨレが生じてしまうので、きっちり合わせましょう。
譜面例はハーフタイムになっていますが、この場合は雰囲気を考えることも大事です。ハーフタイムだからといって、入れ過ぎてしまっては雰囲気を壊しかねません。
アップテンポの曲中で、狙ってハーフタイムにする場合には有効ですが、最初からゆったりした流れの曲の中では、いくら入れられるからといって考えなしに入れると曲の雰囲気を壊してしまいます。曲調をしっかり考えて、使い所を見極めましょう。
次の動画の4分24秒あたりに似たようなフレーズが出てきます。
1・3拍目に入れる
普通に聞くやり方ですね。2拍分の繰り返しなので、同じ流れになるよう演奏するのがポイントになります。6連符だけに集中するのではなく、1小節という単位を意識して、その流れを大事にしましょう。ちなみに先ほど『4拍目の例』で紹介した動画の4分49秒あたりに、この譜面が演奏されています。
2・4拍目に入れる
2・4拍目はあまり聞かない形ではありますが、裏を返せばやっている人が少ないとも言えます。まあ、私が知らないだけかもしれませんし、元々入れにくい場所だから難しいのかもしれません。
しかし、こういう変則的な使い方も、やり方次第で良くなると思います。上手く聞かせられると強みになりますね。メロディーや他の楽器との兼ね合いもあり、結構センスが問われる部分ではありますが、だからこそ上手く入れられれば抜きんでるのかなと、個人的に思います。
フィルインの代わり
1小節だけ入れるやり方です。フィルインの代わりにツーバスを使うのは、別段変わったやり方というわけではありません。16分音符で3小節を連打した後の4小節目は6連で埋めるなど、変化を付けるという意味で効果的です。テンポによって難易度が格段に上がってしまいますが、130・140ぐらいまでいけば良い武器になります。
特殊なやり方
手足のコンビネーションを活用してリズム的に聞かせるやり方もあります。フィルインの要素も含んでいるので特殊なケースと言えます。あまり耳にする機会は無いかもしれませんが、こういうやり方もあるというのを知っておけば、いずれ何かしらの役に立つかもしれないので、紹介しておこうと思います。
番外
1拍につき6発という定義の中では少々意味合いが異なりますが、6連符という括りで外せないのが半拍3連です。先にあげた『特殊なやり方』の中で、6連符を4対2ではなく、3対3にするのもありです。その場合は半拍3連として使うことになるので、外すことができない単位と言えます。
人によってはこの形が1番馴染み深いかもしれません。むしろ、ツーバスで聞いたり使ったりする1番の代表は、案外これなのかもしれませんね。
注意しておきたいこと
勢い任せにならないこと
6連符で特に顕著に出やすいのが、勢いで演奏することです。勢いも時には大事ですが、しっかりコントロールしてこそ、6連符は武器となります。できるかどうかわからない状態で繰り出すツーバスほどあてにならないものはないので、そうならないよう狙って出せるようになりましょう。
音符をしっかり表現する
音符がぎっしり詰まってくると、何をしているのか分からなくなります。6連符は特に『演奏している』ことが分かりづらく、また聞きとりづらい音符でもあります。手足のコンビネーションで6連符を演奏するならまだしも、バスだけではしっかり6連符になっているのか怪しくなる時があります。
聞かせるためにはしっかり表現しなければなりません。つまり、何をしているのか『分からない6連符』ではなく、しっかり叩いて表現することで『分かる6連符』にするということです。
狙って入れたのに聞き取りづらくなっては元も子もないので、しっかり表現できるようにしておきましょう。
聞く人がいるからこそ本領が発揮されます。
自分だけが分かったところで、あまり意味はありません。自分は普段の練習で嫌というほど分かっているはずです。そうではなく、それを見てくれる人・聞いてくれる人に、しっかり届けてこそ本当の価値になります。常に聞いてくれる人を意識して叩くように心がけましょう。
自分の株を上げてくれる味方
その速さから扱いづらいイメージがある6連符も、使いようによっては自分の株を上げてくれる良い味方になってくれます。苦手意識もあるかもしれませんが、それを克服して積極的に使っていきたいものです。難しい形をマスターしろとは言いませんが、せめて1拍に突っ込めるぐらいにはなっておいた方が良いですね。